ニューヨークの感染者状況は、9月後半以降、ちょっと悪化してきています。アメリカの他州の状況も引き続きいい状況ではなく、ニューヨーク周辺3州では旅行者を対象に14日間の自己隔離を必須 とする、トラベルアドバイザリーは引き続き継続中です。現在最新情報のアップデートとなりますが、一番初めの7月初旬は、たった8州の隔離からのスタートだったのですが、徐々に増え、今週 10/27 からは、カリフォルニア州が加わり、39州を含む41地域が対象となっています。ニューヨークの空港へ到着時に、Traveler Health Form の提出も必要となっています。10/20 には、ニューヨーク州に隣接するニュージャージー州、コネチカット州、ペンシルバニア州などはルール上では、閾値を越え、どうなるか注目されていましたが、自己隔離の対象からは除外されています。10/27 には、同じくニューヨーク州に隣接するマサチューセッツ州も閾値を越えてしまいましたが、対象からは除外されています。
ニューヨーク州の旅行制限は、2020年11月4日からは、こちらの新ルールに移行します。
日本など海外からのニューヨーク旅行者についてはこちらです。
ニューヨーク州と、ニュージャージー州、コネチカット州の三州で合同で、アメリカ国内のコロナ流行中の州への対策として始められた、アメリカの他州からやってくる旅行者の14日間の隔離ルールは、メトリクスに基づいて対象州が決められています。
以下どちらかの条件を満たすと隔離の対象の州になります。
*感染者が、7日間平均で、住人10万人に対して10人以上
*検査陽性率が、7日間平均で、10%以上
対象となった州から、ニューヨークへ到着する際には、全員 Traveler Health Form の記入提出が必須となります。
飛行機で来る場合は、ニューヨークの空港到着時に提出。また、車や電車で来る場合は、オンラインで こちら から入力します。
規則を破った人は、2000ドルの罰金になります。
アメリカの他州からやってくる旅行者の14日間の隔離ルールの対象の州は、毎週火曜日にアップデートされています。
10/27 現在、カリフォルニア州が加わり、39州を含めた41地域となっています。ニューヨーク州とアップステートニューヨークで隣接するマサチューセッツ州は、メトリクス上では隔離対象となるレベルとなっていますが、隔離するのは現実的でないことから、対象からは除外され、他の隣接州と同様、不必要な旅行を避けるようにというアドバイスのみとなっています。
今までの経過は以下になります。
7/14 には、ミネソタ州、ニューメキシコ州、オハイオ州、ウィスコンシン州が加わり、デラウェア州が抜け 22州になりました。
7/21 には、アラスカ州、デラウェア州、インディアナ州、メリーランド州、ミズーリ州、モンタナ州、ノースダコタ州、ネブラスカ州、バージニア州、ワシントン州が新たに加わり、ミネソタ州が抜け 31州になりました。
7/28 には、新たに、イリノイ州、ケンタッキー州、ミネソタ州の3州と、特別区のワシントンDC、準州のプエルトリコが加わり、「34州 + ワシントンDC + プエルトリコ」の36の地域となりました。
8/4 には、ワシントンDCとデラウェア州が除外され、新たに、ロードアイランド州が加わり、34州を含めた35の地域となりました。
8/11 には、ロードアイランド州、オハイオ州、ニューメキシコ州、ワシントン州、アラスカ州が除外され、一方、ハワイ州と、サウスダコタ州、バージン諸島が加わり、31州を含めた33地域となりました。少しですが、減少に転じました。
8/18 には、デラウェア州、アラスカ州が再び加わり、33州を含めた35地域となり、微増しました。
8/25 には、アラスカ州、アリゾナ州、デラウェア州、メリーランド州、モンタナ州の5州が除外された一方、グアム加わり、28州を含めた31地域となり、減少に転じました。
9/1 には、アラスカ州とモンタナ州が再び加わり、30州を含めた33地域となっています。
9/8 には、デラウェア州、メリーランド州、オハイオ州、ウエストバージニア州の4州が加わり、プエルトリコとバージン諸島が除外され、34州を含めた35地域となりました。
9/15 には、カリフォルニア州、ハワイ州、メリーランド州、ミネソタ州、ネバダ州、オハイオ州の6州が除外され、プエルトリコが再び加わり、28州を含めた30地域となり、減少に転じました。
9/22 には、アリゾナ州、ミネソタ州、ネバダ州、ロードアイランド州、ワイオミング州の5州が再び加わり、33州を含めた35地域となり、再び増加に転じていました。
9/29 には、コロラド州が加わった一方、アリゾナ州とバージニア州が除外され、32州を含めた34地域となっています。
10/6 には、ニューメキシコ州が加わり、33州を含めた35地域となっています。
10/13 には、ミシガン州、バージニア州、オハイオ州が加わり、36州を含めた38地域となっています。
10/20 には、アリゾナ州、メアリーランド州の2州が加わり、38州を含めた40地域となっています。ニューヨーク州と共同で旅行制限を行っている、ニュージャージー州、コネチカット州、同じくアップステートニューヨークで隣接するペンシルバニア州は、メトリクス上では隔離対象となるレベルとなっていますが、通勤する人も多かったりと結び付きが強く、隔離するのは現実的でないことから、対象からは除外され、不必要な旅行を避けるようにというアドバイスのみとなっています。
現在最新のアメリカの14日間隔離対象の州は以下です。
・アラバマ州 (Alabama)
・アラスカ州 (Alaska)
・アリゾナ州 (Arizona)
・アーカンソー州 (Arkansas)
・カリフォルニア州 (California)
・コロラド州 (Colorado)
・デラウェア州 (Delaware)
・フロリダ州 (Florida)
・ジョージア州 (Georgia)
・グアム (Guam)
・アイオワ州 (Iowa)
・アイダホ州 (Idaho)
・イリノイ州 (Illinois)
・インディアナ州 (Indiana)
・カンザス州 (Kansas)
・ケンタッキー州 (Kentucky)
・ルイジアナ州 (Louisiana)
・メリーランド州 (Maryland)
・ミシガン州 (Michigan)
・ミネソタ州 (Minnesota)
・ミズーリ州 (Missouri)
・ミシシッピ州 (Mississippi)
・モンタナ州 (Montana)
・ネブラスカ州 (Nebraska)
・ネバダ州 (Nevada)
・ニューメキシコ州 (New Mexico)
・ノースカロライナ州 (North Carolina)
・ノースダコタ州 (North Dakota)
・オハイオ州 (Ohio)
・オクラホマ州 (Oklahoma)
・プエルトリコ (Puerto Rico)
・ロードアイランド州 (Rhode Island)
・サウスカロライナ州 (South Carolina)
・サウスダコタ州 (South Dakota)
・テネシー州 (Tennessee)
・テキサス州 (Texas)
・ユタ州 (Utah)
・バージニア州 (Virginia)
・ウエストバージニア州 (West Virginia)
・ウィスコンシン州 (Wisconsin)
・ワイオミング州 (Wyoming)
これらの対象州から来る旅行者だけでなく、これらの州へ行って帰ってきたニューヨーク周辺3州の在住者も14日間隔離対象となります。
対象となる州の最新のリストは、こちら にてアップデートされます。
CDCによる、感染の危険性が高い国々からの旅行者 も、国内の対象州同様、14日間の自己隔離と旅行フォームの提出が義務付けられることになりました。
違反者には罰金のルールが制定されているなど、14日間隔離のトラベルアドバイザリーのルールについての詳細はこちらで紹介しています。
対象州からの旅行者は、フォームの提出が義務付けられています。オンライン版 の他、エアラインにより、フォームが手渡しされ、提出しなかった場合には、$2,000 の罰金が科されることがあるとのことです。
また、NYC では、8月18日、ホテルや短期滞在用の宿泊施設にて、自己隔離対象州からの旅行者に関しては、部屋にアクセスする前に、フォームの提出を義務付けるとする市長令が出されています。
ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州に住んでいる人は、ニューヨーク州周辺の州の自己隔離ルールにより、アメリカ国内の多くの州への旅行が今難しくなっています。さらに、カナダへも行けない、ヨーロッパへも旅行できないということで、どこへ旅行に行っていいの?と悩んでいる人も多いと思いますが、今年は、近場のニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州内など、自分の住んでいるエリアで旅行するのが、隔離の必要もなく、安心して楽しめていいのではないかと思います。NYC周辺の秋の紅葉の旅もおすすめです!
ボストン旅行 や フィラデルフィア旅行、ワシントンDC旅行 も、ニューヨークから訪れやすくおすすめです。
コネチカット州では、ハートフォード の マークトウェイン邸 や、フィリップジョンソンさんの ガラスの家 などがオープン中。
この他、ケープコッドや バークシャー地方 などマサチューセッツ州、ニューポートマンション などの有名観光スポットのあるロードアイランド州への旅行の選択肢もあります。
ロードアイランド州の現在の旅行制限に関する情報は、こちら です。
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