バーモントへの紅葉ドライブの途中、ニューヨークシティから2時間半くらいのアップステートにある、小さな町、トロイでちょっと休憩&朝食に立ち寄りました。州都アルバニーのすぐお隣にある、学生の町で、あちらこちらにアンクル・サムのかわいらしい像が立っているおちゃめな町です。ニューヨーク州って広いです。このハドソン川のほとりの町トロイ、立ち寄りがてらどんな町なのかちょっと見てきました。
トロイは、アメリカ政府の象徴、アンクル・サムのモデルとなった人物、サミュエル・ウィルソンの出身地として知られます。
精肉業者で1812年に起こった米英戦争中の食料調達で大活躍した人物です。
またこのイメージは、のちのち、WWI中の兵隊募集用の有名なポスターでも使われていたんですね。なんか見たことある人だと思っていたら、そう、このポスターの人だったのです。1961年に、このポスターの人物はサミュエル・ウィルソンがモデルであると国会で議決され、当時の大統領J.F.ケネディーがサインし、公式に認知されるようになったようです。
Kennedy Hallというレトロな建物の1階にある、Spill’n the Beans Coffeehouse & Bistroへ。最近ニューヨークのお店、特にブルックリンでもよく見かけるけど、手書きボードって温かみがあって、いいお店の雰囲気を醸しだすんですよね。ついつい惹かれて入ってみました。
日の光がいい感じに差し込む明るい店内。お店の人もとても親切丁寧。シティより、田舎の方がやっぱりサービスいいな、って感じます。
ふわふわ卵と、ふんわりワッフル。フレッシュな素材を使って、愛情いっぱいこめて作ってくれたような朝ごはん。添えられているソーセージが実はすごくおいしい。甘みがあるのは、やっぱりこの辺りの豚はおいしいりんごを食べて育っているからでしょうか。
地元民のくつろぎのスペースになっています。おうちのリビングのようなこのゆったり感。
お気に入りのカフェに来て、ゆったりとソファに座って、新聞を読んで、おいしいコーヒーと朝食で朝のスタートをきる、そんな地元の人たちの生活スタイルが垣間見れます。
ブラウンストーンの建物のオリジナルの壁と天井を生かした空間。暖かい雰囲気のカフェをよりひきたてています。
ここのお店は、もともとGrafton Hills Coffee RoastersというRensselear,NYにあったコーヒー専門店だったのですが、トロイの町中にお店をオープンさせました。それが、このSpill’n the Beans Coffeehouse & Bistro。コーヒーはもちろん、食べ物も自分の家族に作ってあげるような気持ちで、素材にもこだわり、いつもおいしいベストのものをだすことをモットーにしているそう。その気持ち十分通じました!
トロイは小さい美しい町。町中にある、緑豊かなストリート沿いです。
St Michael’s Roman Catholic Church。
こちらにも歴史ありそうな教会がChurch Street沿いに並んでいます。
朝の光の気持ちのいいハドソン川沿い。紅葉にはまだ少し早い感じ。
アッパーニューヨークの紅葉の見頃はおそらく今週末辺りじゃないかな、と思います。もし、訪れることがあれば、トロイみたいな小さなかわいい町にも立ち寄ってみて下さい。
ニューヨーク郊外には素敵な場所が色々あります!