ニューヨークのアート街、チェルシーの著名ギャラリー、David Zwirner で、世界的に有名な日本人女性アーティスト、草間彌生さんの特別展、”I Spend Each Day Embracing Flowers” がはじまりました。草間彌生さんといえば、ポルカドット、パンプキン、インフィニティミラールーム (Infinity Mirror Room) などで知られ、草間彌生さんを冠した特別展は、世界中の様々な著名美術館で開催され、どこも大行列ができるような大人気アーティストです。今回、2023年のニューヨークの特別展では、広々とした空間に映える巨大なパンプキンとお花の作品をはじめ、フォトジェニックなインフィニティミラールームなど最新作が色々と登場し、アートファンはもちろん、多くの人々が楽しめる面白い展示になっています。
ニューヨークのチェルシーにあるアートギャラリー、David Zwirner で、草間彌生さんの個展、“I Spend Each Day Embracing Flowers” が、2023年5月11日からはじまり、7月21日まで開催されます。David Zwirner は、チェルシーの10アヴェニュー と 11アヴェニューの間に、19ストリートと 20ストリートの二つのギャラリーがありますが、草間彌生さんの個展の会場となっているのは、19ストリートのギャラリー (525 W 19th St 地図) です。
David Zwirner では、2013年に初めて、草間彌生さんの個展が開催されて以来、2017年、2019年 にも開催され、大人気となっています。2021年には、ニューヨーク植物園の特別展に合わせ、小規模な展示が行われていましたが、今回は、久しぶりの大規模な個展の開催となり、チェルシーのギャラリー街に足を運ぶ人も激増しそうです。
1929年生まれで、今年で94歳となった、草間彌生さんは、現在でも東京で創作活動を続けており、世界で最も有名な女性アーティストの一人となっています。楽しい気分になるドット柄の作品や、鏡張りの空間に万華鏡のような世界を作り出した、インフィニティミラールームなどの有名作品の数々があります。アートギャラリーだけでなく、著名美術館などでも特別展が開催され、展示会場では常に行列ができ、世界中で引っ張りだことなっているアーティストです。今年は、大規模な回顧展が開催されていて、香港の M+ ミュージアムや、6月末から10月にかけては、スペイン北部の グッゲンハイム ビルバオ で、回顧展、Yayoi Kusama: 1945 to Now が開催されます。
草間彌生さんが30代だった1960年代頃、ニューヨークでも活動をしていて、ニューヨークとも縁の深いアーティストです。今もニューヨークで頻繁に特別展が開催され人気になっています。
2021年には、ニューヨーク植物園で草間彌生さんの特別展 が開催され、今年2023年は、パブリックアートとして、グランドセントラルマディソンに草間彌生さんの壁画 が登場しています。また、今年は、ルイヴィトンとのコラボで、世界中のルイヴィトンのお店で大キャンペーンが行われていました。ニューヨークの Louis Vuitton & Yayoi Kusama では、五番街のお店に、草間さんのロボットが現れ、さらに、チェルシーには、ポップアップ店が登場し注目を集めました。
イースターパレードやハロウィンなどニューヨークのイベントでも草間彌生さん姿に扮した人を見かけることもあるなどよく知られた存在となっています。
今回の草間彌生さんの個展の題名にもなっている、”I Spend Each Day Embracing Flowers” と名付けられた作品が、こちらの巨大な花の3体の彫刻です。
ビビッドな可愛い色使いの中、ドット柄が美しく映えています。
お馴染みのかぼちゃをモチーフとした、草間彌生さんの有名なパンプキンの作品も、今回はさらに面白い作品になっています。
草間彌生さんの作品で多い、普通のパンプキンの作品ではなく、とても巨大なパンプキンの登場です。
パンプキンが壁のようにどこまでもどこまでも連なり、パンプキンの世界に迷い込んだ気分になります。そんなパンプキンの森をぐるぐると歩いて回ってみるのもとても面白いです。
2023年の草間彌生さんの最新作!巨大なパンプキンの壁には、草間彌生さんのサインもあります。
草間彌生さんのパンプキンといえば、2021年の夏、直島に飾られていた作品が、台風で流されニュース になっていましたが、2022年10月4日から復活しています。
草間彌生さんの代表的な作品のもうひとつ、お馴染み、インフィニティミラールーム (Infinity Mirror Room) もあります。
インフィニティミラールーム内では、フォトジェニックな幻想的な世界が体験できます。インフィニティミラールームの箱の中に順番に入ることができます。グループ毎に2分間程、貸切になるので、行列必至のスポットです。草間彌生さんのインフィニティミラールーム (Infinity Mirror Room) を今まで色々体験してきましたが、中でも面白いおすすめの作品だと思います。
インフィニティミラールーム (Infinity Mirror Room) の美しいボックス、どこにも入り口がなくて、どうやって入るの?って、思っていたら、こんなところに入口がありました。ステンドグラスの一枚がドアになっています。真っ白なミラールームの箱の壁には、カラフルな丸いドットや半ドット柄の色付き窓があり、中から外が見えたり、外からも中の様子が見えるようになっています。
草間彌生さんのインフィニティミラールーム (Infinity Mirror Room) は、中に入った瞬間、わぁっと感動します。
中に入ると、美しい万華鏡のような幻想的な世界が広がっています。こちらは、 Dreaming of Earth’s Sphericity, I Would Offer My Love と題された、今年2023年の新作です。
今までも何回も色々な所で体験してきましたが、インフィニティミラールームを体験すると、草間彌生さんの世界感に圧倒され、本当に楽しい体験になります。
インフィニティミラールームの奥には、2021年から手掛けている EVERY DAY I PRAY FOR LOVE と題された絵画シリーズの36作品が展示されています。
ギャラリーの様子は、こちらです。
ニューヨーク David Zwirner での草間彌生さんの個展は、入場無料で、2023年7月21日まで開催されています。通常、火曜日から土曜日までの午前10時から午後6時までのオープンとなっていますが、メモリアルデーや独立記念日周辺、夏のスケジュールとなる6月下旬以降は、特別スケジュールになるので、FAQ をチェックしてから訪れるのがおすすめです。草間彌生さんの特別展は、いつも大人気で行列となることが多いので、平日の朝早い時間帯など空いてそうなタイミングを狙って訪れるのがおすすめです。
David Zwirner で以前行われた、草間彌生さんの個展の様子は、こちらです。
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草間彌生ファンの人は、グランドセントラル駅の隣に今年新たにオープンした、グランドセントラルマディソン にある、草間彌生さんの壁画を見に行ってみるのもおすすめです。