久しぶりの晴天の気持ちのいい日に、タイムズスクエアを通りかかってみたら、あっちもこっちもすごい人だかりで、いよいよ夏の旅行シーズン到来を感じさせる大賑わいぶりでした。ニューヨークでは、現在、ワールドサイエンスフェスティバルが開催中で、様々な場所で科学に関するイベントが行われています。その会場の一つとなっているのが、タイムズスクエアで、”SCIENCE IN THE SQUARE” と題された、地球温暖化をテーマにしたイベントが開催されています。アクティビティやアートの展示などが行われていて、たくさんの人が参加していました。
毎月絶好調の売り上げをあげているニューヨークのブロードウェイですが、タイムズスクエアのディスカウントチケット売り場も大行列で大変な人ごみでした。
いつ訪れても賑やかな広告でいっぱいのタイムズスクエアです。
以前は、エンターテイナー達で 大混乱状態 でしたが、ゾーン制 のおかげで、ゆったりしたスペースもできました。ニューヨークの老舗の本屋さんで、旅行者にも人気のある ストランドブックストア も見かけました。最近、ポップアップショップでもよく見かけます。
エンターテイナー達の活動エリアは、基本的には、緑のゾーン内 のみとなっています。そんな経緯のせいか、以前と比べて、エンターテイナーの数が減っている気もします。
そして、現在、最もたくさんの人が集まっていたのが、こちら。ニューヨークで5月30日から6月4日まで開催されている World Science Festival のイベント、 “SCIENCE IN THE SQUARE”で、地球温暖化など気候変動について、広く知ってもらうことを目的としています。
こちらのアクティビティは、みんなでダンスを踊ることにより、どれだけのエネルギーを生み出すことができるのかを知ることができる、”Sustainable Dance Floor” です。朝7時から深夜12時までの間、試してみることができます。
この他、朝10時から夕方6時まで、エネルギーをテーマにした様々なイベントが行われています。
小さく見えますが、奥に見える巨大な水槽が設置されています。
Holoscenes と題された、気候変動による水面上昇をテーマとした作品で、6月1日から3日の夕方6時から11時の間にパフォーマンスが行われるようです。
今日、トランプ大統領は、気候変動に関するパリ協定 (Paris Accord) から離脱することを表明しました。ホワイトハウスの様々な問題から人々の注意を逸らすためにも、ファン層にアピールし、他に注目を集める大きなニュースが必要なのは分かりますが、国際社会における、アメリカの世界のリーダーとしての立場、信頼性に影響を与えるのは間違いないと思います。科学を取り入れて産業の発展に前向きに取り組み、合理性や実用性を重んじ、大きく成長を遂げ、世界のリーダーとして立場を築いてきたアメリカでしたが、残念な転換点となるかもしれません。
大統領の評議会に参加していた イーロンマスクさん もこんなツイートをしています。
Am departing presidential councils. Climate change is real. Leaving Paris is not good for America or the world.
— Elon Musk (@elonmusk) June 1, 2017
タイムズスクエアには、以前、クーパーヒューイットデザイン美術館 でも見かけたことがある、コマのようなユニークな椅子も登場しています。
Thomas Heatherwick さんの Spun という椅子で、くるくるゆらゆら、みんな楽しそうに座って遊んでいます。思わずはまってしまう楽しいデザイン椅子です。
この Spun は、遊び心のあるアーティスティックなインテリアということで、様々なミュージアムで展示されたりして大人気となっているようです。
こちらでは、Spun の他にも、Thomas Heatherwick さんのクリエイティブな作品が紹介されています。お~っと感動して、思わず癖になってしまいそうな、おしゃれなクリエイティブなインテリアグッズです。
タイムズスクエアにある、ブロードウェイの当日券のディスカウントを購入することができる チケッツ (tkts) もこんな様子で、すごい大行列となっていました。
タイムズスクエアのチケッツ (tkts) は大混雑していますが、ダウンタウンのシーポートの支店なら結構空いています。
先日、タイムズスクエアから出発するブロードウェイツアーに参加しました。
最新のブロードウェイ情報と合わせて、並ばずにディスカウントチケットを入手できるお勧めの方法も教えてもらいました。こちらの記事もどうぞ。