アメリカでは、CDC（アメリカ疾病予防管理センター）が、先日、ワクチン接種完了者のマスク着用に関するガイドラインの変更を発表しました。ついに、ワクチン接種完了者は、屋内、屋外、共にマスク着用なし、ソーシャルディスタンスなしで構わないということになりました。その後、アメリカの各州の対応が注目されていましたが、ニューヨーク州は、CDCの推奨に伴い、5月19日から、いよいよ、マスクや、ソーシャルディスタンスに関するルールがなくなります。まだワクチン接種を完了していない人は、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保などをこれまで通り求められますが、現実的には、マスク着用、ソーシャルディスタンスなしでも OKとなった場所では、各人の任意の判断に委ねられることになると思います。ただし公共交通機関や学校など例外がある他、マスク必須のルールを継続する場所では、そのルールに従う必要があります。

アメリカでは、CDC が、ワクチン接種完了者は、室内でもマスク着用の必要性なし、と発表したことにより、賛否両論があり、物議を醸しています。まだ時期尚早という声がある一方、未接種者にワクチン接種を促し、どこかのタイミングで目指さなければならない、完全正常化に向けて、思い切って行い、ワクチン接種完了者たちが現在保っているとても低い感染率を、マスクを外してもキープできるのかどうかを知る目的もあるのではないかと思います。

アメリカでは、連邦政府レベルでの変更を受け、それぞれの州ごとに判断が行われますが、ニューヨーク州では、CDCの新たな変更を取り入れ、5月19日から、ワクチン接種完了者は、屋内、屋外問わずマスク着用を必須としないことを発表しました。詳細は、こちら です。

Effective Wednesday, NYS will adopt the CDC's new mask & social distancing guidance for vaccinated people.

Unvaccinated people should continue to wear a mask.

Masks will still be required on public transit, in schools & some communal settings. Private venues may require masks.

— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) May 17, 2021

州レベルでのルールは解除されましたが、例外となる、公共交通機関や学校など、しばらくは、ルールを継続するという場所も多いと思います。
お店屋さんはそれぞれのポリシーでマスクを必須にすることもできますが、大手スーパーなどではマスクなしでお買い物ができる場所も色々でてきます。Walmart、Target、Costco、Trader Joe’s、Starbucks、Publix などでは、マスク必須ルールをなくすことを発表しています。

ワクチン接種未完了者は、マスク着用が求められていますが、ワクチンパスポートなどの証明書を提示する必要がない限りは、実質的には、各人の任意の判断に委ねられることになります。
CDCのガイドラインを適用して、マスクなしとしていくか、始める時期はいつからかなどは、各州に任されています。ニューヨーク州では、マスクなしを受け入れることとなりましたが、例えば、お隣のニュージャージー州では、屋外ではマスク着用ルールを解除する一方、屋内では、これまで通りマスク必須のルールを継続することを発表しています。