ニューヨークには、絵になるスポットがたくさんありますが、そんな場所の一つが、ミッドタウンの 42 ストリートの東側、イーストリバー近くに位置する、チューダーシティ (Tudor City) と呼ばれるエリアです。チューダーシティは、小高い丘にチューダー様式の建物が立ち並ぶ小さな居住用エリアで、そんな住民たちが集える緑いっぱいの長閑な公園がある他、42ストリートの上のチューダーシティブリッジからは、クライスラービルをはじめとした高層ビルが並ぶ景色と、奥にハドソンリバー、そして東側には、国連ビルとイーストリバーの絶景が見渡せます。この景色スポット、実は、マンハッタンヘンジのおすすめスポットとしても有名な場所なのですが、まっすぐと伸びる道の街の景色をゆっくりと眺めて楽しめる、最高のスポットなのです。
チューダーシティ (Tudor City) は、ミッドタウンの東側、1 アヴェニューと 2 アヴェニュー、40ストリートと 43ストリートに囲まれた、居住用アパートが立ち並ぶ小さなエリアです。チューダーシティは、1920年代に開発された、チューダーリバイバルスタイルでデザインされた建物群にちなんで名付けられた街で、『スーパーマン』をはじめ、ニューヨークを舞台とした様々な映画作品にも登場しています。
グランドセントラル駅 や クライスラービル などがある 42ストリート沿いを東に向かうと、チューダーシティの小高い丘に続く、階段が現れます。
階段を上ると、チューダーシティグリーンズ (Tudor City Greens) と呼ばれる閑静な公園があり、ローカルたちの憩いの場所となっています。緑豊かな公園の他、キッズ用のプレイグラウンドもあります。
おしゃべりを楽しんだり、読書をしたり、近くの住民たちの憩いの場所です。ニューヨークでは、街中の至るところにこんな感じの小さな癒しの公園があります。
チューダーシティの橋の上からの景色です。普段は、車でいっぱいの道ですが、美しいクライスラービルや高層ビルが、道の両脇にずらりと立ち並ぶ様子が見事です。
42 ストリートから階段を上った場所にあるチューダーシティブリッジは、車を気にせず道の真中から写真撮影に集中できる場所ということで、マンハッタンヘンジの日には、特に大人気となり、それはそれはたくさんの人がやって来ます。
昨日に続き、今日も、マンハッタンヘンジです！昨日の夕方は、激しい雷雨がやって来ましたが、その後、美しいマンハッタンヘンジが見えたようです。今日は、素晴らしい天気が一日続きそなので、今日も期待できそうです。
東側には、巨大な国連ビルが間近に見ることができます。1952年に完成した国連ビルは、アメリカ人建築家、Wallace Harrison デザインのいかにもミッドセンチュリーらしいインターナショナルスタイルの建築です。
イーストリバーの向こう側は、クイーンズのロングアイランドシティです。最近、居住用の高層ビルがとても増えているエリアです。
グランドセントラル駅から 42ストリート沿いをチューダーシティ方面に向かう途中には、こんな巨大なウォールアートもあります。こちらは、バルセロナのストリートアーティスト、Jorge Rodríguez-Gerada さんの Reflection と題された作品で、ウェスティンホテルの東側の壁に描かれています。
チューダーシティと言えば、15世紀末から17世紀にかけて、イギリスで流行した建築様式を復活させた、チューダーリバイバル様式の建物で知られていますが、イーストリバーの対岸にあるロングアイランドシティから見るとよく見渡せます。いくつも並ぶ茶色の細長い建物がチューダー様式の特徴です。
チューダーシティへの行き方はこちらです。地図にあるように、グランドセントラルターミナルからまっすぐ42ストリートを歩いていきます。
地下鉄 4,5,6,7,S 線のグランドセントラルターミナル駅から、徒歩10分ほどです。
ニューヨークには、あまり知られていない魅力溢れるコミュニティが実は色々あります。
チューダーシティをはじめ、15カ所がこちらで紹介されています。
