ニューヨークもそろそろ秋色になってきた今日この頃。ハロウィンやサンクスギビング前のこの季節、秋の風物詩と言えば、パンプキンがたくさん並ぶ光景です。ニューヨークで一番規模の大きいファーマーズマーケットが行われる、ユニオンスクエアでは、週末たくさんの人たちが訪れ、パンプキンを始め、新鮮な野菜やお花などを、お買い物に来ている人たちで、とってもにぎわっています。月・水・金・土の週4回8:00-18:00まで行われているファーマーズマーケット。スーパーへ行くのとは全然違い、お日様がサンサンとあたる緑の多い公園で、お店の人とお話しながら新鮮な食材をお買い物をするのはとっても楽しいです。春はイチゴなどのベリーが並び、夏はひまわりが咲き、秋はパンプキンが山積みになり、冬はホットアップルサイダーが大人気になる、そんな季節ならではの楽しみがあるマーケットです。
週末に訪れたファーマーズマーケット。とってもかわいい花束が売られていて買っていく人をよく見かけました。おうちで過ごす時間が長い週末、おうちの中にお花を飾るのもいいですね。
おうちの中に緑を置きたいなぁーって思う人も多いみたいで、植物のコーナーも大人気。
ローカルのオーガニック野菜がやっぱり一番!このユニオンスクエアのファーマーズマーケットは、個人客だけでなく、レストランの人たちも仕入れにやってくる場所です。農家直売の割には、品物は実はそこまで安くなかったりします。それでもそこで買うのは、新鮮で素材がいいからというのが、もちろん第一の理由だけど、それに加えて、ニューヨーカーはローカルの農家をサポートしようって思う人が多いからかもしれません。ちょっと高くても、いいものなら買うし、農家の人ももっといいものを作ろうとがんばれるし、いいサイクルになっているのです。
チェルシーマーケットにも入っている、ニューヨーク郊外にある、ロニーブルック・ファーム (Ronnybrook Farms)。ちょっと濃厚なミルクや、ヨーグルト、そしてヨーグルトドリンクが大好きです。
トマトひとつとってもいろんな色があってカラフル。サラダにする時も色合いを楽しめます。
ブドウが飛ぶように売れています。なんでだと思います?実は、ブドウのまわりに蜂がぶんぶん飛んでるんです。蜂は、このブドウが甘くて美味しい証拠なんですね。蜂がいるなんて、と驚く人は全然いません。なぜだか誰も蜂のことを怖がりません。ファーマーズマーケットで、ハチミツやさんが蜂を連れてきているのを見たこともあります。
ニューヨークの秋冬の味、ホットアップルサイダー!
そして、アップルサイダードーナッツもこの季節の味として欠かせません。口の中にふわぁーっとりんごの甘い香りが広がります。
色とりどりの生パスタが美味しそう!ラム肉や、ポーク、新鮮な卵に、シーフード、ワインに、チーズ、本当に色々なお店がやってきます。今回、スープ屋さんが試食をしていて、頂いたスープが、とっても美味しかったです。新鮮なコーンなどのお野菜がたっぷり入って、甘みがあり、しゃきしゃきとしている絶品スープ。
食べられるお花の入ったサラダ。なんだかこれだけでレストラン風な素敵サラダになっちゃいます。
ニューヨークで取れるハチミツ屋さん。ハチミツはできるだけローカルで取れたものを買うようにしています。花粉症の季節には、ローカルのハチミツを食べてると、花粉症になりにくいと聞いたこともありますよ。
秋のファーマーズマーケットの目玉はやはりパンプキン!!山のようにパンプキンが並んでいる様子が楽しいです。
このカラフルなとうもろこしも、この季節の飾りつけに欠かせません。
我が家の定番お気に入りのフレッシュジュース、ニューヨーク郊外のリンゴ園、Red Jacket Orchards のジュースです。
ラベンダー屋さんも来ています。ドライフラワーや、ポプリ、ソープなど、癒しの香りが広がります。
こちらは夏のユニオンスクエアファーマーズマーケットの様子です。
ユニオンスクエア グリーンマーケット 色鮮やかな夏のユニオンスクエアファーマーズマーケット Union Square Farmers Market
いつ訪れても楽しい、ユニオンスクエアのファーマーズマーケット。ここがニューヨークで一番大きいマーケットですが、実は街中、色々なところでファーマーズマーケットは開催されています。ニューヨークの日常の光景として、旅行者も訪れてみると楽しいと思います。
「The New Greenmarket Cookbook」という、有名レストランのシェフたち (Jose Andres, Michael Anthony, Daniel Boulud など多数) が書いた、ファーマーズマーケットで売っている食材で作るレシピ本というのが出版されています。
1976年に始まったファーマーズマーケット、最初はたったの12店の参加だったものが、今では200以上もの参加店が集まるマーケットになりました。そんなユニオンスクエアマーケットの歴史と、写真と、レシピが載った本です。