フロリダの旅で訪れたビーチタウンのマイアミは、オシャレでヒップな印象の街ですが、実は見逃せないとても美しい庭園のある宮殿のようなお屋敷もあります。こちらは、マイアミの南部、ビスケーン湾に面したヴィラ風の美しい博物館、ヴィスカヤ・ミュージアム&ガーデンズ (Vizcaya Museum and Gardens)(ビスカヤ博物館と庭園)です。雰囲気はまるでイタリアのトスカーナ地方のヴィラのような雰囲気で、真っ青な空に白いお屋敷、そして自然豊かな緑の美しい庭園がある、想像以上にとても素敵な場所でした。
ヴィスカヤ・ミュージアム&ガーデンズ (Vizcaya Museum and Gardens) は、マイアミのダウンタウンから少し南のココナッツグローブ (Coconut Grove) と呼ばれる場所にあります。広いお屋敷の敷地内には無料駐車場があり、入場後は、いざ噴水の向こう側にあるお屋敷へと向かいます。
こちらの建物は、1914年から1920年代にかけて、農業機器の製造会社を経営していた James Deering さんにより建てられ、冬の別荘として使われていたお屋敷です。アメリカの歴史的建造物 (National Historic Landmark)、国家歴史的建造物 (National Register of Historic Places) などにも指定されている歴史的な建物です。現在、ミュージアムとして一般公開されている他、ウェディングなど特別なイベントの会場としても利用することもできるようになっています。
お花と緑があふれる大理石の柱と彫刻が美しい玄関。
イタリアの美術館にでもやって来たような美しい豪華なお屋敷。このレベルの美しさのイタリアンヴィラは、アメリカではなかなか珍しいです。
お屋敷の中を歩いているときの世界観、空気感が本当に素敵です。
クロイスターズにやってきたような中世ヨーロッパの雰囲気のフレミッシュのタペストリーが飾られているお部屋もあります。
豪華な楽器が並ぶお部屋からはなんだか美しいクラシック音楽が聞こえてきそうです。
王様の食卓のような豪華なダイニングルーム。
お屋敷の豪華ならせん階段。
美しい本棚が並ぶ素敵な書斎。
廊下も素敵な雰囲気で、ヨーロッパへやって来た雰囲気です。
色々なコレクションが並ぶお部屋はどこもゴージャス。
アジア、中国からのコレクションも多いです。
お屋敷内を見学した後は、外の庭園に向かいます。
お屋敷の周りは、海に面した広大な庭園となっていて、マングローブなど様々な植物も見られます。
園内には、古代ローマ風の彫刻が数多く点在し、木々や芝生もよく手入れされた美しい状態です。
広い庭園内には、滝のように涼し気に水が流れるスポットもあり気持ちがいいお散歩を楽しめます。
階段を上って行くと、その奥には、古代ローマ遺跡を思い起こさせるような豪華なテラスもあります。
お屋敷は、ビスケーン湾(Biscayne Bay)に面していて、庭園内には地中海を思わせるようなこんな遺跡のような景観も楽しめます。気持ちいい風の中、イグアナも海を眺めて黄昏ていました。
マイアミと言うとクールで賑やかなビーチの街という印象がありますが、このミュージアムではまた違ったヨーロッパ風の趣のあるマイアミの一面が楽しめます。
ヴィスカヤ ミュージアム & ガーデンズ
Vizcaya Museum and Gardens
3251 S Miami Ave, Miami, FL 33129 MAP
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