メトロポリタン美術館 ミュージアム見どころ完全攻略法

Metropolitan Museum of Art

ニューヨークの「メトロポリタン美術館」 (The Metropolitan Museum of Art (The Met)) は、アメリカ最大300万点以上ものコレクション所蔵品数を誇る、世界3大美術館のひとつにも挙げられる有名なミュージアムです。
フェルメール、ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、ミケランジェロ、クリムトなど見逃せない有名作品が目白押しで、メトロポリタン美術館は、世界中の絵画、アート、歴史的な遺物など、幅広い芸術作品とコレクションが並ぶ、見所満載のミュージアムとなっています。
メトロポリタン美術館の行き方(地図)、開館時間(休館日)、チケット入場料、ディスカウント情報、無料ガイドツアーについてなど、メトロポリタン美術館へ訪れる前に是非知っておきたい情報と合わせ、はじめてNYのメトロポリタン美術館を訪れる人にもわかる「メトロポリタン美術館の見どころ」と「メトロポリタン美術館の効率的な回り方」を紹介します。



メトロポリタン美術館とは

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ニューヨークのメトロポリタン美術館は、世界最大級のミュージアムであり、フランスの ルーブル美術館 などにつぐ、トップレベルに来場者数が多い人気の美術館となっています。
メトロポリタンミュージアム (The Metropolitan Museum of Art) 、通称「メット (THE MET)」は、本館のメトロポリタン美術館 (The Met Fifth Avenue) に加えて、分館 クロイスター (The Met Cloisters) があります。

メトロポリタン美術館は歴史あるミュージアムで、最初に設立されたのは1870年です。NYセントラルパークの東側アッパーイーストサイドのミュージアムマイル沿いに移転してきたのは、1880年のことで、その後様々な増築が行われ今のような立派な美術館になりました。
映画や写真によく登場する、メトロポリタン美術館の顔となっている建物の正面のファサードは 自由の女神 の台座や ビルトモアエステート をデザインしたことでも知られる有名な建築家 リチャード・モリス・ハント (Richard Morris Hunt) によりデザインされたもので、とても美しい建築となっています。

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メトロポリタン美術館 チケット料金・入場料

メトロポリタン美術館 入場料

 大人     30ドル
 学生     17ドル
 シニア(65歳+)22ドル
 子供(12歳以下) 無料

7/1/2022 より、メトロポリタン美術館の入場料が値上げ されました。

* ニューヨーク州在住者とニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の学生は任意の料金です。

メトロポリタン美術館 チケット買い方

メトロポリタン美術館 公式サイト チケット購入ページ から、時間指定チケットを事前にオンライン購入します。

メトロポリタン美術館 行き方

地下鉄での行き方

メトロポリタン美術館の最寄り駅は 地下鉄 4番、5番、6番線の 86ストリート駅です。
最寄り駅から美術館までは徒歩10分。2ストップだけですが、86ストリート沿いを走るバス M86 に乗ることもできます。
メトロポリタン美術館の行き方は以下地図を参照ください。(地図

Metropolitan Museum MAP (5)

メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art (The Met Fifth Avenue)
1000 5th Ave, New York, NY 10028 地図

バスでの行き方

ミッドタウンの中心地あたりからメトロポリタン美術館へ行く場合は、公共のバスを利用することもできます。
マディソンスアヴェニュー沿いを走る、M1、M2、M3、M4 バスに20分くらい乗り、81ストリートで下車後、歩いて4分で到着です。
メトロポリタン美術館からミッドタウンへの帰りのバスは、ミュージアムの目の前、5アヴェニューの80ストリートのバス停から M1、M2、M3、M4 に乗ります。

Met Bus Map



開館時間・休館日

開館時間

日~火、木曜日: 10 am–5 pm
金曜日・土曜日:10 am–9 pm

休館日

水曜日
1/1、5月第1月曜日、サンクスギビングデー(11月第4木曜日)、クリスマス (12/25)

メトロポリタン美術館 荷物 持ち込みルール

・ 入り口で簡単な荷物のセキュリティーチェックがあります。
・ ペットボトルの水の持ち込みは可能です。食べ物(お土産でもダメ)や、水以外の飲み物を持っていると入れません。預けられません。
・ ショルダーバッグの持ち込みOKです。リュックタイプのバッグは展示物にぶつからないように体の前にリュックを持つようにします。
・ スーツケースや大きな荷物はコートチェックで預かってもらえません。持ち込み入場もできません。

メトロポリタン美術館へ訪れる前に知っておきたいこと

・ メトロポリタン美術館館内に無料 Wi-Fi があります。”METMUSEUMPUBLIC” パスワードは不要です。
・ メトロポリタン美術館館内での写真撮影はフラッシュなしで可能です。時々、特別展で写真撮影できないケースもありますが、ほとんどの場合大丈夫です。動画撮影は禁止です。
・ メトロポリタン美術館、クロイスター美術館は、共通券です。再入場可能なので、ランチに出かけて戻ってくることも可能です。もちろんチケット(ステッカー)はなくさないように。

メトロポリタン美術館 ツアー

MET (5)

メトロポリタン美術館の中央の入り口から入るとインフォメーションデスクがあります。
メトロポリタン美術館のイベントや、無料ツアーについて教えてもらえたり、日本語のメトロポリタン美術館の案内ガイドパンフレット(マップ)をもらえたりします。メトロポリタン美術館の館内案内地図は、デジタル地図 もあります。ビジターガイドは、こちら です。

メトロポリタン美術館 ツアー 無料日本語ガイドツアー

メトロポリタン美術館のツアーは、無料のガイドツアーです。
メトロポリタン美術館のチケットを持っている人であれば誰でも参加できます。
日本語無料ツアーの開催日時は、毎週火曜日、金曜日、日曜日 11:15 – 12:15、1時間のツアーです。
英語のツアーもあり、11:15-14:30 まで様々なテーマのツアーがあります。

メトロポリタン美術館の日本語ガイドツアーの所要時間は、約1時間。
日本語ガイドさんによる無料日本語ガイドツアー、ハイライトツアーでは、メトロポリタン美術館の全セクションからガイドさんが選んだ10点くらいの芸術作品をひとつひとつ丁寧に説明しながら周ってくれます。

メトロポリタン美術館の無料ガイドツアーの集合場所は、チケット売り場などがある大きな広場 “The Great Hall” の中央の入り口から入ってすぐのギャラリー ( Gallery 534 Vélez Blanco Patio) です。
ツアー参加に予約はいりません。インフォメーションデスクでツアーの出発場所・集合場所を教えてもらえます。
ツアー開催日時と詳しい情報は メトロポリタン美術館の無料ツアー日程スケジュール にてご確認ください。

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メトロポリタン美術館 オーディオガイド

メトロポリタン美術館の有名芸術作品をできるだけ多く見て回りたいという人は、ツアーの代わりに、オーディオガイド(日本語ガイドあり)を借りて自分で周ることもできます。オーディオガイドを借りる場所は、入り口を入って左側のチケット売り場です。また、各フロアのギフトショップでも借りられるので、美術館賞の途中で、やっぱりガイドを聞きたいと思ったら、尋ねてみましょう。
オーディオガイド料金:7ドル(金・土の 5PM 以降 → 5ドル)

メトロポリタン美術館 アプリ

メトロポリタン美術館では 無料アプリ ガイドも提供されています。



メトロポリタン美術館1階 見どころ

メトロポリタン美術館は、じっくりと見ていると丸一日かけても時間が足りないほど見どころがたくさんあります。
メトロポリタン美術館の館内案内地図はこちらです。まずは、地図を見て、戦略を立てましょう。

グレートホールでチケット購入後、メトロポリタン美術館の見どころを全般的に見て回りたい人は、まず1階の地図右側、エジプト美術のセクションから周るのが私のおすすめコースです。
(ヨーロッパの印象派アートから最初に見たい人は中央階段から2階へ行き メトロポリタン美術館2階の見どころ からスタートします。)

エジプト美術 デンドゥール神殿

1階のエジプト美術の入り口から入ると、まず目の前に現れるのは、こちら Mastaba Tomb of Perneb。様々なエジプト美術を鑑賞しながら、デンドゥール神殿へと向かいます。途中、Models from the Tomb of Meketreの展示もあります。
デンドゥール神殿のお部屋は光がさし、とても明るい気持ちのいい空間です。

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エジプト美術のハイライトは、デンドゥール神殿 (The Temple of Dendur)。
実はこの神殿、エジプトで水没危機にあったヌビア遺跡をアメリカが救ったことに対するお礼として、エジプトから寄贈された遺跡なのです。ローマ皇帝アウグスティヌスが建てたエジプトの神殿で、よく見ると色々な象形文字が描かれています。ナイル川のほとりに立つ神殿をイメージし、神殿の前に水がありパピルスも植えられています。

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アメリカ美術 チャールズ・エンゲルハード・コート

続いて、地図の右上のセクション「アメリカ美術」に入ります。
アメリカ美術の中心となっているのが、ガラス張りの日がさんさんと差し込む明るい大きなお部屋、チャールズ・エンゲルハード・コート (The Charles Engelhard Court)です。この広場には有名なものがいくつかあります。
MAP: Gallery 700
まず1つめは、ダイアナ (Diana) 、広場の中央にいる矢を持つゴールドの女神です。
2つめは、その背景にあるウォールストリートから運ばれてきた壁です。まるで建物がそこにあるかのように見えますが、実は表面だけです。カフェスペースもあります。

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この広場にあるとても美しい色使いのティファニーのステンドグラスの作品も必見。このステンドグラスの前には、シカゴ証券取引所の階段 (Staircase from Chicago Stock Exchange Building) もあります。Architectural Elements from Laurelton Hallも美しく必見です。

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アメリカ美術にはこの他、建築に興味がある人におすすめの The Frank Lloyd Wright Room (Gallery 745) もあります。フランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright) は、グッゲンハイム美術館落水荘 などのデザインなどで知られており、2019 年に世界遺産に選ばれました。
→ フランクロイドライト 世界遺産に!- グッゲンハイム美術館など

武器・甲冑

たくさんの武器・鎧のコレクションがあるお部屋にやってきました。フラッグのかかったかっこいいお部屋ですが、武器や鎧の展示もたくさんあり、その中でも一番有名なのは、Armor of George Clifford, Third Earl of Cumberlandです。
MAP: Gallery 371

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すぐ隣の部屋に、日本の古来の鎧や日本刀のコレクションもあります。日本でも見たことないような驚きのコレクションです。

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中世美術 Medieval Sculpture Hall

クロイスターのようなとても美しい空間の中世美術 (Medieval Sculpture Hall) です。
MAP: Gallery 305
ここがメトロポリタン美術館がこの場所に移ってきた1880年当時からあった歴史のあるエリアです。
美しいクリスマスツリーが飾られます。
▶️  メトロポリタン美術館 クリスマスツリー 中世ヨーロッパの美しい伝統の天使のツリーとナポリの人形

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中世美術の美しいモザイクの作品。『Fragment of a Floor Mosaic with a Personification of Ktisis』 
MAP: Gallery 301

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ヨーロッパ彫刻 ロダン

ヨーロッパ彫刻 (European Sculpture and Decorative Arts) の広場は、日の光が入る明るい空間で、ロダン (Rodin) などの彫刻がたくさん並び、まるでフランスやイタリアにいるような気分になる空間です。ここに、カフェもあります。
MAP: Gallery 548

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メトロポリタン美術館では、鉛筆スケッチは許されているのですが、それ以外の絵の具などを使うことは禁止されています。

この後、2階のヨーロッパやアメリカの絵画の見どころへ行きます。



メトロポリタン美術館2階 見どころ

もし、メトロポリタン美術館で見るべき作品として狙っているものが、印象派などのヨーロッパ絵画の有名作品ばかりの場合は、チケットを買ったらすぐ、中央階段を上がって、2階のヨーロッパ絵画セクションから回りましょう。ここだけでも見どころが盛りだくさんです。

「ヨーロッパ絵画1250年-1800年」は、地図の中央の部分です。「19世紀・20世紀初期ヨーロッパ絵画・彫刻」は、地図の左側の部分です。

アメリカ美術2階 ワシントン大統領

時間があれば、ヨーロッパ絵画のセクションの前後に、地図右側のアメリカ美術にも足を運んでみましょう。ここでは、普段あまり目にすることのないアメリカの古典絵画を見ることができます。
有名な独立戦争時のジョージ・ワシントンの様子を描いた絵 エマヌエル・ロイツェ (Emanuel Leutze) の『デラウェア川を渡るワシントン』(Washington Crossing the Delaware) があります。
MAP: Gallery760

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アメリカ美術2階 サージェント

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ジョン・シンガー・サージェント (John Singer Sargent) は、19世紀後半から20世紀前半に主にパリやロンドンで活躍したアメリカ人画家で、優雅な上流社界の人々の肖像画の作品が多いです。この『マダムX』(Madame X) もそのひとつで、実在するパリの銀行家の奥さんをモデルに描いたものです。サージェントは、この美し過ぎる絵のためにスキャンダルに巻き込まれ、パリからロンドンへと拠点を移したそうです。サージェントの作品が一同に集まる「Sargent: Portraits of Artists and Friends」という特別展が開催されたこともあり、とても盛況でした。
MAP: Gallery 771

ヨーロッパ絵画 フェルメール

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地図の真ん中のセクション、中世ヨーロッパ絵画の一番奥のお部屋に、有名なフェルメール (Vermeer) の絵が集まっています。
MAP: Gallery 632

オランダ人画家、ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer) は生涯かけて35点ほどしか作品がないといわれていますが、そのうち5つもの作品がメトロポリタン美術館に並んでいます。
『眠る女 (A Maid Asleep)』『少女 (Study of a Young Woman)』『水差しを持つ女 (Young Woman with a Water Pitcher)』『リュートを調弦する女(窓辺でギターを弾く女)(Woman with a Lute)』『信仰の寓意 (Allegory of the Catholic Faith)』です。

詳しくは、こちらの メトロポリタン美術館 フェルメール をどうぞ。

フリックコレクション にもフェルメールの作品が3点ありますので、フェルメールファンの人は必見です。

そして、印象派の作品など最も馴染み深い作品が惜し気もなく展示されているのが、地図の左のセクション、19・20世紀ヨーロッパ絵画のセクションです。

19・20世紀ヨーロッパ絵画 クリムト

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グスタフ・クリムト (Gustav Klimt) の「Mäda Primavesi」です。クリムトの作品は、メトロポリタンからすぐのところにある美術館、ノイエギャラリー にたくさんコレクションがあります。
MAP: Gallery 829

19・20世紀ヨーロッパ絵画 ルノワール (Auguste Renoir)

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フランスの有名印象派画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール (Pierre-Auguste Renoir) の作品は、メトロポリタン美術館に驚くほどたくさんあります。
Madame Georges Charpentier and Her Children』の作品をはじめ、同じ部屋にルノワールのすばらしい作品群がずらりと並んでいます。

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By the Seashore」「In the Meadow」など、ルノワール好きは必見です。
MAP: Gallery 824

19・20世紀ヨーロッパ絵画 スーラ

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点描の絵で有名な新印象派画家、ジョルジュ・スーラ (Georges Seurat)は、31歳というとても若くして亡くなられてしまったフランスの画家です。メトロポリタン美術館にあるこちらの絵は、『Study for “A Sunday on La Grande Jatte”(習作:グランド・ジャット島の日曜日の午後)』です。
この絵って、シカゴ美術館で一番の目玉の絵では?と思い、調べてみたら、メトロポリタンにあるのは、最終版ではなく習作でした。シカゴ美術館にあるものが、最終的にスーラが納得した完成作品、『A Sunday on La Grande Jatte(グランド・ジャット島の日曜日の午後』です。ちなみにシカゴ美術館にある作品は寄贈者の遺言により門外不出の作品で、シカゴ美術館に行かないと絶対に見ることができないものとなっています。
MAP: Gallery 825

19・20世紀ヨーロッパ絵画 アンリー・ルソー (Henri Rousseau)

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エキゾチックな独特な作風のフランス人画家、アンリー・ルソー (Henri Rousseau) の作品もいくつかメトロポリタン美術館に並んでいます。こちらは、『ライオンの食事 (The Repast of the Lion)』。
MAP: Gallery 825

19・20世紀ヨーロッパ絵画 ゴーギャン

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ゴッホとも時代を同じくするポスト印象派のフランス人画家、ポール・ゴーギャン (Paul Gauguin)。こちらは、『イア・オラナ・マリア(アヴェ・マリア、マリア礼賛)(Ia Orana Maria)』です。
MAP: Gallery 825



19・20世紀ヨーロッパ絵画 ゴッホ (Vincent van Gogh)

メトロポリタン美術館には、フィンセント・ファン・ゴッホ (Vincent van Gogh) の作品も色々あります。まず、こちらは、ゴッホの『自画像 (Self-Portrait with a Straw Hat) 』です。
MAP: Gallery 825

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ゴッホの有名な作品『糸杉のある麦畑 (Wheat Field with Cypresses)』。 MAP: Gallery 822

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同じお部屋に、ゴッホの作品 『ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女』La Berceuse もあります。

19・20世紀ヨーロッパ絵画 モネ (Claude Monet)

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フランスの代表的印象派画家、クロード・モネ (Claude Monet) の作品も色々あります。こちら、『積みわら (Haystacks)』 の作品は、ひとつの場所で、違う季節の違う時間と天候で描いたシリーズものになっていて、25枚ほどあるそうです。
MAP: Gallery 819

『サンタドレスの庭園』(Garden at Sainte-Adresse) もモネの美しい作品です。
MAP: Gallery 818

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印象派、ヨーロッパ絵画の有名作品は、メトロポリタン美術館 西洋美術徹底ガイド にて、さらに詳しく紹介しています。

▶️  ゴヤ特別展 メトロポリタン美術館 版画作品集 デッサン大集合 Goya’s Graphic Imagination

▶️  メトロポリタン美術館創立150周年記念特別展 Making the Met, 1870-2020

イスラムアート

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時間があれば、綺麗なタイルや絨毯などが展示され、イスラムの世界が広がるイスラムアートのセクションも覗いてみましょう。 
地図左下 MAP: Gallery 455

古代中近東美術 The Assyrian Royal Court

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とても美しいアッシリアの宮廷 (The Assyrian Royal Court) も必見!2500年前のアッシリア帝国にタイムスリップ。そんなに昔のものとは思えないくらい綺麗な状態で保存されています。
MAP: Gallery 401

近代・現代美術2階 イサム・ノグチ

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2階の左上奥に近代・現代美術の小さなセクションがあり、1階にまで続いています。
日系アメリカ人、ノグチイサムの作品もメトロポリタン美術館にいくつか展示があります。ピンクマーブルの石の作品『Kouros』です。
MAP: Gallery 920

日本アートセクションにあるWater Stoneもノグチイサムの作品です。

ノグチイサム自身が作った美術館、ノグチミュージアムがニューヨークのクイーンズにあります。

近代・現代美術2階 ロイ・リキテンスタイン

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ニューヨーク生まれの、ロイ・リキテンスタイン (Roy Lichtenstein) は、アンディ・ウォーホル (Andy Warhol) などと並ぶ有名なポップ・アートのアーティストです。こちらの作品は、「Stepping Out」。
MAP: Gallery 924

近代・現代美術1階&2階 ピカソ

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パブロ・ピカソ (Pablo Picasso) の『The Dreamer』。
MAP: Gallery 901
同じお部屋に、ピカソの作品「Reading at a Table」もあります。
また、2階の近現代美術セクションに、「The Actor」などもありますので、ピカソの作品も必見です。

近代・現代美術1階 ノーマンロックウェル

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ニューヨーク生まれの20世紀のアメリカを代表するアーティストの一人、ノーマン・ロックウェル (Norman Rockwell) の作品『Expressman』です。
MAP: Gallery 903

メトロポリタン美術館ではノーマンロックウェルの作品は数少ないです。タングルウッド にノーマンロックウェルの専門の美術館があります。

近代・現代美術1階 ミロ

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独特の世界観を持つスペイン人画家、ジョアン・ミロ (Joan Miró) の作品もあります。こちらは、『女・鳥・星 (Women, Birds, and a Star)』
MAP: Gallery 906

近代・現代美術1階 フローリン・ステットハイマー (Florine Stettheimer)

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ニューヨーク生まれの女流アーティスト、フローリン・ステットハイマー (Florine Stettheimer) の作品が4点揃って並んでいるお部屋があります。メルヘンチックで夢があり、しかもニューヨークをテーマにした作品なので、私の個人的なお気に入りのおすすめです。
左の作品から、『The Cathedrals of Art』『The Cathedrals of Wall Street』『The Cathedrals of Broadway』『The Cathedrals of Fifth Avenue』。
MAP: Gallery 902

近代・現代美術1階 ジャコメッティ (Giacometti)

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細い線の彫刻作品が多いことで有名なスイス人彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ (Alberto Giacometti) の「Three Men Walking II」です。
同じお部屋にある「The Cat」も必見。
MAP: Gallery 907

アジア美術2階 日本アート

もし、時間があれば、2階のアジア美術のアートセクションも見てみましょう。

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日本のアートセクションには、美しい、ゴージャスな日本の古来のものがコレクションされていて驚きます。

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葛飾北斎 (Katsushika Hokusai) の浮世絵『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』(The Great Wave, from the series Thirty-six Views of Mount Fuji)

Katsushika Hokusai

平家物語の屏風など、本当に色々あります。

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楽器

楽器 (Musical Instruments) のセクションは2階のちょっとわかりにくい場所 (MAP: Gallery 684) にあります。珍しいヴァイオリンやピアノなど様々な楽器が並んでいます。ストラディバリウスもバイオリンが3つ、チェロが1つあります。見たこともないような美しい絵の入った楽器や、彫刻、装飾の施された豪華な楽器も並んでいます。

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ピアノを初めて作った人と言われる、Bartolomeo Cristoforiが1720年に作ったグランドピアノ (Grand Piano) も現存します。

パティオ

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スペインのアンダルシアから運ばれてきた、『Patio from the Castle of Vélez Blanco』は、クロイスターのような美しい空間です。
MAP: Gallery 534

メトロポリタン美術館ルーフトップ

5月から10月の夏季限定でメトロポリタン美術館の屋上も開放されます。マンハッタンの眺望を見ることができる、気持ちのいい絶景スポットです。夏の館内の冷房は冷えるので途中で外に出たくなった時にやってくるのにもおすすめの場所です。毎年変わる、ルーフトップのアート展示も楽しみです。例年ドリンクバー (Roof Garden Café and Martini Bar) も営業していますが、今年はお休みです。

▶️  メトロポリタン美術館 屋上庭園へ行ってみよう!

メトロポリタン美術館 カフェ&レストラン

メトロポリタン美術館内には、ランチやお茶、食事ができるカフェやレストランがいくつかあります。

メトロポリタン美術館 カフェ・レストラン詳細はこちら → レストラン営業情報

ザ・アメリカンウィングカフェ (The American Wing Café)

1階アメリカンウィングのチャールズ・エンゲルハード・コート (The Charles Engelhard Court) にある開放感あふれるカフェです。MENU
月–木・日: 11 am–4 pm
金・土: 11 am–8 pm

ペトリコート・カフェ(Petrie Court Café)

ヨーロッパ彫刻のコーナーにあるレストランで、お茶とケーキもあり、パスタやサラダなどきちんとしたお食事のランチも頂けます。
MENU, 11:30 am–4 pm

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グレートホール・バルコニーバー (Great Hall Balcony Bar)

2階のバルコニーにあり、日中はカフェ、美術館が延長して開いている金曜日と土曜日は夕方からバーになり、5-8PMに 音楽のライブ演奏もあり、とてもいい雰囲気になります。お昼のメニューはサンドイッチなど、夜はドリンクとちょっとしたアペタイザーを注文できます。

カフェ MENU
日–木 11 am–4:45 pm
金-土 11 am–3 pm

バー
金-土 4–8:30 pm

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カフェテリア (Cafeteria)

地下にあるカジュアルなカフェテリア形式のレストランです。

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メトロポリタン美術館のミュージアムショップでおみやげ購入

メトロポリタン美術館のギフトショップでは、美術館に展示されているアート作品をモチーフにした商品などがたくさんあり、お土産におすすめです。1階のホールにあるギフトショップが一番大きいので見学の最後にそちらのショップに立寄ることもできますが、館内にテーマごとの小さなギフトショップも点在しているので、気に入った商品を見つけたら途中で買うこともできます。

▶️  メトロポリタン美術館でお土産探し!おすすめ商品を全紹介!

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メトロポリタン美術館 ニューヨーク

メトロポリタン美術館は、ニューヨークを舞台としたドラマや映画のロケ地としても登場する場所です。
ドラマ『ゴシップガール』でよく映ったのが、メトロポリタン美術館の階段のシーンです。
映画『恋人たちの予感』『メイドインマンハッタン』『ダイヤルM』などでは、エジプト美術のデンドゥール神殿など、よく映る名所です。

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メトロポリタン美術館 特別展 ファッション展

メトロポリタン美術館では、期間限定で様々な特別展が行われます。
特に人気があるもののひとつが、MET のコスチュームインスティテュート (The Costume Institute) により企画される華やかなファッション展です。
5月初旬に開催されるメットガラ (Met Gala) を皮切りにスタートし、夏の終わりまで開催されます。

メトロポリタン美術館 ファッション展 2023!シャネル フェンディで知られるカールラガーフェルド特別展 A Line of Beauty

今までの METファッション展
・ 川久保玲 コムデギャルソン特別展
・ 美しく幻想的な超豪華ドレス展
・ 感動のカトリックのファッション展
・ キャンプファッション特別展
・ MET150周年 ファッション展
・ アメリカのクラシック映画の世界へ In America: An Anthology of Fashion
・ アメリカのファッション In America: A Lexicon of Fashion

メトロポリタン美術館では、このようなすばらしい特別展が開催されますので、メトロポリタン美術館を訪れる際はぜひチェックしてみて下さい。
最新のイベント予定は こちら からチェックできます。

メトロポリタン美術館 分館 クロイスターズ美術館

メトロポリタン美術館には、実は、中世ヨーロッパのアートに特化したメトロポリタン美術館の別館があります。マンハッタンの北端にある、クロイスターズ美術館 (The Cloisters) です。メトロポリタン美術館で半日過ごし、同じチケットでクロイスターズ美術館にも入場することができます。日程に余裕があれば是非訪れてみましょう。

▶️  クロイスターズ美術館 ニューヨーク 緑の中の美しい美術館で中世ヨーロッパへタイムスリップ

メトロポリタン美術館だけでなく、ニューヨークには素晴らしいミュージアムや観光名所がまだまだたくさんあります。
ニューヨークをお得に旅行するディスカウント情報 も参考に、ニューヨーク旅行をお楽しみください♡

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おすすめ本
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メトロポリタン美術館 ミュージアム見どころ完全攻略法 was last modified: 5月 19th, 2023 by mikissh