ニューヨーク、ブルックリンのクールなエリアとして、大変身を遂げ、すっかり有名となった ブルックリン ウィリアムズバーグ に、ノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) というなんともブルックリンらしいスポットがあります。おしゃれなお店が次々とできてきているブルックリンのウィリアムズバーグ、でも、ブルックリンの原点はものづくり。そんなブルックリンのウィリアムズバーグに、ノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) があります。クールな街としてどんどん発展中のウィリアムズバーグの街の、イーストリバー沿いの美しい景色が望める一等地に、あえて畑が作られているのです。
このノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) は野菜を作ることが一番の目的というわけではなく、大切なのはコミュニティの人々が集うための場所となることです。手づくりの野菜を育てる場所となることで、コミュニティの人々が自然と触れ合うことができる場所にもなる、そんな街の人々のための憩いの場所となっています。
ノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) は、2013年に、利用されていない土地で野菜を育てるという活動をはじめ、2014年にキックスターターで、資金を調達し、現在の場所に移転してきて、プロジェクトを進行させてきました。利用されていない土地には、やはりそれなりの理由があるようで、橋のふもとエリアや工場跡地のエリアは、土壌汚染が心配されるエリアなのです。そのため、遠くからクリーンな土を運んで来たりと、大変な部分もあるようです。
ウィリアムズバーグブリッジ (Williamsburg Bridge) の絶景が目の前です。ここでバーベキューとかして過ごす週末もよさそうです。
大量生産、大量消費という以前のアメリカのカルチャーから抜け出し、こだわりのものづくりを売りとする街の代名詞的存在のブルックリン。そんなものづくりの人々がたくさん住むブルックリンには、昨今では、子育て中のファミリーたちも移り住んでくるようになっています。
畑だけでなく、自転車やスケボーで走れるこんな楽しそうなアトラクションスペースも作られています。
子供たちも楽しそう♪
この日は、特にイベントらしいイベントは何もありませんでしたが、ディナーイベントが行われたり、ファームスタンドが立って野菜の販売が行われたりすることもあるようで、またウェディングなどのプライベートイベントとしてこの場所を借りたりもできるようです。
このノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) のそばには、大きな目立つ歴史的な建物が立っています。
アメリカの大手砂糖会社のドミノシュガー (Domino Sugar) の工場だった場所で、1882年に建てられたもので、当時、世界で最も大きな砂糖の精製工場だったそうです。2007年にはランドマークにも指定されました。2004年以降この工場は稼動していません。
現在、このドミノシュガー (Domino Sugar) の工場跡地の再開発計画が進行中で、メインビルディング以外は取り壊され、今後、居住兼オフィス用スペースとして、生まれ変わっていくようです。
こんなエンパイアステートビルの絶景も楽しめます。
ノースブルックリンファームズ (North Brooklyn Farms) の畑は、今夏に向けてこれから植えようと準備をしているところでした。
North Brooklyn Farms
320 Kent Ave, New York, NY 11249 MAP