先日、ウォールストリートのトリニティチャーチの前を通りかかったところ、新緑と春のお花で彩られている教会のお庭が見えたので、ちょっとだけ覗いていくことにしました。教会の周りは墓地になっているのですが、赤と黄色のお花でこんなに華やかに。上を見上げると、教会の高さほどもある大きな木がとても鮮やかな緑色の葉っぱをつけています。墓地もよく見ると、一面ピンク色の世界に。そう、八重桜が散って、土が全てピンクのお花の花びらで埋まっていて、そのめずらしい美しい景色は惹きつけるものがあります。
この日は教会内でコンサートも行われていました。the Waters of Babylon: A Celebration of the Power of Black Music in America というコンサートでノリのいい黒人ミュージック。席が満席になるほどの人気ぶりです。
中庭に建つ大きな塔が真っ青な空に映えて綺麗です。
綺麗なお花が並んでいるところに、八重桜の花びらが吹雪のように舞ってきて、さらに華やかに彩られます。
お墓もこんなにピンクの世界に。日本のお墓のイメージと違い、アメリカのお墓はなんだか明るくて開放感がある雰囲気の場所になっています。
くるくるっとなったとてもめずらしいチューリップもつややかでゴージャスに咲いていました。
お墓の周りもこんなにゴージャス。
ワットさん像
冬は冬ならではの美しい雪景色が見られましたが、春の光景も同じ場所とは思えないくらい別世界に変身しています。
オフブロードウェイで成功し、ブロードウェイへの進出が決定したミュージカル”Hamilton”で描かれているアレキサンダーハミルトンのお墓も、リボンとお花に囲まれて。
ロバートフルトンさんのお墓も。フルトンストリートの由来となったフルトンさんです。ニューヨークからアルバニーへ運行する蒸気船をつくった造船のエンジニアで、発明家だったようです。
新緑の季節の緑と、芝生の緑も美しいけれど、
ピンクの花びらに覆われた光景は今しか見られない貴重な美しい光景でした。
冬の大雪の日に訪れた綺麗な雪景色のトリニティチャーチもどうぞ。
Trinity Church
75 Broadway, New York, NY 10006