ニューヨークでは、最近、脱コロナに向けてまっしぐらに動き出していますが、今日も新たに新しい発表が、ニューヨーク市長のデブラシオさんからありました。なかなかびっくりな面白い発表で、タイムズスクエアをはじめとした観光スポットで、旅行者を含め誰でもワクチン接種ができるようになる計画です。NYC では、6月から $30 Million を投じ、旅行再開に向けたプロモーション “NYC Reawakens” を開始する予定ですが、旅行者向けのワクチン接種サービスは、世界各国の人々へのウェルカム感溢れる面白いプログラムとなるかもしれません。
ニューヨークでは、ワクチン接種を進める様々な努力が行われています。昨日は、ヤンキースやメッツの球場でワクチン接種をすると無料チケットがもらえる というキャンペーンが発表されましたが、今日、新たに発表されたのが、タイムズスクエア をはじめ セントラルパーク、ハイライン、ブルックリンブリッジパークなど NYC の代表的な観光スポットに、移動式のワクチン接種ミニバンを設置し、ニューヨーク州の住人だけでなく、旅行者も含め、希望者は誰でも接種できるようにするという計画です。この計画を進めるには、州政府の承認が必要となりますが、ニューヨーク州では、これまで旅行制限が課されていたりと旅行に来ないでね、というメッセージを出し続けていましたが、ニューヨーカーのワクチン接種が進む中、これまでのメッセージから一転し、旅行者歓迎のウェルカム感を表明する面白いプログラムだと思います。ヤンキースやメッツのスタジアムの会場同様、一回で接種が完了する J&J のワクチンの使用が予定されています。
We’ll set up mobile vaccination sites at iconic #NYC spots to provide the Johnson & Johnson vaccine to anyone who needs it — and if the State gives us approval, we’ll include the tourists who are coming back in droves.
New York City is open for business, one shot at a time. pic.twitter.com/xOVWjz7Qq5
— Mayor Eric Adams (@NYCMayor) May 6, 2021
ニューヨーク州は、先月、NYCの旅行業界の動向に関する レポート を発表しました。昨年の NYC への旅行者は、最高記録を更新した2019年の 66.6 million から 66.7%ダウンし、22.3 million となり、経済的にも、2020年は、2019年の$80.3 billion から75%減と大打撃となりました。
コロナ危機の中心だったニューヨークは、ようやく経済完全再開の目途が立ち、6月からは、$30 Million を投じ、本格的な旅行再開に向けたプロモーション “NYC Reawakens” がはじまりますので、テレビやメディアなどでニューヨークを見かけることも多くなると思います。
コロナにより、旅行同様、アーティストたちも大きな影響を受けていますが、NYC は、今後、$25 Million を投じ、ローカルアーティストたちの活動を支援する、City Artist Corps というプログラムもスタートするので、これから街中に、壁画をはじめ面白いパブリックアートが色々と登場してくるのではないかと思います。楽しみです。
ブロードウェイミュージカルの再開 予定も決まり、ニューヨーク旅行者歓迎モードが高まってきています。