Metropolitan Museum

メトロポリタン美術館 見どころ有名作品 完全攻略法

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ニューヨークの「メトロポリタン美術館」(The Metropolitan Museum of Art) は、通称「メット」(The Met) と呼ばれる、世界3大美術館のひとつとして、ルーヴルやエルミタージュとも並んで名が挙げられるとても有名なミュージアムです。300万点以上ものコレクション所蔵品数を誇る、アメリカ最大の美術館です。メトロポリタン美術館の有名作品として、フェルメール、ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、ミケランジェロ、クリムトなど見逃せない有名作品が目白押しです。メトロポリタン美術館の特徴は、世界中の幅広いコレクションと芸術作品があらゆる時代と地域に渡り収集されていることで、世界中の絵画、彫刻、アート、歴史的な遺物など、メトロポリタン美術館は見どころ満載のミュージアムになっています。
メトロポリタン美術館の行き方(地図)、開館時間(休館日)、チケット入場料、ディスカウント情報、日本語無料ガイドツアーについてなど、メトロポリタン美術館へ訪れる前に是非知っておきたい情報と、はじめてニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れる人にもわかる「メトロポリタン美術館の有名作品と見どころ」「メトロポリタン美術館の効率的な回り方」を紹介します。

メトロポリタン美術館とは

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ニューヨークのメトロポリタン美術館は、世界最大級のミュージアムで、フランスの ルーブル美術館 や、ロシアのエルミタージュ美術館などと並び有名なトップレベルに来場者数が多い人気の美術館となっています。

メトロポリタンミュージアム (The Metropolitan Museum of Art) 、通称「メット (THE MET)」は、本館のメトロポリタン美術館 (The Met Fifth Avenue) に加えて、メトロポリタン美術館の分館である、美しい美術館 クロイスターズ (The Met Cloisters) があります。

メトロポリタン美術館は歴史あるミュージアムで、最初に設立されたのは1870年でした。NYセントラルパークの東側アッパーイーストサイドのミュージアムマイル沿いに移転してきたのは、1880年のことで、その後様々な増築が行われ今のような立派な美術館になりました。
映画や写真によく登場する、メトロポリタン美術館の顔となっている建物の正面のファサードは 自由の女神 の台座や ビルトモアエステート をデザインしたことでも知られる有名な建築家 リチャード・モリス・ハント (Richard Morris Hunt) によりデザインされたもので、とても美しい建築となっています。

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メトロポリタン美術館 チケット料金・入場料

メトロポリタン美術館は、1日中アート三昧で過ごせる、見どころいっぱいのとても大きな美術館です。数時間の見学時間では見終わらないので、1日過ごせるくらい時間に余裕を持って訪れましょう。
メトロポリタン美術館の入場料は、現在 30ドルです。

メトロポリタン美術館 入場料

 大人     30ドル
 学生     17ドル
 シニア(65歳+)22ドル
 子供(12歳以下) 入場無料

メトロポリタン美術館 チケット買い方

当日チケットカウンターで、当日券のチケットを購入することもできますが、大行列で長い待ち時間になることが多いので、
メトロポリタン美術館のチケットは、公式サイトから、事前にオンラインで購入していくのがおすすめです。
→ チケット購入ページはこちら

* ニューヨーク州在住者とニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の学生は任意の料金(Pay What You Wish 寄付)で入場できます(ID要)

メトロポリタン美術館 行き方

メトロポリタン美術館は、マンハッタンのアッパーイーストサイド、セントラルパークの東側にあります。行き方は公共交通機関の地下鉄とバスで簡単に訪れることができます。

MET Map

地下鉄での行き方

メトロポリタン美術館の最寄り駅は 地下鉄 4番、5番、6番線の「86ストリート駅」です。
最寄り駅から美術館までは徒歩10分。86ストリート沿いを走るバス M86 に乗ることもできます。
メトロポリタン美術館の行き方は以下地図を参照ください。(地図

Metropolitan Museum MAP (5)

メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art (The Met Fifth Avenue)
1000 5th Ave, New York, NY 10028 地図

バスでの行き方

ミッドタウンの中心地(五番街)あたりからメトロポリタン美術館へ行く場合は、公共のバスを利用することもできます。
マディソンスアヴェニュー沿いを走る、M1、M2、M3、M4 バスに20分くらい乗り、81ストリートで下車後、歩いて4分で到着です。
メトロポリタン美術館からミッドタウンへの帰りのバスは、ミュージアムの目の前、5アヴェニューの80ストリートのバス停から M1、M2、M3、M4 に乗ります。
メトロポリタン美術館のバスでの行き方は以下地図を参照ください。

Met Bus Map

メトロポリタン美術館 開館時間・休館日

開館時間

日~火、木曜日: 10 am–5 pm
金曜日・土曜日:10 am–9 pm

休館日

水曜日
1/1、5月第1月曜日、サンクスギビングデー(11月第4木曜日)、クリスマス (12/25)

メトロポリタン美術館 荷物 持ち込みルール

・ 入り口で簡単な荷物のセキュリティーチェックがあります。
・ ペットボトルの水の持ち込みは可能です。水以外の飲み物や食べ物は持ち込めません。
・ ショルダーバッグの持ち込みOKです。リュックタイプのバッグは展示物にぶつからないように体の前にリュックを持つようにします。
・ スーツケースなど大きな荷物は持ち込みできません。コートチェックでも預かってもらえないので注意。

メトロポリタン美術館へ訪れる前に知っておきたいこと

・ メトロポリタン美術館館内に無料 Wi-Fi があります。”METMUSEUMPUBLIC” パスワードは不要です。
・ メトロポリタン美術館館内での写真撮影はフラッシュなしで可能です。時々、特別展で写真撮影できないケースもありますが、ほとんどの場合大丈夫です。
・ メトロポリタン美術館、クロイスター美術館は、共通券です。再入場可能なので、ランチに出かけて戻ってくることも可能です。もちろんチケット(ステッカー)はなくさないように。

メトロポリタン美術館 ツアー

MET (5)

メトロポリタン美術館の中央の入り口から入るとインフォメーションデスクがあります。
メトロポリタン美術館のイベントや、無料ツアーについて教えてもらえたり、日本語のメトロポリタン美術館の案内ガイドパンフレット(マップ)をもらえたりします。
メトロポリタン美術館の英語の館内案内地図は、オンライン地図 で見ることができます。

メトロポリタン美術館 ツアー 無料日本語ガイドツアー

メトロポリタン美術館では、無料のガイドツアーがあります。
メトロポリタン美術館の入場料を支払いチケットを持っている人であれば、誰でも無料でツアーに参加できます。

メトロポリタン美術館の日本語無料ツアーは、日本語ハイライトツアーと、印象派・後期印象派ツアーというツアーがあります。ツアーの所要時間は約1時間です。
日本語ガイドさんによる無料日本語ガイドツアーでは、メトロポリタン美術館の全セクションからガイドさんが選んだ10点くらいの芸術作品をひとつひとつ丁寧に説明しながら周ってくれます。

メトロポリタン美術館日本語ツアー開催日時
月曜日 13:15 ハイライトツアー
火曜日 11:15 ハイライトツアー
木曜日 14:15 印象派・後期印象派ツアー
金曜日 11:15 ハイライトツアー 
    14:15 印象派・後期印象派ツアー
日曜日 11:15 ハイライトツアー

ツアー日時は変更もあるので、ツアーの詳しい情報を メトロポリタン美術館の無料ツアー日程スケジュール にて確認してから訪れるのがおすすめです。
英語のツアーだともっと色々なテーマのツアーがあります。

メトロポリタン美術館の無料ガイドツアーの集合場所は、チケット売り場などがある大きな広場 “The Great Hall” の中央の入り口から入ってすぐのギャラリー (Gallery 534 ベレス・ブランコ城の回廊 (Patio from the Castle of Vélez Blanco) です。
ツアー参加に予約は必要ありません。インフォメーションデスクでもツアーの出発場所・集合場所を教えてもらえます。

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メトロポリタン美術館 オーディオガイド・アプリ

メトロポリタン美術館の有名芸術作品について知ることができる、オーディオガイドもあります。
→ オーディオガイドはこちらから

メトロポリタン美術館1階 見どころ

メトロポリタン美術館は、じっくりと見ていると丸一日かけても時間が足りないほど見どころがたくさんあります。
メトロポリタン美術館の館内案内地図はこちらです。まずは、地図を見て、戦略を立てましょう。

メトロポリタン美術館へ入場してすぐのグレートホールからスタートします。
メトロポリタン美術館の見どころを全般的に見て回りたい人は、まず1階の地図右側、エジプト美術のセクションから周るのが私のおすすめコースです。
💡ヨーロッパの印象派アートから最初に見たい人は中央階段から2階へ行き メトロポリタン美術館2階の見どころ からスタートしましょう。

エジプト美術 デンドゥール神殿

1階のエジプト美術の入り口から入ると、まず目の前に現れるのは、こちら ペルネブの墓 (Mastaba Tomb of Perneb)。様々なエジプト美術を鑑賞しながら、デンドゥール神殿 (Gallery 131) へと向かいます。途中、メケトラーの墓 (Models from the Tomb of Meketre) の展示などもあります。
デンドゥール神殿のお部屋は自然光がさしこむ、とても神秘的な空間です。

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エジプト美術のハイライトは、デンドゥール神殿 (The Temple of Dendur) です。
実はこの神殿、エジプトで水没危機にあったヌビア遺跡をアメリカが救ったことに対するお礼として、エジプトから寄贈された遺跡なのです。ローマ皇帝アウグスティヌスが建てたエジプトの神殿で、よく見ると色々な象形文字が描かれています。ナイル川のほとりに立つ神殿をイメージし、神殿の前には水が張られパピルスも植えられています。

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アメリカ美術 チャールズ・エンゲルハード・コート

続いて、地図の右上のセクション「アメリカ美術」に入ります。
アメリカ美術の中心となっているのが、ガラス張りの日がさんさんと差し込む明るい大きなお部屋、チャールズ・エンゲルハード・コート (The Charles Engelhard Court) です。この広場には有名なものがいくつかあります。
MAP: Gallery 700
まず1つめは、ダイアナ (Diana) 、広場の中央にいる矢を持つゴールドの女神です。
2つめは、その背景にあるウォールストリートから運ばれてきた壁です。まるで建物がそこにあるかのように見えますが、実は表面だけ。中は建物の表面に合わせた邸宅風な美しいギャラリーになっています。

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ティファニーのステンドグラス

チャールズ・エンゲルハード・コートの広場には、とても美しい色使いのティファニーのステンドグラスの作品があります。
このステンドグラスの前には、シカゴ証券取引所の階段 (Staircase from Chicago Stock Exchange Building) もあります。Louis C. Tiffany による Architectural Elements from Laurelton Hallも美しく必見です。

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フランク・ロイド・ライト

アメリカ美術にはこの他、建築に興味がある人におすすめのフランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright) による フランシス W. リトル邸の部屋 (Gallery 745) があります。フランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright) は、2019年に世界遺産に選ばれた グッゲンハイム美術館落水荘 などのデザインなどでも知られています。
→ フランクロイドライト建築 世界遺産に- グッゲンハイム美術館など

武器・甲冑

たくさんの武器・鎧のコレクションがあるお部屋にやってきました。フラッグのかかったかっこいいお部屋ですが、武器や鎧の展示もたくさんあり、その中でも一番有名なのは、カンバーランド伯爵の甲冑 (Armor of George Clifford, Third Earl of Cumberland) です。
MAP: Gallery 371

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すぐ隣の部屋に、日本の古来の鎧や日本刀のコレクションもあります。日本でも見たことないような驚きのコレクションです。

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中世美術 Medieval Sculpture Hall

クロイスターズ のようなとても美しい空間の中世美術 (Medieval Sculpture Hall) です。
MAP: Gallery 305
ここがメトロポリタン美術館がこの場所に移ってきた1880年当時からあった歴史のあるエリアです。
美しいクリスマスツリーが飾られます。
▶️  メトロポリタン美術館 クリスマスツリー 中世ヨーロッパの美しい伝統の天使のツリーとナポリの人形

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中世美術 ビザンチン帝国の美しいモザイクの作品。『クティシスを人格化した床モザイクの断片 (Fragment of a Floor Mosaic with a Personification of Ktisis)』 
MAP: Gallery 301

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ヨーロッパ彫刻 ロダン

ヨーロッパ彫刻 (European Sculpture and Decorative Arts) の広場は、日の光が入る真っ白なとても明るい空間で、ロダン (Rodin) などの彫刻がたくさん並び、まるでフランスやイタリアにいるような気分になる場所です。カフェもあります。
MAP: Gallery 548

メトロポリタン美術館では、鉛筆スケッチは許されているのですが、それ以外の絵の具などを使うことは禁止されています。

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続いて、2階のヨーロッパやアメリカの絵画の見どころへ行きます。

メトロポリタン美術館2階 見どころ

もし、メトロポリタン美術館で見るべき作品として狙っているものが、印象派などのヨーロッパ絵画の有名作品だけという人は、入館後すぐ、中央階段を上がって、2階のヨーロッパ絵画セクションから回りましょう。ここだけでも見どころが盛りだくさんです。

「ヨーロッパ絵画1250年-1800年」は、地図の中央の部分です。「19世紀・20世紀初期ヨーロッパ絵画・彫刻」は、地図の左側の部分です。

フェルメール

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メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画の中でも人気がある、フェルメール。
オランダ人画家、ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer) は生涯かけて35点ほどしか作品がないといわれていますが、そのうち5つもの作品がメトロポリタン美術館にはあります。

地図の真ん中のセクション、Gallery 614 中世ヨーロッパ絵画の一番奥のお部屋に、有名なフェルメール (Vermeer) の絵が並んでいます。

『眠る女 (A Maid Asleep)』『少女 (Study of a Young Woman)』『水差しを持つ女 (Young Woman with a Water Pitcher)』『リュートを調弦する女(窓辺でギターを弾く女)(Woman with a Lute)』『信仰の寓意 (Allegory of the Catholic Faith)』です。

詳しくは、メトロポリタン美術館 フェルメール 5つの有名作品と展示場所 で紹介しています。

そして、印象派の有名作品など最も馴染み深い作品が展示されているのが、地図の左のセクション、19・20世紀ヨーロッパ絵画のセクションです。

グスタフ・クリムト (Gustav Klimt)

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メトロポリタン美術館の 19・20世紀ヨーロッパ絵画の中でも必見の作品のひとつ、 
グスタフ・クリムト (Gustav Klimt) の「メーダ・プリマヴェージ」(Mäda Primavesi) です。クリムトの作品は、メトロポリタンからすぐのところにある美術館、ノイエギャラリー にもコレクションがあります。
MAP: Gallery 829

ルノワール (Auguste Renoir)

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19・20世紀ヨーロッパ絵画の中でも特に有名なフランスの印象派画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール (Pierre-Auguste Renoir) の作品は、メトロポリタン美術館に驚くほどたくさんあります。
ジョルジュ・シャルパンティエ夫人と子供たち』(Madame Georges Charpentier and Her Children) の作品をはじめ、Gallery 824 のお部屋には、ルノワールのすばらしい作品群がずらりと並んでいます。

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By the Seashore

ジョルジュ・スーラ (Georges Seurat)

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点描の絵で有名な新印象派画家、ジョルジュ・スーラ (Georges Seurat) は、31歳というとても若くして亡くなったフランスの画家です。
メトロポリタン美術館の19・20世紀ヨーロッパ絵画にあるこちらの絵は、『Study for “A Sunday on La Grande Jatte”(習作:グランド・ジャット島の日曜日の午後)』です。
この絵って、シカゴ美術館で一番の目玉の絵では?と思い、調べてみたら、メトロポリタンにあるのは、最終版ではなく習作でした。シカゴ美術館にあるものが、最終的にスーラが納得した完成作品、『A Sunday on La Grande Jatte(グランド・ジャット島の日曜日の午後』です。ちなみにシカゴ美術館にある作品は寄贈者の遺言により門外不出の作品で、シカゴ美術館に行かないと絶対に見ることができないものとなっています。
MAP: Gallery 825

アンリー・ルソー (Henri Rousseau)

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目を引く、エキゾチックな独特な作風のフランス人画家、アンリー・ルソー (Henri Rousseau) の作品もいくつかメトロポリタン美術館の19・20世紀ヨーロッパ絵画のギャラリーに並んでいます。こちらは、『ライオンの食事 (The Repast of the Lion)』です。
MAP: Gallery 825

ポール・ゴーギャン (Paul Gauguin)

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19・20世紀ヨーロッパ絵画 ゴッホとも時代を同じくするポスト印象派のフランス人画家、ポール・ゴーギャン (Paul Gauguin) の『イア・オラナ・マリア(アヴェ・マリア、マリア礼賛)(Ia Orana Maria)』です。キリスト教の受胎告知のストーリーを背景とした作品で、聖母マリアとイエス、そして、天使ガブリエルが示唆されています。
MAP: Gallery 825

ゴッホ (Vincent van Gogh)

メトロポリタン美術館の 19・20世紀ヨーロッパ絵画では、ゴッホの作品も見どころです。まず、こちらは、フィンセント・ファン・ゴッホ (Vincent van Gogh) の『自画像 (Self-Portrait with a Straw Hat) 』です。
MAP: Gallery 825

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ゴッホの有名な作品『糸杉のある麦畑 (Wheat Field with Cypresses)』。
ゴッホがサンレミの精神病院に入院しているときに描かれた作品で、糸杉はゴッホが夢中になって描いていたシリーズです。
MAP: Gallery 822

▶️  メトロポリタン美術館 ゴッホ特別展 糸杉 有名作品が大集合

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同じお部屋に、ゴッホの作品 『ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女』(La Berceuse) もあります。

モネ (Claude Monet)

メトロポリタン美術館の 19・20世紀ヨーロッパ絵画には、フランスの代表的印象派画家、クロード・モネ (Claude Monet) の作品も色々あります。
モネの美しい作品のひとつ、『サンタドレスの庭園』(Garden at Sainte-Adresse)。
MAP: Gallery 818

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こちら、『積みわら (Haystacks)』 の作品は、ひとつの場所で、違う季節の違う時間と天候で描いた、シリーズものの絵画になっていて、25枚ほどあるそうです。
MAP: Gallery 819

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印象派、ヨーロッパ絵画の有名作品は、メトロポリタン美術館 西洋美術徹底ガイド にて、さらに詳しく紹介しています。

▶️  ゴヤ特別展 メトロポリタン美術館 版画作品集 デッサン大集合 Goya’s Graphic Imagination

▶️  メトロポリタン美術館 創立150周年記念特別展 Making the Met, 1870-2020

アメリカ美術2階 サージェント

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ジョン・シンガー・サージェント (John Singer Sargent) は、19世紀後半から20世紀前半に主にパリやロンドンで活躍したアメリカ人画家で、優雅な上流社界の人々の肖像画の作品を多く描いています。この『マダムX』(Madame X) もそのひとつで、実在するパリの銀行家の奥さんをモデルに描いたものです。サージェントは、この美し過ぎる絵のためにスキャンダルに巻き込まれ、パリからロンドンへと拠点を移したそうです。サージェントの作品が一同に集まる「Sargent: Portraits of Artists and Friends」という特別展が開催されたこともあり、とても盛況でした。
MAP: Gallery 771

アメリカ美術2階 ワシントン大統領

時間があれば、ヨーロッパ絵画のセクションの前後に、地図右側のアメリカ美術にも足を運んでみましょう。アメリカの古典絵画として有名な作品を見ることができます。
アメリカ絵画で最も有名な作品といわれているもののひとつが、独立戦争時のジョージ・ワシントンの様子を描いた絵 エマヌエル・ロイツェ (Emanuel Leutze) の『デラウェア川を渡るワシントン』(Washington Crossing the Delaware) です。
MAP: Gallery 760

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イスラムアート

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時間があれば、綺麗なタイルや絨毯などが展示され、イスラムの世界が広がるイスラムアートのセクションも覗いてみましょう。 
地図左下 MAP: Gallery 455

古代中近東美術 The Assyrian Royal Court

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とても美しいアッシリアの宮廷 (The Assyrian Royal Court) も必見!2500年前のアッシリア帝国にタイムスリップ。そんなに昔のものとは思えないくらい綺麗な状態で保存されています。
MAP: Gallery 401

ピカソ

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パブロ・ピカソ (Pablo Picasso) の『The Dreamer』(夢)。
ピカソが45歳の時に出会った17歳の愛人、マリー・テレーズ・ウォルター (Marie-Thérèse Walter) を描いた作品です。まるで豊かに実った果実のように描かれていて、ピカソの幸福な気持ちが伝わってくる作品です。同じお部屋にある、本を読んでいる女性の絵 “Reading at a Table” など、彼女のことを描いた作品は他にもいくつかあります。
MAP: Gallery 900

ピカソの作品は、近代・現代美術 1階と2階に渡って多く展示されています。 
2階のギャラリー619 にもピカソの有名な作品のひとつ「The Actor」などもあります。

ミロ (Joan Miró)

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近代・現代美術1階にある、独特の世界観を持つスペイン人画家、ジョアン・ミロ (Joan Miró) の作品も必見です。
MAP: Gallery 901 & 912

フローリン・ステットハイマー (Florine Stettheimer)

Metropolitan Museum (35)

近代・現代美術1階には個性的な作品が色々あります。
ニューヨーク生まれの女流アーティスト、フローリン・ステットハイマー (Florine Stettheimer) の作品が4点揃って並んでいるお部屋があります。メルヘンチックで夢があり、しかもニューヨークをテーマにした作品なので、私の個人的なお気に入りのおすすめです。
左の作品から、『The Cathedrals of Art』『The Cathedrals of Wall Street』『The Cathedrals of Broadway』『The Cathedrals of Fifth Avenue』。
MAP: Gallery 902

日本アートギャラリー

もし、時間があれば、2階のアジア美術の日本アートセクションも見てみましょう。
現在開催中の 日本美術特別展はこちら です。

メトロポリタン美術館の日本のアートギャラリーには、国宝級の貴重なコレクションが並ぶ特別展など、興味深い面白い展示がよく開催されます。

→ メトロポリタン美術館 日本美術 国宝級の貴重な作品が勢揃い

▶️  キモノスタイル メトロポリタン美術館 日本ギャラリーの着物特別展

▶️  源氏物語 メトロポリタン美術館 日本ギャラリーで1000年の歴史を誇る不朽の名作の特別展

▶️  メトロポリタン美術館 日本アートの見どころと豪華な特別展

メトロポリタン美術館の楽器コレクション

メトロポリタン美術館では、楽器 (Musical Instruments) のコレクションも見どころです。楽器のギャラリーは2階のちょっとわかりにくい場所 (MAP: Gallery 684) にあります。
珍しいヴァイオリンやピアノなど様々な楽器が並んでいます。ストラディバリウスもバイオリンが3つ、チェロが1つ。また、見たこともないようなクラシカルな美しい絵入りの楽器や、彫刻、装飾の施された豪華な楽器も並んでいるので、楽器に興味がある人におすすめのギャラリーです。

ピアノを初めて作ったと言われる、バルトロメオ・クリストフォリ (Bartolomeo Cristofori) が 1720年に作ったグランドピアノ (Grand Piano) も現存します。

ベレス・ブランコ城の回廊

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スペインのアンダルシアから運ばれてきた、『ベレス・ブランコ城の回廊 (Patio from the Castle of Vélez Blanco)』は、クロイスター のような美しい空間です。
MAP: Gallery 534

メトロポリタン美術館ルーフトップ

5月から10月の夏季限定でメトロポリタン美術館の屋上が開放されます。マンハッタンの眺望を見ることができる、気持ちのいい絶景スポットです。夏の館内の冷房は冷えるので途中で外に出たくなった時にやってくるのにもおすすめの場所です。毎年変わる、ルーフトップのアート展示も楽しみです。ドリンクバー (Roof Garden Café and Martini Bar) も登場し、みんなのくつろぎスポットになります。

▶️  メトロポリタン美術館 屋上庭園への行き方と見どころ

メトロポリタン美術館 カフェ&レストラン

メトロポリタン美術館内には、ランチやお茶、食事ができるカフェやレストランがいくつかあります。

カフェテリア (Cafeteria)

メトロポリタン美術館の地下フロアに、カジュアルなカフェテリアスタイルのレストランあります。ハンバーガーやピザ、サラダなどのアメリカンな軽食メニューになります。

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ザ・アメリカンウィングカフェ (The American Wing Café)

1階 アメリカンウィングのチャールズ・エンゲルハード・コート (The Charles Engelhard Court) にある開放感あふれるカフェです。
サンドイッチやサラダ、スナックなど購入できます。
月–木・日: 11 am–4 pm
金・土: 11 am–8 pm

ペトリコート・カフェ(Petrie Court Café)

ヨーロッパ彫刻のコーナーにあるカフェで、お茶やスイーツ、アイスクリームなどが頂ける休憩スポットになっています。
11:30 am–4 pm

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グレートホール・バルコニーバー (Great Hall Balcony Bar)

2階のバルコニーにあり、日中はカフェ、美術館が延長して開いている金曜日と土曜日は夕方からバーになり、5-8PMに 音楽のライブ演奏もあり、とてもいい雰囲気になります。お昼のメニューはサンドイッチなど、夜はドリンクを注文できます。

カフェ
日–木 11 am–4:15 pm
金-土 11 am–3 pm

バー
金-土 4–8:30 pm

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メトロポリタン美術館 カフェ・レストラン詳細情報はこちらをご確認ください
 → レストラン営業情報

メトロポリタン美術館のミュージアムショップでおみやげ購入

メトロポリタン美術館のギフトショップでは、美術館に展示されているアート作品をモチーフにした商品などお洒落なものがたくさんあり、ニューヨークのお土産におすすめです。1階のホールにあるギフトショップが一番大きいので見学の最後にそちらのショップに立寄ることもできますが、館内にテーマごとの小さなギフトショップも点在しているので、気に入った商品を見つけたら途中で買うこともできます。

▶️  メトロポリタン美術館でお土産探し!おすすめ商品を全紹介!

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メトロポリタン美術館 ニューヨーク

メトロポリタン美術館は、ニューヨークを舞台としたドラマや映画のロケ地としてもよく登場する場所です。
ドラマ『ゴシップガール』でよく映ったのが、メトロポリタン美術館の階段のシーンです。
映画『恋人たちの予感』『メイドインマンハッタン』『ダイヤルM』などで登場した、エジプト美術のデンドゥール神殿もよく映る名所です。

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メトロポリタン美術館 特別展 ファッション展

メトロポリタン美術館では、期間限定で色々な特別展が行われますが、特に人気があるもののひとつが、MET のコスチュームインスティテュート (The Costume Institute) により企画される華やかな「メトロポリタン美術館のファッション展」です。
5月初旬に開催されるメットガラ (Met Gala) を皮切りにスタートし、夏の終わりまで開催されます。

今までの METファッション展
・ 川久保玲 コムデギャルソン特別展
・ 美しく幻想的な超豪華ドレス展
・ 感動のカトリックのファッション展
・ キャンプファッション特別展
・ MET150周年 ファッション展
・ アメリカのクラシック映画の世界へ ファッション展
・ アメリカのファッション ファッション展
・ シャネル フェンディで知られる カールラガーフェルドファッション展
・ 著名女性デザイナー冬のファッション展

メトロポリタン美術館では、いつもすばらしい特別展が開催されるので、メトロポリタン美術館を訪れる際はぜひチェックしてみて下さい。
最新のイベント予定は こちら からチェックできます。

メトロポリタン美術館 分館 クロイスターズ美術館

メトロポリタン美術館には、実は、中世ヨーロッパのアートに特化したメトロポリタン美術館の別館があります。マンハッタンの北端にある、クロイスターズ美術館 (The Cloisters) です。メトロポリタン美術館で半日過ごし、同じチケットでクロイスターズ美術館にも入場することができます。時間に余裕があれば是非訪れてみましょう。
メトロポリタン美術館の分館、クロイスターズ美術館はこんなところです。
▶️ クロイスターズ美術館 ニューヨーク 緑の中の美しい美術館で中世ヨーロッパへタイムスリップ

メトロポリタン美術館だけでなく、ニューヨークに来たら是非訪れたい、素晴らしいミュージアムや観光名所がニューヨークにはたくさんあります。
ニューヨーク旅行をお得に楽しめる ニューヨークディスカウント情報 もおすすめです。ニューヨークのおすすめスポットを参考にお楽しみください♡

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メトロポリタン美術館 見どころ有名作品 完全攻略法 was last modified: 10月 16th, 2024 by mikissh