京都の短い滞在の中、ぜひぜひ、京都の地元の人たちが普段行くような美味しいお店に行ってみたい、ということで、教えてもらったお店が、京都・祇園にある小さな居酒屋さんです。酒蔵が直営で開いているお店ということでお酒も美味しく、食べ物も本当に美味しいというのだから、期待大です！早速やってきたそのお店は、滋賀の蔵元、岡村本家が祇園でオープンしている居酒屋さん「遊亀」です。

開店から1時間ほど後にやってきた所、ちょうど満席で少しだけ待ちましたが、回転が早くわりとすぐに席に着くことができました。
このお店に来たら、やはり蔵元からやってきた美味しいお酒をいただきます！ 岡村本家は滋賀で150年以上続く老舗の蔵元だそうです。そして、このお酒ブランド、「金亀」は国宝にも指定されている彦根城の別名「金亀城」にちなんで、命名されたものなんです。

女性のお客さんも多く、意外にも海外からの旅行者もやってきていたりと、とてもにぎわっていました。

食べ物のメニューがとにかく豊富で、何を頼むか迷ってしまいます。
日本を感じる鮎の塩焼き。

タラの西京焼きも絶品。

シャキッと新鮮、水菜のサラダ。

穴子もサクサクにあがっていて美味！

京野菜のえび芋もホクホクとした美味しさ！

なんだかお酒のつまみ系のメニューにばかり走っていましたが、お刺身などのメニューも色々あり、とても人気でした。実は京都に来る前までに、金沢などにも訪れていて、これでもか、というほど連日たくさんの新鮮な刺身類を食べてきたため、この日はそういったものを頼まなかったのです。

上品な量だったけど、地鶏の唐揚げの地鶏がただの鶏じゃなく、濃厚で美味です。

おかわり、おかわり。並々と大サービスで注いでくれます。

たたみいわし。はじめて食べた気がしますが、実は神奈川や静岡の名産のようです。

白子。

甘酒も優しいお味。

この季節ならではの “ひやおろし”、”しぼりたて” など、どんどん進んでしまいます。秋の日本はやっぱりいいですね。美味しいお酒に合わせて、料理もついつい食べ過ぎてしまいます。

サクッと飲んで食べて、京都の夜の紅葉のイルミネーションスポットを訪れる予定でしたが、気づいたら、飲んで食べてに夢中になってしまい、イルミネーション巡りどうしようか。。。って、危うく行かないで夜が終わってしまうところでした。遊亀での思いがけない楽しい宴の時間でした。

たくさん飲んで、食べたのに、驚くほどリーズナブルです。でも、何より驚くのは、このお店のある場所が、京都の祇園だということ。この立地で、この質で、このお得感。京都っ子を魅了しないわけないですね。

祇園ということで、周辺はこれから夜に向けてますます活気づいていきそうな雰囲気です。そんな通り沿いにある小さな売店に、なんともかわいらしいお店番のわんちゃんが。

京都と言うとどうしても懐石や湯豆腐など、京都らしい定番のお店を訪れてしまうことが多いですが、そんな京都縛りをはずしてやってきた所、本当に美味しいお酒と美味しいお料理に出会え、とても大満足でした。

遊亀　祇園店
〒605-0078 京都府京都市東山区富永町１１１−１ MAP