ニューヨークは、年末年始は、比較的暖かかったのですが、新年を迎え、気温が0度付近となるとても寒い日が増えて来ています。そんな極寒のニューヨークの冬に合わせ、ニューヨークの街角には、氷山をイメージしたパブリックアート、アイスバーグ (Iceberg) が登場しています。面白い形状のインストレーションアートで、道行く人が、思わず中に吸い込まれてしまいますが、ちょっとした楽しい仕掛けもあって楽しませてくれます。
ニューヨークのミッドタウン、タイムズスクエアにも近いガーメントディストリクトのブロードウェイの 37 と 38 ストリートの間に、先日、1月9日に登場したのが、「アイスバーグ」と題されたパブリックアートです。
アイスバーグ (Iceberg) は、モントリオールベースのアートグループ、ATOMIC3 による 2012年の作品です。地球温暖化による北極圏の氷の減少が進む現状を訴えるというテーマだそうですが、パフォーミングアート出身者によるアートグループと言うことで、ただ見るだけでなく、光と音響効果によってインタラクティブに楽しませてくれる作品となっています。
クールな形をした作品なので、さっそく写真スポットになっています。
エクスペリエンスと銘打っているだけあり、意外と楽しいのが、氷山の中です。このアイスバーグのトンネルの中を自転車で行ったり来たりして楽しんでいる人もいました。
この日は、テレビ局か何かの撮影隊もやって来ていました。ビルボードには、ホリデーシーズンのヒット作、Aqua Man のポスターが貼られています。地球温暖化同様、深刻な問題に海洋汚染がありますが、最近、海をテーマとした作品や展示が増えています。
アイスバーグ (Iceberg) は、お昼間も楽しめますが、実は、暗くなった夜の方が、幻想的な感じになり、よりおすすめです。
通りかかった人が、思わず吸い込まれてしまう不思議空間で、氷山を模したそれぞれのアーチには、モーションセンサーがついており、通り過ぎる度に、赤く輝くと共に、氷から水が滴る音が響き渡ります。
アイスバーグ (Iceberg) は、ニューヨーク、マンハッタンのガーメントディストリクトに、2019年2月24日まで飾られています。近くを通りかかったら、氷山の中を歩いてみましょう。