ロンドンで一番高いビル、ザシャード (The Shard) は、ロンドンにあるたくさんの個性的な形の建物の中でも最も目立つ、カッコいいおしゃれな高層ビルです。縦長のピラミッドの形をしているザシャードのビルには、ザ・シャード展望台 (The View from The Shard) があり、360度ロンドンの絶景を楽しめます。2012年に完成したザ・シャードは、実はイギリスだけでなく、ユーロ圏で最も高い建物であり、その上層階にあるザシャード展望台には、特にお天気のいい日の夕方から夜にかけては、たくさんの人がやってきていて、美しいロンドンの夕焼けと夜景を楽しむことができる、ロンドン観光の大人気スポットとなっています。
ザ・シャード (The Shard) があるのは、ロンドンの中心部、テムズ川の南側のサザーク (Southwalk) にあるターミナル駅、ロンドンブリッジです。入口は、イギリスでは1階と表示される、2階にあります。
2012年に完成し、2013年にオープンした、ザ・シャード (The Shard) は、高さ309.7メートルで、イギリスで最も高い建物です。展望フロアの最上階は、高さ244メートルに達します。ビルには、ザ・シャードの展望台「ザ・ビュー・フロム・ザ・シャード」(The View from The Shard) の他、コンド、ホテル、レストランやバー、オフィスなどが入っています。
展望台には、エレベーターで向かいます。途中、一度エレベーターを乗り換え、展望フロアの入口の68階に到着。建物は、近年、人気のあるガラスがふんだんに使用されたシンプルで機能的なデザインです。パリの ポンピドゥー・センター や、ニューヨークの ホイットニー美術館 を手掛けたことでも知られる著名イタリア人建築家、レンゾ・ピアノ (Renzo Piano) によるデザインです。
展望フロアは、屋内の69階、一部屋外となる 72階の2フロアにあり、その間は階段で移動します。二つの展望フロアには、どちらもバーが用意されていて、ドリンクが楽しめます。
完全に屋外ではありませんが、屋外からの空気が入り、気持ちがいいのが、やはり展望フロアの上階、72階です。蛇行するテムズ川が遠くまで見渡せます。奥に見える高層ビル群があるのが、カナリーワーフ (Canary Wharf) です。
1894年に完成したロンドンの歴史ある橋、タワーブリッジが良く見えます。現在でも、大きな船が通る時には、橋の開閉が行われ、橋が上がります。今回の短い旅の間にちょうどこの橋が上がるのを見ることができましたが、まさか上がると思っていなかったので、驚きました。
こんなお花がいっぱいの可愛いインスタスポットも用意されていました。ロマンチックな写真が撮れるので、カップルたちにも大人気です。
72階は、部分的に屋外になっているので、気持ちのいい風が入り込んできます。
上を見上げてみると、角度によっては、こんな風に完全にオープンになっています。寒い季節に訪れる場合は、暖かい格好が必要かも。ロンドンで一番高い高層ビルの展望台なので、結構な風が吹きます。
ドリンクを片手に夕日を楽しみたい、という人もいっぱいです。
そして、いよいよ日の入りの時間です。ロンドンの日の入りの時間は、こちら でチェックできます。ロンドンのシンボルの一つとなっている大観覧車、ロンドンアイの方向に夕日は沈んで行きます。
屋外といっても、視界の範囲は、完全にガラスで囲まれているので、光が反射しないように撮影するには、少し工夫が要ります。テムズ川沿いの面白い形状の高層ビルは、昨年完成した複合ビル、One Blackfriars です。
テムズ川のある北側の景色。正面のビルは、20 Fenchurch Street で、こちらには、予約制ですが、無料の展望台、スカイガーデン (Sky Garden) があります。こうしてみると、やはり、ザシャードの展望台はかなり高いところにあります。ザシャードのビルの外側は、緩やかにカーブしたスチールで支えられています。
テムズ川の北岸には、セントポール大聖堂が見えます。セントポール大聖堂の対岸の工場のような建物が、ロンドンの国立近現代美術館のテートモダン(Tate Modern) です。色々とロンドンの街を観光してから展望台にやってくると、実際に訪れたところを思いだしながら景色を楽しむことができて、より楽しめます。
バーには、ドリンクの他、クロワッサンなどの軽食もあります。
そして、次第に暗くなってきて、街も段々とライトアップされていきます。ロンドンアイも、夜は、美しくライトアップされます。
ザシャードがあるのは、ロンドンの巨大ターミナル駅の一つ、ロンドンブリッジ駅の上。見下ろしてみると美しくライトアップされている線路も見えます。
さらに左に目を向けるとタワーブリッジもライトアップされています。
屋外となっている上を見上げてみるとザシャードもライトアップされています。
ザシャードの展望台の景色のベストスポットは、やはりテムズ川が見られるこの位置です。テムズ川沿い東側の美しいビュー。
こちらは、北側。すぐ下に見えるのが、童謡の「ロンドン橋が落ちる」で有名なロンドンブリッジです。歴史的に有名な橋ですが、現在のものは、20世紀後半に造られたものなので、趣はありません。
そして、最もカラフルだったのが、テムズ川の西側のビューです。ロンドン・アイなどのカラフルなライトアップが見られます。
ザシャードの展望台観光が終わった後は、1階に戻ってきて、チケット売場の近くのお土産屋さんをぶらぶらと見て回ります。ザシャードの建物のオブジェのお土産もありました。
グラウンドフロアには、ホテルやレストランのエントランスがあります。
ザシャード (The Shard) は、美しい夕焼けや夜景が楽しめるロンドンのおすすめ展望スポットです。
ロンドン一高い、ユーロ圏でも一番高い高層ビルである、ザシャード (The Shard) ですが、どうやって建てられているのか、こちらで、ザシャードのエンジニアリングについて紹介されています。
ザシャード (The Shard)
The View from The Shard
32 London Bridge St, London SE1 9SG, UK 地図
窓口入場料: 大人 £32 子供 £25
ロンドンパス の利用もおすすめです。
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ロンドンの旅はこんな感じでした。