通常プラネタリウムや宇宙に関する展示は、一般的な科学ミュージアムの一部となっていることが多いですが、シカゴではプラネタリウムと宇宙に関する展示のみを専門的に扱う、アドラープラネタリウム (Adler Planetarium) があります。アドラープラネタリウムは、シカゴダウンタウンの広大なグラントパークの南側、ミシガン湖に突き出た部分にあり、周囲には水族館のシェッドアクアリウム (Shed Aquarium)、自然史博物館のフィールドミュージアム (Field Museum) もあり、見どころが盛りだくさんのエリアです。
シカゴのどのミュージアムでも感じましたが、凝ったディスプレイで、ビジュアル的にもとても工夫されていて、宇宙や天文好きにはもちろん、そうでなくても楽しめる展示となっています。
アドラープラネタリウムは、プラネタリウムの名前にもなっている、Max Adler さんの寄付により 1930年にオープンした、アメリカ最古のプラネタリウムです。アメリカの歴史的建造物 (National Historic Landmark) にも指定されています。この日は残念ながら雨でしたが、この奥にはミシガン湖が広がっており、お天気のいい日はとても美しい場所です。
ほとんどの人は現在のプラネタリウムしか知らないと思いますが、さすが最古のプラネタリウムであるアドラープラネタリウム、こんな昔ながらの形のプラネタリウムも体験できるようになっています。一度に10人くらいづつしか見ることができませんが、カートに乗ると、プラネタリウムの中へと運ばれていき、中でプラネタリウムを体験できます。
世界一長い望遠鏡?!なんていうものも体験させてくれます。
こちらでは宇宙の進化、変遷について体験できます。
近未来的なデザイン。
太陽系に関する展示。
太陽系のそれぞれの惑星について詳しく紹介されていて、大人も子供も興味津々展示を楽しんでいました。
ごろーんと寝転んでみることができるリクラインニングチェアのプラネタリウム。ショーが始まるのをみんな楽しみにしているところです。結構たくさん席のある大きなプラネタリウムでしたが、とても人気でにぎわっていました。いくつもの作品が上映されており、その中から好きなものを選べます。
あまり見かけない中世のヨーロッパ、イスラム圏における天文学に関する興味深い展示も。
月面上陸という人類の大きな一歩に関する展示、Mission Moon。60年代の宇宙開発はすごかったようですが、その後、大きな進展はあまり見られていません。
写真撮影スポットも用意されています。月面に到着して旗を立てた瞬間を味わってみましょう。
宇宙といったら定番のおみやげ、宇宙食。シカゴのミュージアムは全般的にミュージアムのギフトショップのお値段が良心的に感じました。
アドラープラネタリウムの魅力を覗いてみたい人はこちらの映像をどうぞ。
ゆっくり見学しながら、スカイショーをいくつも見ていたら丸一日遊べるミュージアムです。スカイショーなしでの見学の場合は2時間程度、スカイショーを一つだけ見る場合は2時間30分程度は見ておくといいと思います。
宇宙、天文学好きは是非訪れて欲しいミュージアムです。
アドラープラネタリウム Adler Planetarium
1300 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60605 MAP
開館時間:毎日 9:30-16:00 (祝祭日など特別な日は18:00まで)
入場料:
オールアクセス (Anytime All Access Pass) 大人 $34.95 子供 $29.95
ベーシックパス (Basic Pass) 大人 $24.95 子供 $19.95
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