アーバン・アウトフィッターズ (Urban Outfitters) は、ニューヨーカーにも人気のおしゃれなセレクトショップのひとつです。ニューヨークだけでも支店は12店もあるので、どのエリアでも街中を歩いていると、よく出会うので、知らない人はいないくらいの有名なお店のひとつです。おしゃれ女子に人気なアンソロポロジーと同じ系列会社ということもあり、コンセプトがちょっと似ていて、クールなライフスタイルセレクトショップな感じです。ソーホーショッピングの途中に、久々にアーバンアウト・フィッターズのソーホー店の中に入ってみたのですが、これがなかなか楽しいお店でした。
Soho の アーバン・アウトフィッターズ (Urban Outfitters) は、とても広くて開放的なお店で、地下、1階、2階の3フロアあります。
アーバン・アウトフィッターズのお店の個性のひとつは、このレコード売り場。最近、レコードがなぜかよく売れるようです、ニューヨーク。おしゃれなレコードのジャケットが並ぶ店内のインテリアはセンスよく、人をひきつけるんです。
アーバン・アウトフィッターズでも人気があるという、このレコード、アメリカではvinylと呼ばれることが多いですが、ニューヨークだけでなく、アメリカ全体で、売り上げが見事に伸びています。昨年は、なんと30%も売り上げがアップしたようです。
(Forbes)
店内に入ってまず最初は、レコード売り場、そして、次が雑貨売り場。洋服を見に来たのに、メインの洋服を選ぶまでに、色々な誘惑が立ちはだかります。
まだ真冬だけど、かわいいワンピースもいっぱいです。
コスメグッズも色々あり、緑の自然が取り入れられた癒しの空間。
アーバンアウトフィッターズは、年齢で言うと18-28歳くらいのお客さんをターゲットにしているブランドです。店内には確かに大学生くらいの層のお客さんが多めでした。
靴のコーナーも人気のブランド揃い。
リビングルーム風なこんな憩いの空間も。
誰かのおうちに遊びに来たみたいな居心地のよい雰囲気。
ライフスタイルセレクトショップな感じで、アンソロポロジーと同じようなコンセプトですが、食器や本、クッションやリネンなども揃っています。
ニューヨークを前面に押し出したクールなインテリアの地下フロア。
男性向けのフロアです。
男性向けのフロアには、テックなグッズも大集合。でもただのテックじゃなくて、おしゃれでクールなテックグッズね。
男性のフィッティングルームがワイルドなアート空間でした。
メガネも選べちゃうので、トータルファッションコーディネートができちゃいそうです。
セールのお部屋もあり、靴、洋服、小物まで、ずらりと商品が並んでいます。
ワンピースのセール品も種類豊富。
雑貨系の売り場も、人気があります。
パッケージもかわいい、個性的なものが多くて見ているだけでも楽しめちゃいます。
フジフィルム (FUJIFILM) のカメラの売り場も前面に。遊び心ある写真が撮れるカメラなので、まさにこのアーバンアウトフィッターズの客層にぴったりかも。
そういえば、昨年、アーバンアウトフィッターズは、アパレルとは全く関係ない異業種のピザ屋さん Pizzeria Vetri の買収を発表し、一体何を考えているんだろう、と注目を集めていました。でも、このようなお店づくりを見ていると、今不調のアパレルですが、その専業というイメージを脱し、業種を気にせず、みんなの興味をそそるものを集め、思わず長居してしまうような居心地のいい空間をつくっていきたい、という方向性を感じます。おしゃれな洋服、靴、雑貨、レコードなどの集まる広い居心地のいい空間の中に、さらに美味しいピザ屋さんなどちょっとした軽食のお店もコラボしてみるのもありなのかもしれません。これからどうなるのか楽しみです。
Urban Outfitters
628 Broadway, New York, NY 10012 MAP
アーバンアウトフィッターズの姉妹ブランド、アンソロポロジーも素敵なお店です。