セントラルパークのザ・モール(The Mall) に、新しい3人の女性が登場するモニュメントが登場し、早速、人気写真スポットになっています！セントラルパークの南部、ベセスダ噴水へと続く、巨大な楡の木に囲まれた、ザ・モールに、先週、新しく登場したのは、Women’s Right Pioneers と題された、男女平等を達成する上で大きく貢献した3人の女性像です。1920年に批准され、女性の参政権の確立の第一歩となった、アメリカ合衆国憲法修正第19条 (19th Amendment) の100周年を記念したモニュメントで、167年もの歴史を誇るセントラルパークにはたくさんの像がありますが、これが初めての実在した女性が描かれた像となります。
セントラルパークのザ・モール (The Mall) は、巨大なエルムが整然と立ち並ぶ、春から夏にかけて美しい緑の並木道に、秋は素晴らしい紅葉が楽しめる並木道になる、ベセスダ噴水の南側に伸びる、セントラルパークの大人気散策コースです。シェイクスピアをはじめ、文学に関係した歴史上の人物などの像もあるので、リテラリー・ウォーク (Literary Walk) という別名もあります。
そんなザ・モールに、今次々に人が集まってきて、人だかりができる新スポットになっています。
みんなが今注目のモニュメントと一緒に写真を撮影する姿が絶えない、人気写真撮影スポットになっています。
ザ・モールに、8月26日に、新しく登場したばかりの新スポットが、19世紀に男女平等、女性の地位向上を求める運動を行った歴史に残る3人の女性、Susan B. Anthony、Elizabeth Cady Stanton、Sojourner Truth がテーブル越しに語り合う姿を描いた記念碑です。3人ともニューヨーク州と関係が深く、女性の権利のための団体を組織したりと19世紀の女性運動の先頭に立っていた女性たちです。
セントラルパークの女性像は、アメリカで、女性の参政権を確立する第一歩となった、アメリカ合衆国憲法修正第19条 (19th Amendment) の100周年を記念し、登場したもので、Monumental Women が企画し、彫刻家の Meredith Bergmann さんが手掛けた作品です。アメリカ合衆国憲法修正第19条は、1920年8月18日に最後となったテネシー州で批准され、8月26日に、連邦政府により、批准が認定されました。ただし、これは、全ての女性の参政権が認められたわけではなく、白人女性のみと限定的で、女性の参政権確立というよりは、その第一歩という位置付けとなります。
そんな記念すべき女性像は、特に女性たちに人気になっています。歴史ある街、ニューヨークには、セントラルパークを含め、約150程もの像がありますが、実は、女性像というとたった5つしかないそうです。そんな中、女性像を増やしていこうという、She Built NYC の運動があり、今後、ニューヨークで活躍した女性の像がさらに市内各所に増えていく予定になっています。
老若男女問わず、通りかかった多くの人の注目を集めている、セントラルパークの新スポットです。
ルーズベルトアイランドにも、アメリカ合衆国憲法修正第19条 (19th Amendment) の批准100周年を記念したひまわり畑が登場しています。
セントラルパークには、これまでも女性が登場する人気の像がありましたが、文学作品などフィクションの登場人物でした。Conservatory Water の北側にあるのが、不思議の国のアリス。子供たちに大人気の像です。
今年は、中止になってしまいましたが、毎年夏になると、シェイクスピアの演劇が開催される、デラコルテ劇場 (the Delacorte Theater) の前には、素敵なロミオとジュリエット像もあります。
ニューヨークは今かなり人も増えてきていて、週末訪れた、セントラルパークとメトロポリタン美術館も大変な賑わいでした。
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