ニューヨークのミッドタウンに珍しい美しい黄色い胸の渡り鳥出没中!オオアメリカムシクイ Yellow-breasted Chat

ニューヨークは、11月を迎え、だいぶ寒くなり、もうすぐ冬の到来を予感させます。ニューヨークでは、彩り豊かな渡り鳥たちの多くが南へ向かい少なくなる一方、カモをはじめ冬の鳥たちを多く見かけるようになっています。そんな中、現在、注目を集めているのが、NYC など都市部では、あまり見かけることがない珍しい渡り鳥です。鮮やかな黄色い胸が美しい、オオアメリカムシクイ (Yellow-breasted Chat) という鳥で、連日人気者になっています。タイムズスクエアやブライアントパークから近い、高層ビルに囲まれたミッドタウンの小さな広場、ベライゾンプラザ (Verizon Plaza) に、先週中頃に登場しました。それ以来、この場所がとても気に入ったのか、連日、美しい姿をみんなに披露しています。

ニューヨークのバードウォッチャーの間で話題になっているのが、ここ一週間程、ミッドタウンの小さな広場、ベライゾンプラザ (Verizon Plaza) に滞在中のオオアメリカムシクイ (Yellow-breasted Chat) です。ミッドタウンの野鳥スポットと言えば、ブライアントパークが有名ですが、今回の場所、ベライゾンプラザ (Verizon Plaza) は、ブライアントパークから少し西側 42ストリート沿いにタイムズスクエア方面に行った場所にあります。高層ビルに囲まれた小さな広場で、周辺のオフィスワーカーや旅行者たちのランチスポットにもなっている憩いの広場です。
そんな何気ないオフィス街の真中にある小さな広場ですが、現在、バードウォッチャーたちが、珍しい鳥を目指してやって来ています。

ベンチなどがあり、ちょっとした休憩スポットに便利な広場ですが、美しい黄色い胸の渡り鳥、オオアメリカムシクイ (Yellow-breasted Chat) にとっては、中央アメリカへの長い旅路に向けてのエネルギー補給休憩スポットになっています。

ベライゾンプラザと言うことで、ベライゾンによるチャージングステーションもあり、広場内を縦横無尽に動き回っています。

アメリカの渡り鳥の代表と言えば、多様な種類がいて、小さくすばしっこい鳥、アメリカムシクイ (Warblers) です。今回の鳥、オオアメリカムシクイは、大きくて、他のアメリカムシクイと比較するとゆっくり動き、一ヵ所にとどまっていることも多いので、観察や写真撮影がしやすい鳥です。もともとは、アメリカムシクイの仲間だと考えられていましたが、現在では、別種とされています。

ベライゾンプラザには、シェイクシャックのお店があり、広場のベンチで食事をする人も多く、その残り物などが落ちていることも多いです。普段は、餌を探して、ウロウロしていますが、最も落ち着く場所は、やはり木の茂みのようです。鮮やかな胸の黄色がとても美しい鳥です。

こちらは、ランチ後、眠くなってしまい、ウトウトしている可愛いオオアメリカムシクイの映像です。マンハッタンの車のクラクションの音にびっくりする様子も見られます。

ベライゾンプラザには、意外と色々な鳥がやって来ています。こちらは、アメリカムシクイの一種、カオグロアメリカムシクイ (Common yellowthroat)。

ニューヨークの秋の渡り鳥シーズンは、そろそろ終盤ですが、まだ、キヅタアメリカムシクイ (Yellow-rumped Warber) は、よく目にします。

ニューヨーク 秋の渡り鳥シーズン真っ只中!キクイタダキ ハチドリ アメリカムシクイなどすばっしこい小さな可愛い鳥が出没中

ニューヨークのミッドタウンに珍しい美しい黄色い胸の渡り鳥出没中!オオアメリカムシクイ Yellow-breasted Chat was last modified: 11月 3rd, 2021 by mikissh