パークアヴェニューアーモリー Park Avenue Armory ニューヨークの美しい歴史的建造物で幻想的なアート特別イベント

ニューヨーク、アッパーイーストサイドに、パークアヴェニューアーモリー (Park Avenue Armory) という、ニューヨークの歴史的な建物があります。ニューヨークには、数多くの歴史的建造物が残されていますが、パークアヴェニューアーモリーは、そんな歴史ある建物の一つで、19世紀後半に、ニューヨーク州軍の拠点として建設された、ゴシックリバイバル様式のとても大きな建物です。現在は、パークアヴェニューアーモリーでは、パフォーミングアートの公演やアート作品の展示など様々なアート関連のイベントが開催されています。先日のジューンティーンス (Juneteenth) の6月19日には、特別イベントが開催され、インストレーションアートや、リサイタルが行われ、多くの人が集まりました。

ニューヨークのアッパーイーストサイドにある、パークアヴェニューアーモリー (Park Avenue Armory) は、パークアヴェニューとレキシントンアヴェニュー、66ストリートと 67ストリートの間の一区画丸々占拠している、一際巨大なゴシックリバイバル様式の建物です。現在は、アート関連のイベントスペースとして使用されています。

こちらの建物は、ヴァンダービルト家やティファニーをはじめ当時のニューヨークのエリートたちが所属していた、7th New York Militia Regiment という、ニューヨーク州軍の部隊の本拠地として、Charles W. Clinton によるデザインで、1880年に建てられたものです。かつては、Seventh Regiment Armory と呼ばれていた歴史的な建造物で、国定歴史建造物 (National Historic landmark) に指定されています。建物内は、かつての雰囲気を保ちつつリノベーションされていて、趣がある美しいクラシックな世界が広がっています。

そんなパークアヴェニューアーモリーでは、先日、ジューンティーンスの6月19日に、Archer Aymes Lost and Found Retrospective: A Juneteenth Exhibition と題された特別イベントが開催され、たくさんの人がやって来ていました。

マルチメディアアーティストの Carl Hancock Rux さんを中心にキュレートされた今回のイベントでは、ジューンティーンスをテーマとした、メゾソプラノ歌手の Alicia Hall Moran さんらによるリサイタルとインストレーションアートの展示が行われました。

今回のイベントの舞台となっていたのは、パークアヴェニューアーモリーの一階フロアで、リノベーションされた美しい二部屋とそれらを結ぶ廊下が会場となっていました。午後3時からはじまり、到着早々、廊下で、早速、モダンな感情表現のパフォーミングアートが披露されました。

この歴史的な建物は、NPOのパークアヴェニューアーモリーが、2006年からリースし、館内のリノベーションを行うと共に、ドリルホール (Drill Hall) と呼ばれる広いスペースを中心に、様々なアートイベントが開催されています。
パークアヴェニューアーモリーは、建築好きにとっても興味深い建物で、館内及びインテリアは、こちら (PDF) で、詳しく紹介されています。

ルイス・ティファニー (Louis C. Tiffany) によりデザインされた、かつてライブラリーだった美しいお部屋です。
中央には、レトロな雑貨が並べられた、美しいインストレーションアートが飾られていました。