今年最初の旅行は、近年、アメリカで人気上昇中のアメリカ南部の街、チャールストンとサバンナへ行ってきました!チャールストンとサバナは、ニューオーリンズ同様、様々なアメリカの旅行先ランキングでも上位に顔を出すアメリカ南部の風光明媚な港町で、歴史的な街並みや、豪華な邸宅、美しい教会があり、ミュージアムや劇場を訪れたり、クルーズをしたりと色々楽しめます。また、アメリカ南部料理やシーフードなど美味しいグルメも盛りだくさんあり、冬の寒いニューヨークを離れ、アメリカ南部旅行を大満喫してきました。アメリカ旅行と言えば、大都市以外は、車が必須なイメージがありますが、チャールストンとサバナの旅行は、レンタカーなしでも十分楽しむことができます。チャールストンとサバナ旅行を紹介します。
ニューヨークでは寒い日が続いているため、暖かい場所を求めて旅行に訪れる人も多いと思います。そんな時期に人気がある旅行先の場所の一つが、冬でも温暖なアメリカ南部です。今回は、久しぶりにニューヨーク同様、港街として長い歴史があり、古い街並みが残されている美しい街、サウスカロライナ州のチャールストンと、ジョージア州のサバナに行って来ました。チャールストンとサバナは、Travel + Leisure や トリップアドバイザー などのアメリカ人気都市ランキングでも上位の常連になっている人気の旅行先です。
チャールストンとサバナは、以前にニューヨークからロードトリップで訪れたことがありますが、あまり滞在時間が取れなかったので、今回は、中心部に滞在し、ゆっくりと街の雰囲気を楽しんで来ました。
ニューヨークからチャールストンやサバナへのフライトは、所要時間 2時間前後なので手軽に旅行することができます。今回の旅行では、行きは、チャールストンへ向かい、帰りはサバナから帰って来ました。
チャールストンとサバンナの間は、アムトラックで簡単に移動できてしまう、おすすめの旅行コースです。
アムトラックとは、アメリカの新幹線のような電車で、アメリカの大きな都市をつなぐ特急の電車です。
チャールストンからサバンナへアムトラックで2時間弱で移動できます。空港や駅から街の中心部へは、Uber や Lyft で簡単に移動できるので、レンタカーなしでも快適に旅をすることができます。
今回は、2都市を1週間程で巡って来ましたが、アメリカ国内での週末旅行など小旅行先としてもとてもおすすめの街です。
アムトラックは、実はニューヨークも通っているので、ニューヨークからチャールストン、そして、サバンナへも電車1本で行くこともできるのですが、電車移動だけだと1日がかりになってしまうため、鉄道旅行を目的とする人以外は、飛行機で行くのがおすすめです。
チャールストン
チャールストンの魅力のひとつが、美しい街並です。街の中を歩いて回るだけでも、美しい尖塔の教会や、趣のある歴史的な邸宅、水辺の光景など、綺麗な景色に囲まれて楽しむことができます。冬のニューヨークでは、木の葉はすっかり落ちてしまっていますが、チャールストンでは、ヤシの木をはじめ木が青々と茂っていて、南国の雰囲気を感じることができます。
チャールストンは、ホーリーシティ (Holy City) の愛称でも知られていて、なんと400以上もの教会があります。
チャールストンは、おもてなしの街と言ってもいいくらい、とてもサービスレベルが高い街です。アメリカ南部の暖かい人柄もありますが、さらに洗練されたサービス精神も加わり、どこへ行っても、とても居心地のいい街でした。そんなチャールストンのおもてなしの象徴、パイナップルの噴水です。
チャールストンは、とてもグルメな街で、アメリカ南部料理やシーフードの美味しいレストランがたくさんあり、新しいお店もどんどん増えています。特に有名なのが、オイスター(牡蠣)です。美味しいオイスターバーがたくさんあり、どこのレストランへ行くか迷ってしまいます。
どのバーやレストランもカクテルが人気でとても充実しています。
ホットなレストランシーンに加え、絶品ベーカリーやパティスリーの店もあり、グルメな人も楽しめるおすすめの街です。
チャールストンがあるサウスカロライナ州は、独立戦争以前のイギリスの植民地時代、プランテーションや奴隷貿易などにより、イギリスの植民地だったアメリカ13州の中で最も裕福な州の一つでした。
そんなサウスカロライナ州の中心で活気溢れる貿易港だったチャールストンには、当時の大富豪たちの素晴らしい建築のお屋敷が残されていて、見学することができます。グルグルまわる螺旋階段があったり、見晴らしがいいベランダがあったり、当時競い合うように建てられた豪邸巡りが楽しめます。
チャールストンは、かつて、お米やインディゴ、綿花などの貿易で栄えました。そんなチャールストンの街の周辺には、当時から大規模農園を営み農作物を生産していた歴史的なプランテーションがいくつか残されています。スパニッシュモスがかかった樫の木が林立する美しい通りがあり、どこも緑溢れる美しい場所で、チャールストンを訪れたら是非訪れたい人気のスポットになっています。
心に残ったチャールストンのシーンといえば、とても美しい夕焼けです。チャールストンは、周囲を二つの川に囲まれた半島の先端、河口付近に位置し、マンハッタンの地形と似ています。夕暮れ時にチャールストンの南端の水辺をお散歩していたときに偶然見ることができたのですが、感動の瞬間でした。
サバンナ
ジョージア州のサバンナ (Savannah) は、チャールストンより50年程後の18世紀前半にサバナ川の畔に築かれた歴史ある港街です。サバンナは、アメリカ初の計画都市で、街は碁盤目状で、一定間隔で数多くの公園が配置されています。かつては、24の公園がありましたが、現在でも22もの公園が残されていて、緑いっぱいの癒しの空間が街中に点在しています。
最も有名なスポットが、フォレストガンプ (Forrest Gump) をはじめ様々な作品にも登場している、フォーサイス・パーク (Forsyth Park) の噴水で、絵になる美しい光景が広がっています。
サバンナは、チャールストンより小さな街で、徒歩で見て回ることができます。街の歴史や建築などを解説しながら街中を巡ってくれるトロリーも人気です。
サバンナには、チャールストン同様、たくさんの教会があります。中でも一際大きい有名な教会が、カトリック教会の The Cathedral Basilica of St. John the Baptist です。
サバンナにも歴史的な邸宅がいくつも残されていて見学することができます。面白いところでは、アメリカのガールスカウトの創始者である Juliette Gordon Low さんが生まれ育った家などもあります。サバンナでは、そんな見学用の邸宅の他、B&Bやレストランなどでも歴史的な建物が使用されていて、身近に歴史的な雰囲気が楽しめます。
サバンナで最も有名なレストランの一つである、オールドピンクハウス (The Olde Pink House) は、クラシカルな雰囲気の中、美味しいアメリカ南部料理が楽しめ、本当に素敵なところでした。
サバンナは、ブリティッシュパブがあったり、パイのお店があったりと、イギリスの雰囲気が感じられるスポットがよくあります。
美味しいランチとアフターヌーンティーが楽しめる人気のティールームも、本当に素敵な雰囲気で、かつての薬局のスペースが使用されているレストランで、とても美しいクラシックな空間が広がっています。
サバンナは、ニューオーリンズ や ナッシュビル 同様、バーなど飲み屋さんのお店が多く、カクテルなどドリンクのテイクアウトが可能なので街を歩きながらドリンクを楽しむことができ、バチェラーパーティーなど大人数のグループで旅行に訪れている姿もとてもよく見かけます。
アメリカ南部らしい料理、ピーナッツバターのチキンウィングズなどバーフードも充実していて、初めての味のご当地グルメも楽しめます。
サバンナの街を歩いているとよく見かけるのが、SCADという愛称で知られるアート・デザイン系の芸術大学、Savannah College of Art and Design です。アート大学の影響もあるのか、サバンナの歴史的な街中に上手く調和した現代アートの作品を所々で見かけます。美術館の他、禁酒博物館 (American Prohibition Museum)、船舶海洋博物館 (Ships Of The Sea Maritime Museum) など色々なミュージアムも楽しめます。
サバナの北側を流れるサバンナ川では、クルーズを楽しむことができ、水辺から街や歴史的な砦など周辺の景色を見渡せます。このサバンナのクルーズ船は、期待以上に面白いクルーズ船で、イルカやペリカンなど、色々遭遇することができとても楽しい時間になりました。
チャールストンやサバンナは、治安もよく、グルメが充実していて、綺麗な見どころも多いので、女子旅の旅行先としてもとても人気があります。ファミリーやカップルの旅行者にもおすすめです。
これから、チャールストンやサバンナの楽しい旅行のお話も紹介していきます。よかったら次の旅行プランの参考にしてみてください。