ニューヨークのミートパッキングディストリクト (Meat Packing District) に、カラフルなステンドグラスの家が登場しています。ブルックリンですっかりお馴染みになっているニューヨークで有名なガラスの家のアートです。ハイラインの最南端に当たる、ダウンタウンのミートパッキングディストリクトは、レンガ造りのウェアハウスや石畳の道が残されている、ニューヨークの歴史が感じられる趣がある場所で、ホイットニー美術館や、レストラン、ブティック店などが立ち並ぶ、おしゃれな楽しいエリアです。通りがかった人たちも思わず色鮮やかな美しいステンドグラスに引き寄せられ、中はどうなっているのかなと覗き込んでみたりして、人気の写真撮影スポットになっています。
ステンドグラスハウスは、ミートパッキングディストリクトの 9アヴェニューと Gansvoort Street の交差点にある、石畳の小さな広場、ガンズブールプラザ (Gansevoort Plaza) に登場しました。この一際目立っている、カラフルなステンドグラスの家は、ブルックリンで活動するアーティスト、Tom Fruin さんの作品、Bombora House です。様々な廃材を寄せ集め、制作された作品ですが、全体として美しくまとまっています。Bombora は、Tom Fruin さんの友人でオーストラリア出身のアーティストが名付けたそうで、サーファーがリスクを冒して挑戦したくなる、危険な巨大な波を意味するそうです。
ステンドグラスの家が、太陽に照らされ、影も彩り豊かになっています。思わず引き寄せられて、みんな笑顔で写真撮影を楽しんでいます。
大きなステンドグラスの家の周りには、3つ小さな家が2か所に可愛らしく飾られています。ステンドグラスハウスは、作品によっては中に入ることができるものもありますが、今回の作品は残念ながら中には入れません。
ステンドグラスに太陽が当たるとまだ違った色合いになります。夜は、イルミネーションで照らされて、美しく幻想的な雰囲気になります。
Bombora House は、2021年4月30日まで展示されているので、近くを通りかかったら、是非立ち寄ってみましょう。
広場の前には、おしゃれで居心地がいいインテリアショップ、RH New York があります。
ミートパッキングディストリクトには、ハイライン や ホイットニー美術館 もあります。
Tom Fruin さんの作品は、これまでもニューヨークをはじめ世界各地で飾られています。ブルックリンを拠点とするアーティストなので、これまで、ニューヨークでは、ダンボをはじめ、ブルックリンブリッジ周辺によく登場していました。
ブルックリンの エンパイアストアズ の入口前に登場していたこともありました。
ステンドグラスの家だけでなく、他にも、ニューヨークのタウンハウスの屋上などで見られる、貯水槽、ウォータータワー (Water Tower) をモチーフとした作品も良く知られています。Tom Fruin さんのステンドグラスの作品は、遠くからでも、あ!っと気づくような色合いが華やかな作品ばかりなので、是非見つけてみて下さい。