アメリカ自然史博物館 (American Museum of Natural History) は、映画『ナイトミュージアム』(Night at the Museum) の舞台としても有名な博物館です。ニューヨークのセントラルパーク西側のアッパーウエストサイドにある、とても大きな立派なミュージアムで、ニューヨークの人気観光スポットのひとつとなっています。アメリカ自然史博物館では映画のように恐竜や動物、モアイ像などに出会える「ナイトミュージアムコース」を楽しんでみるのもおすすめです。美しい星空と宇宙の壮大さを楽しめる人気のプラネタリウムがあったり、アメリカ自然史博物館の目玉である恐竜コーナーでは、スケールの大きい、世界でも有数の巨大な恐竜が展示されていたりと、子供から大人まで誰でも楽しめるミュージアムとなっています。アメリカ自然史博物館はあまりにも大き過ぎてどのように周ったらいいか迷うことも多いと思いますので、ニューヨークのアメリカ自然史博物館の行き方(地図)、チケット・入場料金、開館時間や休館日などの基本情報と共に、アメリカ自然史博物館の見逃せない見どころとおすすめの回り方、そして、お土産、カフェの情報などアメリカ自然史博物館へ訪れる前に知っておきたい情報をまとめて紹介します。
アメリカ自然史博物館の正面入口を入ると、すぐ目の前には世界最大の高さを誇るという巨大な恐竜、バロサウルスが現れます。
アメリカ自然史博物館 チケット・入場料
アメリカ自然史博物館 チケットの購入方法
アメリカ自然史博物館の入場チケットを購入する方法は以下3つあります。
1⃣ アメリカ自然史博物館の公式サイトから入場チケットを購入
アメリカ自然史博物館の公式サイトのチケットページ から購入します。
2⃣ ニューヨークの観光パスを利用してお得に入場!
観光パスを持っていると、無料で入場できます。
おすすめは、ニューヨークの定番観光地5カ所を巡る人気の観光パス
→ ニューヨーク シティパス
または、数か所だけ行きたい人にはこちらの
→ ニューヨーク 観光パス
3⃣ ディスカウントチケットを購入
アメリカ自然史博物館のディスカウントチケットは、期間限定で販売されます。発売される際には、割引情報はこちらで紹介しています。
→ ニューヨーク旅行ディスカウントチケット情報
アメリカ自然史博物館 チケットの種類
アメリカ自然史博物館のチケットの種類は以下3つあります。
General Admission
(一般展示)
大人: $28
子供 (3-12): $16
シニア・学生 (ID要): $22
General Admission + One
(一般展示 + 特別展 1つ)
大人: $34
子供 (3-12): $20
シニア・学生 (ID要): $27
General Admission + All
(一般展示 + 特別展 全部)
大人: $39
子供 (3-12): $24
シニア・学生 (ID要): $31
ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の住人は、一般入館のみ(特別展やショーは見れない)ですが Pay What You Wish があります。時間指定予約をして当日に料金を払います。
アメリカ自然史博物館 行き方
アメリカ自然史博物館 American Museum of Natural History
Central Park West & 79th St, New York, NY 10024 地図
地下鉄の C線、D線の 81ストリート 自然史博物館 (Museum of Natural History) 駅にて下車。
アメリカ自然史博物館は駅の目の前です。
ミュージアムへの入り口は、地下鉄の駅から直結の入り口もありますが、セントラルパークの西側と、81 ストリート沿いにも入り口があります。
アメリカ自然史博物館 開館時間
開館時間 毎日 10 am-5:30 pm
休館日 感謝祭(11月第4木曜日)と クリスマス (12/25)
アメリカ自然史博物館見学の所要時間 は、自分の興味があるスポットのみ見て周る最短コースで2時間程度、全部込みのチケットで特別展やショーを全て見て周る場合は丸一日みておくといいと思います。
アメリカ自然史博物館 無料 ガイドツアー
ニューヨークのアメリカ自然史博物館では、無料のガイドツアー、ミュージアムハイライトツアーが行われています。
ツアーの開催時間や、ツアー予約については こちら をご覧ください。
ツアーの所要時間は75分です。ガイドさんにより長めになることもあります。
アメリカ自然史博物館では、日本語ガイドツアーはないので、英語のガイドツアーになります。
アメリカ自然史博物館 館内案内地図
日本語ガイドのアメリカ自然史博物館ミュージアムマップを こちら からダウンロードできます。
アメリカ自然史博物館
ニューヨークのアメリカ自然史博物館 (American Museum of Natural History) は、セントラルパークの西側にあり、セントラルパークのその真反対側には、あの メトロポリタン美術館 があります。設立は1869年のほぼ同時期で、1874年に建設がはじまり、1877年にオープンしたとても歴史のあるミュージアムです。その後も次々と新しい建物が建てられ拡大していき、とても大きな博物館となっています。
セオドア・ルーズベルト大統領の父親がアメリカ自然史博物館の創設者の一人であり、セオドア・ルーズベルト本人も狩猟好きでアフリカや南米など世界を旅して周り、コレクションにも大きく貢献していることから、正面玄関も含め、セオドア・ルーズベルトにちなんだ場所が登場します。
アメリカ自然史博物館は、現在、世界でも有数の自然科学ミュージアムであり、自然史研究でもとても大きな貢献をしてきた研究機関でもあります。恐竜のコレクションでも有名なアメリカ自然史博物館ですが、実は、20世紀初頭、初めてティラノサウルスの化石を発見したのは、アメリカ自然史博物館のスタッフだった、バーナム・ブラウン (Barnum Brown) さんでした。「ティラノサウルス・レックス」という名称は、アメリカ自然史博物館の館長により名付けられ、ティラノサウルス研究の第一人者ともいえるミュージアムなのです。
アメリカ自然史博物館 プラネタリウム スペースショー
ヘイデンプラネタリウム (Hayden Planetarium Space Theater) は、アメリカ自然史博物館の北側、81ストリートにある、2000年にオープンした、ローズセンター (Rose Center for Earth and Space) という建物にあります。宇宙と地球に関するテーマの展示が行われています。
アメリカ自然史博物館の人気の見どころのひとつが、プラネタリウムです。チケット購入時に、真っ先に予約をしておくのがおすすめです。訪れたとき、子供たちもたくさん来ていて、プラネタリウムの中へ入っていくまでの過程がまるでディズニーランドのアトラクション待ちのような雰囲気でした。中はかなり広く席もたくさんあります。待ちに待ったプラネタリウムのショーが始まるとみんなのウォーという歓声や思わず拍手まであがり盛り上がっていました。まるで宇宙の中へふわふわと飛んでいく感覚すら味わえる、まさにアトラクションのようなプラネタリウムで期待以上に楽しめました。結構夢中になってみてしまう迫力あるショーでおすすめです。上映時間は25分程です。
スペースショー、ワールド・ビヨンド・アース (Worlds Beyond Earth) がはじまりました。テーマは太陽系。地球が属し、宇宙スケールでは身近ですが、意外とあまり知られていないのが、地球以外の太陽系のことです。人類の再月面着陸、火星到達など、想像力と好奇心を刺激する、太陽系の知られざる姿を紹介してくれる作品となっています。
ちなみに、以前、2013年から2020年初まで、プラネタリウムで上映されていた、ダークユニバース (Dark Universe) は、ビッグバンやダークマターをテーマとする迫力の作品 (予告編) でした。
アメリカ自然史博物館 宇宙 地球
ヘイデンプラネタリウム (Hayden Planetarium) の真下のスペースは、宇宙関連の展示の Dorothy and Lewis B. Cullman Hall of the Universe です。月の石、隕石の展示など、興味深いものが色々あります。
アメリカ自然史博物館の入り口は、正面入口以外に、こちらにもチケットブースがあり、ここから入場することも可能です。宇宙関連グッズのおみやげ屋さんもあります。
1階の Gottesman Hall of Planet Earth は、地層、地震、岩石など地質学や気象、気候変動などについての展示が行われています。
生物の多様性
1階正面左手には、とてもディスプレイの美しい Hall of Biodiversity があります。数えきれない程の生物が美しく並べられていて壮観です。
海洋生物
生物の多様性の部屋の奥には、巨大なクジラが印象的な The Milstein Hall of Ocean Life です。クジラの下のホールでは、海の様々な生物の展示がされています。
このアメリカ自然史博物館では、実は毎年人気のお泊り会イベントも開催しています。
子供お泊まり会に加えて、お酒も飲めちゃう大人オンリーお泊り会まであります。
まさに、映画『ナイト ミュージアム』(Night at the Museum) の世界で、夜のミュージアムを楽しめるおもしろいイベントです。
アメリカ自然史博物館 恐竜
アメリカ自然史博物館 4階は古代生物の化石が展示されており、その中でもアメリカ自然史博物館の一番の目玉となっていて、人気が高いのが「恐竜」です。アメリカ自然史博物館の見学のスタートは、できれば、この最上階4階の恐竜コーナーから始めるのがおすすめです。
とても躍動感があり今にも動き出しそうなのがこちらのティラノサウルス (Tyrannosaurus rex)(T.Rex)。
アメリカ自然史博物館 T. Rex ティラノサウルス恐竜特別展 驚きの最新の恐竜学が面白い! で紹介したような、話題のティラノサウルス恐竜特別展がアメリカ自然史博物館で大々的に開催されたこともありました。
ティラノサウルスってどんな恐竜なの?というのは、こちら に詳しい説明があります。
ステゴサウルス (Stegosaurus) の親子。
1万年以上前に北米にたくさんいたとされるマンモス。
最大の恐竜 Titanosaur ティタノサウルス
4階にアメリカ自然史博物館のイントロダクションビデオが上映されているオリエンテーションセンターがありますが、そこに、2016年から登場したのがこちら、お部屋に入りきらないほどの超巨大な恐竜です。お部屋の外に頭がはみ出していて、これがなかなかツボとなって人気になっています。
最大の恐竜と言われる ティタノサウルス (Titanosaurus) です。
アルゼンチンのパタゴニアで発掘されたもののレプリカだそうです。
アメリカ自然史博物館 ナイトミュージアム
アメリカ自然史博物館の見学は、4階からスタートするのがおすすめです。4階で恐竜の展示を見終えたら、3階に下りて、映画 ナイトミュージアム (Night at the Museum) で登場した場所を巡っていきましょう。
太平洋の文化と人々
3階の一番奥に位置しているのが、太平洋の文化スペース (Hall of Pacific Peoples) にあるこちらのモアイ像。映画『ナイトミュージアム』でも印象的だったこともあり、みんなが集まるとても人気のスポットになっています。順番に写真撮影中です。
世界の多様なサル
世界中の多様なサルの集まる Hall of Primates には『ナイトミュージアム』で見覚えのあるサルくん “Capuchin Monkey” も。
アフリカの動物たち
2階、3階に渡り大きなホール (The Akeley Hall of African Mammals) に展示されているのがアフリカの動物たち。おなじみのビッグ5から、南アフリカなどで見かける Gemsbok などのマイナーな動物たちも見られます。
アフリカライオン
ダチョウ
クロサイ
キリンなど動物たちが集まる水場
アメリカ自然史博物館へ訪れる前に、映画『ナイトミュージアム』(Night at the Museum) を見ておくと楽しさ倍増です。
中南米の人々・文化
2階では中南米の人々、文化の展示があります。アステカ、マヤ、インカ、その他、様々なネイティブの人々の文化が紹介されています。
オルメカ文明の顔の巨石。
典型的なマヤ文明の遺跡。
アステカ文明の太陽の石 (Aztec Stone of the Sun)。
アジアの人々・文化
同じく2階にはアラブ圏からインド、東アジアまでアジアの様々な人々や文化に関する展示もあります。隣にはアジアの動物たちのセクションもあります。
世界最大級の隕石と美しい宝石
1階の Arthur Ross Hall of Meteorites にある、世界最大級の隕石 Ahnighito は必見のスポットです。1894年にグリーンランドで発見された太陽にも匹敵する45億年もの歴史があると言われている隕石 (Cape York Meteorite) です。
そして、その周りには、キラキラした思わず見入ってしまう美しい宝石や鉱物がたくさん展示されています。中には、Star of India と呼ばれる世界最大レベルのブルーサファイアもあります。
▶️ ニューヨークのアメリカ自然史博物館 Halls of Gems and Minerals 舞台裏
人類の進化
同じく一階の隕石の展示へ向かう途中には、人類の進化についての展示もあります。
北米の動物たち
1階正面には、カナディアンロッキー、グレイシャー国立公園などで見かけるビッグホーンシープ、マウンテンゴート、イエローストーン国立公園などで見かけるバイソンなど北米ならではの動物が展示されています。
写生をしている人もけっこう見かけます。
アメリカ自然史博物館 見どころハイライト
ニューヨークのアメリカ自然史博物館の見どころのハイライトを動画でもご覧いただけます。
ルーズベルトメモリアルホール
アメリカ自然史博物館の正面玄関中央にも像が立っていますが、このミュージアムにとって欠かせない人物、セオドア・ルーズベルト大統領。正面のホールの名前も Theodore Roosevelt Rotunda です。
1階正面右手には、Theodore Roosevelt Memorial Hall があり、ルーズベルト大統領像がベンチに座っていて、記念撮影の人気スポットになっています。
ちなみに、セオドア・ルーズベルト大統領はニューヨークにとても関係の深い大統領で、セオドア・ルーズベルトの家 をニューヨークで見学することができます。
アメリカ自然史博物館 特別展・3D映像
ニューヨークのアメリカ自然史博物館では定期的に面白い特別展が開催されています。一度にいくつものイベントが開催されるため、常設展と特別展、全部周ると丸一日のコースとなります。
現在開催中のおすすめ特別展!
▶️ シャーク NY アメリカ自然史博物館 サメがテーマの新特別展 Sharks!
アメリカ自然史博物館特別展で面白かったもの
▶️ アメリカ自然史博物館 特別展!丸一日遊べるニューヨークの人気ミュージアム
▶️ アメリカ自然史博物館 ティラノサウルス 恐竜特別展 驚きの最新の恐竜学が面白い!
▶️ 楽しい五感体験 Our Senses ニューヨークアメリカ自然史博物館の新特別展スタート!
▶️ UNSEEN OCEANS アメリカ自然史博物館 今注目の未知の深海の世界を明らかにする海洋テクノロジー
▶️ アメリカ自然史博物館 カラフルな色で遊べる楽しい最新特別展 The Nature of Color!
アメリカ自然史博物館 お土産
最近ニューヨークのアメリカ自然史博物館のギフトショップで人気があるお土産はキティちゃんシリーズです。宇宙飛行士のキティちゃんから、実験博士のキティちゃん、アマゾン探検隊のキティちゃんなどいろんな種類があって必見です。
アメリカ自然史博物館では、それぞれテーマごとの展示があり、お土産屋さんもそのエリアごとにテーマに沿った商品の展開をしています。恐竜のコーナーでは、巨大な恐竜が登場!
宇宙コーナーでは定番宇宙食もあり、それぞれ個性的な品揃えのおもしろいお土産が見つけられるので、覗いてみるのもおすすめです。
アメリカ自然史博物館 カフェ
4階と1階にカフェがあり、地下にフードコートがあります。
営業時間は 10:30AM-4:30PM 。メニューは、サラダやサンドイッチなどの簡単なものです。
アメリカ自然史博物館 American Museum of Natural History
Central Park West & 79th St, New York, NY 10024 地図
ニューヨークの見どころはまだまだいっぱいあります!
シティパス など、ニューヨークの観光パス を利用して賢くお得に、ニューヨークの有名観光地巡りが楽しめます。アメリカ自然史博物館も観光パスがあれば無料で訪れることができます。是非利用してみて下さい。