ヨーロッパからアメリカへの渡航禁止に ヨーロッパからの旅行者の入国制限がはじまります

Paris (26)

新型コロナウイルス (COVID-10) は、アジア周辺諸国で拡大後、イランや、イタリアなどヨーロッパでも猛威を奮い、さらにアメリカでも現在広がりつつあります。そんな中、今日、とうとう世界保健機構 (WHO) により、コロナウイルスが世界的に大流行している、パンデミック宣言が出され、さらに、アメリカでは、なんとヨーロッパからアメリカへの渡航禁止が発表となり、ヨーロッパ訪問者に関して、今後30日間、アメリカへの入国制限が行われることになります。

ヨーロッパからアメリカへの渡航禁止がはじまるのは、今週の金曜日、2020年3月13日の午前0時からで、その後30日間続きます。こちらが、DHSの告知 で、これまでの中国とイランに続き、シェンゲン条約に加盟している国 Austria, Belgium, Czech Republic, Denmark, Estonia, Finland, France, Germany, Greece, Hungary, Iceland, Italy, Latvia, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Malta, Netherlands, Norway, Poland, Portugal, Slovakia, Slovenia, Spain, Sweden, and Switzerland を直近、14日間以内に訪れていた外国人の入国を制限するとしています。ただし、アメリカ市民と永住者は、このルールから除外されていますが、特定の空港でのスクリーニングや一定期間の自己隔離などが必要となる模様です。
3月16日0時から、当初除外されていたイギリスとアイルランドも入国制限リストに加わることになりました。

こちらが、トランプ大統領による新型コロナウイルス対策の発表で、入国制限の他、経済対策なども触れられていますが、その後の金融市場も大荒れとなっています。

発表では間違えていましたが、制限されるのは、人の動きだけで、物流への影響はないようです。
また、国務省の Travel Advisories では、国外全てが、Level 3 となり、CDCの Travel Notice では、ヨーロッパにLevel 3 の警告が出ています。

翌日のアメリカ株式市場は、予想通り、大暴落となりました。ダウが、-9.99%で史上4番目に大きな下落率となり、S&P500 は、-9.51%、Nasdaq Composite は、-9.43% と全て、直近の最高値から20%を下回り、ベアマーケット入りしています。

もうすぐ春休みということで、ヨーロッパ旅行を予定していて、最近のヨーロッパの感染者の急増ぶりを見ながら、どうしようか迷っていたアメリカ在住者、そしてその逆のヨーロッパ在住者も多いと思いますが、残念ながら、今後1ヵ月程、大西洋を挟んだ旅行は難しくなりそうです。

ヨーロッパからアメリカへの渡航禁止に ヨーロッパからの旅行者の入国制限がはじまります was last modified: 3月 14th, 2020 by mikissh