The Glass House (20)

草間彌生とコラボした「ガラスの家」期間限定の赤いドットアート!

The Glass House (1)

先日、訪れたコネチカット州ニューカナーンにある20世紀を代表する建築家フィリップ・ジョンソンさんの透明感のあるガラスの家が、今日から、草間彌生さんとのコラボデザインでポルカドットに包まれ、こんなメルヘンチックな姿に変身します!

緑の美しい自然の中に、静かにたたずむ、フィリップ・ジョンソン (Phillip Johnson) さんの360度ガラスで囲まれた建築、グラスハウス( The Glass House) が、今日、9月1日から26日まで、草間彌生さんデザインの無数の赤いポルカドットを身にまとう “Dots Obsession – Alive, Seeking for Eternal Hope” と題された期間限定の特別展が行われます。草間さんの定番コンセプトの一つ、”infinity room”(無限の部屋)のテーマで、草間彌生さんとフィリップジョンソンさんという二人のアーティストが時代を超えて、コラボする形のユニークな作品です。

今年は、建築家フィリップジョンソンさんの生誕110周年、さらにグラスハウスのオープンから10周年を記念する年であり、フィリップジョンソンさんがリスペクトし、コレクションしていたという草間彌生さんの作品が展示されています。
1966年にベネチアビエンナーレに出展された作品のリバイバルで、池に浮かぶ幻想的な無数の銀色のポルカドットの作品、Narcissus Garden です。定番で印象的なカボチャのドットアートの作品に加えて、1か月弱、ガラスの家がポルカドットの家に変身します。

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草間弥生さんは、昨年出されたこちらの記事にあるように、存命中のアーティストの中で最も高値で取引されるアーティストにも挙げられています。ニューヨークではホイットニーミュージアムで行われた2012年の特別展が記憶に新しいですが、日本からアメリカに渡り、1960年代前後にニューヨークで活躍したアーティストです。現在、東京の精神病院で暮らしながらも、今でも製作活動を続けているそうです。

こちらの映像では、草間彌生さんが自身の言葉で語っています。

ニューヨークで活躍していた頃の草間彌生さんの影響力は相当なものだったようで、アンディー・ウォーホール、そして先日、MOMA(ニューヨーク近代美術館)の特別展に登場し、同じく最も高値で取引されるアーティストに挙げられていたオノ・ヨーコさんにも大きな影響を与えたそうです。オノ・ヨーコさんと草間彌生さんは、近くに住んでいたようで特に色々と影響を与え合ったのかもしれませんね。
ちなみに、こちらの記事では、現在、モダンアートのアーティストとして有名な人達が60年代前後にロウアーマンハッタンに住んでいた時の地図が紹介されています。これらのアーティストたちは、本当に密集して住んでいて、お互い強い影響を与え合っていたんだろうなということが想像できます。

先日、グラスハウス (The Glass House) へ訪れた時の様子はこちらです。
グラスハウスのあるコネチカット州のニューカナーン (New Canaan) へは、ニューヨーク、グランドセントラル駅からメトロノースに一時間くらい乗って行きます。マンハッタンからも訪れやすく、ちょっとした週末のリフレッシュのお出かけにおすすめのスポットです。

グラスハウス The Glass House フィリップジョンソンのガラスの家 ニューヨークからコネチカットへ小旅行

草間彌生とコラボした「ガラスの家」期間限定の赤いドットアート! was last modified: 4月 17th, 2018 by mikissh