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NYでトールキン特別展 ロードオブザリング原作者のファンタジーの世界 モルガンライブラリーで開催中!

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ニューヨークのミッドタウンにあるモルガンライブラリーでは、超大ヒット映画『ロードオブザリング』(Lord of the Rings) の原作である『指輪物語』や『ホビット』など20世紀のファンタジー文学の大作を生み出したイギリス人作家、J.R.R. トールキン (J.R.R. Tolkien) の特別展、”Tolkien: Maker of Middle-earth” が開催されています。トールキンが描いた美しいイラストの数々や地図、人気作品の下書きなどの展示を通して、トールキンのファンタジーの世界を一目見ようと今ニューヨークで人気のイベントとなっています。

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ニューヨークのモルガンライブラリーで、2019年1月25日から開催されているのが、J.R.R. トールキンの特別展、“Tolkien: Maker of Middle-earth” です。トールキン (John Ronald Reuel Tolkien) は、指輪物語 (Lord of the Rings) や、ホビット (The Hobbit) で有名なファンタジー文学の作家ですが、言語学等、言葉やその歴史などの研究者でもあり、オックスフォード大学の教授をしていました。ファンタジー文学のフィクションの世界だけでなく、独自の言語を作ってみたりと、現実世界でも別世界を生きていた人物だったようです。
昨年、イギリスのオックスフォード大学で開催されていた展示が、現在は、ニューヨークのモルガンライブラリーにやって来ています。トールキンの人物像が伝わってくる家族写真など実生活の写真から、美しいファンタジーの世界のイラスト画、手書きの地図、それぞれの作品の下書きなど様々な遺品が展示されています。

こちらは、トールキンが、1937年に描いた水彩画。The Hobbit のシーンを描いたもので、物語への想像が膨らみます。トールキンの他、エルマーの冒険 (My father’s Dragon) の Ruth Stiles Gannett などもそうですが、昔のファンタジー小説家は、ストーリーだけでなく、イラストや、想像上の地図、本のカバーなど全体をプロデュースし、独特の世界観を表現し作品にしている所がとても魅力的です。

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(Bilbo comes to the Huts of the Raft-elves,1937 – Morgan Library)

グッゲンハイム美術館で、現在行われている Hilma af Klint さんの特別展で見かけたような作品もありました。今から100年前、こんな雰囲気の神秘的な雰囲気のアートが流行っていたのかもしれません。”The Father Christmas Letters” という物語のイラストで、幻想的なオーロラの下には、サンタクロースも登場しています。

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(The aurora borealis, 1926 – Morgan Library)

展示会場は、写真撮影禁止となっていますが、こちらの映像で、今回の特別展について詳しく紹介されているのでご覧頂けます。

モルガンライブラリーでのトールキンの特別展は、2019年5月12日までの開催となっています。トールキンと言えば今まさに時の人で、トールキンの映画が現在製作中です。2019年5月10日に公開予定で、先日、新しい予告編が公開されました。

また、2001年から2003年にかけて、3部作で、大ヒット映画となった、あの『ロードオブザリング』を、今度はテレビシリーズとして制作されることになりました。制作者は、アマゾンで、制作はすでにスタートしており、盛り上がってきています。
アマゾンは、2017年、なんと$250 million でロードオブザリングのテレビシリーズ製作権を手に入れ話題になりました。今後、この『ロードオブザリング』のテレビシリーズ版は、最低でも5シーズンの連続ものとなります。”The Fellowship of the Ring” の時代、Third Age 以前、3441年間続いたという Second Age が舞台となるようです。

そんな今注目の『ロードオブザリング』の生みの親であるトールキンの世界観が伝わってくる特別展は、ロードオブザリングや、ファンタジー文学のファンにおすすめの展示となっています。

この他、モルガンライブラリーでは、“Invention and Design: Early Italian Drawings at the Morgan” というルネサンス期を中心とするイタリアのデッサン作品の展示も行われています。モルガンライブラリーは、膨大な数のデッサンのコレクションを所有していますが、今回の展示は、イタリアルネサンス期前後をテーマとしたもので、ダヴィンチやラファエルら著名アーティストの作品も展示されています。

こちらは、ボッティチェッリ (Botticelli) の馬と人が織り成す迫力ある作品です。人物や動物を描いた作品が数多く展示されており、古典ヨーロッパアート好きの人は、一緒に覗いてみるのもおすすめです。

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モルガンライブラリーは、現在でも金融機関にその名を残している20世紀初頭の著名な銀行家、J.P. モルガンさんの邸宅だった建物で、豪華な図書館や書斎も見どころです。

美しく豪華なモルガン・ライブラリーでの優雅なひと時

NYでトールキン特別展 ロードオブザリング原作者のファンタジーの世界 モルガンライブラリーで開催中! was last modified: 3月 12th, 2019 by mikissh