アルカトラズ島 観光ガイド 2024 脱獄不可能なアルカトラズ監獄 徹底紹介!

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アルカトラズ島 (Alcatraz Island) は、サンフランシスコ観光 おすすめ人気スポット にも入る、見どころいっぱいのサンフランシスコの中でも、1、2を争う有名な観光名所です。アルカトラズ島には、かつて脱獄不可能とされた鉄壁の牢獄、アルカトラズ連邦刑務所があり、全米中の凶悪犯たちが収容されていました。現在でも刑務所は、そのまま保存され、見学ができるようになっています。アルカトラズは、ハリウッド映画などでもよく登場するので、見たことがある人も多いと思いますが、「ザ・ロック」(The Rock) と呼ばれる、サンフランシスコの小さな監獄島には、まるで映画みたいな光景が広がっています。そんな、アルカトラズ島へはサンフランシスコからフェリーで向かいます!

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アルカトラズ島への行き方

アルカトラズ島への行き方は、アルカトラズ島行きのフェリーに乗って行きます。
アルカトラズ クルーズ (Alcatraz Cruises) は、事前予約必須です。チケットの予約方法は次の予約方法で紹介します。

アルカトラズ島へのフェリーの乗り場は、ピア33 (Pier 33) アルカトラズ ランディング(地図)にあり、路面電車やバスなどの公共交通機関で簡単に行けます。

Alcatraz Landing MAP

アルカトラズ島 チケット予約方法

アルカトラズ島へのフェリーは、公式のアルカトラズクルーズ
アルカトラズ シティ クルーズ (Alcatraz City Cruises) のページから予約をします。

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アルカトラズ島 チケット料金 時刻表

アルカトラズ島へのチケット料金と、フェリーの時刻表は こちら で確認できます。

アルカトラズ島行きのフェリーの時間は 9AM から 6PM まで約30分おきにあります。

アルカトラズ島のフェリー料金は、大人 45.25ドル、子供(5-11歳)27.55ドル、シニア(62+)42.65ドル、子供(0-4歳)無料 です。
ファミリーパック料金(大人2人、子供2人)131.85ドルもあります。

普通の昼間のツアー (Day Tour) の帰りのフェリーの最終便は 6:30PM です。

見学所要時間は、2時間半くらいです。

朝一番のツアーは、人が少ない中で、ゆったりとアルカトラズの監獄を見学できておすすめです。

夜のアルカトラズ島 ナイトツアー チケット料金 時刻

夜のアルカトラズ島を訪れてみたい人は、ナイトツアーがあります。
アルカトラズ島フェリーの夕暮れの時間帯の便で、時期により運行時間は変わりますが、時間は大体 17:00 くらいから19:00 くらいに出発し、約3時間のツアーとなります。ナイトツアーの料金は56.30ドルです。詳細は、こちら です。

ガイドさんがお話をしてくれる Behind the Scenes Tour というツアーもあります。出発時間は午後となり、詳しいツアー日程は こちら で確認できます。料金は101.30ドルです。ツアー所要時間は2時間半くらいです。

アルカトラズ島 ツアー

今回は、日中のデイツアー (Day Tour) に参加してみました。

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アルカトラズ島へのクルーズは、自由の女神クルーズナイアガラの滝クルーズ なども運航している、ホーンブロワー (Hornblower) が運航しています。チケットを持って、この緑の旗のある搭乗口に並びます。

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係りのお兄さんが時間をチェックしてくれるのでそれに従って列に並びます。チケットには30分前に来るよう書かれているため、みんな割と早い時間に到着して列になって待っていますが、かなり大きなフェリーなので席的にはそんなに焦る必要はありません。

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いよいよフェリーが出発!
アルカトラズ島まで船に乗っている時間は大体15分くらいです。サンフランシスコの海岸沿いからも見える島なので、とても近く、船酔いしている暇はありません。風が割と強い日だったので、波がざぶんざぶんしている中進んで行きました。

クルーズでは1階と2階に外デッキがあり、私は2階のデッキにいましたが、写真を撮っているときに、波しぶきが飛んできてビックリしました。とはいえ、サンフランシスコの海は穏やかなことの方が多いと思うので、是非、外のデッキで風に吹かれながらアルカトラズ島までの短い船の旅を楽しんで欲しいと思います。とても気持ちがいいので、おすすめです。

アルカトラズ島クルーズのおすすめの席は、進行方向前方の左側です。サンフランシスコを出発したばかりの瞬間はサンフランシスコの街の景色を見て、アルカトラズ島へ近づいてきたら、ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島の景色を見てと、船の上で移動しながら写真撮影している人もいます。

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アルカトラズ島にフェリーで到着

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いよいよアルカトラズ島に到着です!アルカトラズ島に上陸後は、実はツアーがあるわけではありません。所々に解説をしてくれるガイドさんが立っていますが、移動は各自、自由行動になります。好きなだけアルカトラズに滞在して、好きな時間にクルーズに乗って帰れます。
アルカトラズ島自体は、アメリカ国立公園管轄で入場料は無料です。島ではチケットを見せたりなどすることはありません。
オーディオガイドも無料です。島に到着後、オーディオツアー (Cellhouse Audio Tour) という赤い標識を追って進んで行きます。

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ドラマチックなストーリーがたくさんありそうなアルカトラズ島ですが、このアルカトラズ島をロケ地とした映画は、色々とあります。例えば、『アルカトラズからの脱出』『ザ・ロック』『X-MEN: ファイナル ディシジョン』『告発』などです。

アルカトラズ島の刑務所の入り口は、坂の上にあります。この坂の途中からの景色もとても美しいです。

アルカトラズ刑務所 見どころ

いよいよあの有名な「アルカトラズ刑務所」(Alcatraz Federal Penitentiary) に到着です!

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アルカトラズ シャワールーム

入口から中に入ると、いきなり登場するのは、シャワールーム。アルカトラズ刑務所に連れて来られた囚人たちになった気分です。
実は、ここがオーディオガイドを借りる場所となります。英語だけでなく、日本語など他の言語のガイドも揃っているので、希望の言語を伝えます。

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アルカトラズ刑務所 独房

そしていよいよ、アルカトラズ刑務所の中枢部へと向かいます。おぉ、この光景!サンフランシスコの大人気観光スポットとなっているアルカトラズの刑務所はさすがに見学者が多くてびっくりします。この3階建ての圧巻の刑務所の光景がまるで映画のようです。

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アルカトラズの監獄の中でも一番のメインとなるセルがここ、ブロードウェイと呼ばれる列でした。アルカトラズの牢獄はすごい数の部屋がありますが、一度も満室になったことがないそうです。最高で302室が埋まり、平均的には260人くらいが収容されていたそうです。

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凶悪犯たちがいた牢獄部屋を見て回ります。このアルカトラズの牢獄では、囚人たちが暴動した時のための対策として、看守たちが上部から銃を撃つことができる穴があったりします。極悪犯たちが集まる刑務所でしたが、死刑は一度もありませんでした。ただし、5人が自ら命を絶ち、8人は殺されてしまったそうです。そんな想像するだけでも恐ろしいアルカトラズの牢獄ですが、実は女性の囚人は一人もいませんでした。もちろん看守にもいませんでした。アルカトラズ島に来る女性は、アルカトラズ刑務所の囚人に面会に来る人か、もしくは、看守の家族だけです。

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アートを趣味としている囚人もいました。音楽だったり、本だったり、色々と夢中になれるものを持っていたようです。

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アルカトラズ刑務所 脱獄した囚人

アルカトラズは絶対に逃亡することができない鉄壁の離れ島の刑務所という存在で、その30年間の歴史の中、29年間に脱獄事件は何度も起こりました。36人の囚人が脱獄を試みましたが、成功し、生き延びた人はいませんでした。

しかし、さすが全米の選りすぐりの囚人が集まるアルカトラズ。閉鎖される一年前、1962年に、脱獄を成功させた3人組がいたのでした。給食のスプーンのような、食事の時に出されるスプーンで、掘り続け、脱出経路を作ったのです。そして、脱獄の日には、自分が寝ているかのように見せる人形を置いて行ったという用意周到の脱獄劇だったんですね。

脱獄した3人はどうなったのか?実は現在まで発見されることはなく、3人が生き延びることができたかどうかも正確には分かっていません。2013年には、サンフランシスコ警察にその一人と名乗る人からの手紙が届いたという話もあるそうです。映画みたいなお話です。

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アルカトラズ刑務所 有名な囚人

そしていよいよアルカトラズの刑務所の歴史に残る悪名高い有名な囚人たちの紹介です。

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シカゴのマフィアのボスとして悪名高いアル・カポネ、メンフィスのマフィアで誘拐犯だった George “Machine Gun” Kelly、 ギャングで誘拐犯の Alvin “Creepy” Karpis などなど、すごい人々が集まっていました。変わった所では、凶悪犯ではあるのですが、刑務所内で鳥の研究を進め、本まで出版し、”Birdman of Alcatraz” と呼ばれた Robert Stroud という人物もいました。アルカトラズに来る前、別の刑務所内で鳥の研究をしていて、研究助成金までもらうほどになっていたそうなのですが、なんと、そのお金をアルコールの密造に利用していたのが発覚し、それが原因でアルカトラズ島に送られて来ることになったそうです。その他、有名な囚人については、こちらで、詳しく紹介されています。

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真っ暗な中へ入って行ってますが、牢獄の独房室ってどんな感じなのか入って覗いてみることもできます。

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アルカトラズ刑務所 食堂

食堂にやってきました。ここはアルカトラズの刑務所でも緊張感の走るドラマティックな場所だったようです。ちなみにこの何気ない、食堂のお部屋、天井にあるパイプは毒ガスを出すことができるものだそうです。幸い使われることはなかったそうですが、凶悪犯たちが一堂に集まる場所なだけあり、すごいものがついています。

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アルカトラズ島の刑務所の食堂では、アルカトラズの刑務所の囚人たちも食事作りをして働いていました。そんな食堂のキッチンでは当然包丁も使われますが、囚人たちがキッチンに立った後、包丁が一本足りない!!なんて事件が起こらないよう、包丁の形にかたどられた包丁管理ボックスがあり、一目で紛失管理ができるようになっていたそうです。目の前にあるのがその包丁ボックスです。

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アルカトラズ島では、基本オーディオガイドを聞きながら回りますが、所々にガイドさんがお話をしてくれるコーナーもあります。

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囚人たちが過ごしてきた場所を中心に見てきましたが、次は、アルカトラズの刑務所の看守たちが過ごしていたお部屋の方も見てみます。
実はこちらの方には、とても美しい景色があり、正直、アルカトラズ島であることを忘れてしまいそうな絶景でした。白い海鳥が島に飛んできていて、お花畑に止まっています。真っ青な美しい海と、サンフランシスコの街の景色が最高です。
そんな美しい景観なのですが、反面、アルカトラズ島周辺というのは実は海流がとても冷たく、波が強い場所でした。そんな強固な自然の障害物があったために、アルカトラズ島が、囚人たちが決して逃げることができない監獄と言われていたのです。

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アルカトラズ島のその他の見どころ

アルカトラズ島に到着した時にすぐ目の前にある灯台は、太平洋側で初めて建てられた1854年からある灯台です。アルカトラズ島にフェリーで到着して、坂の上のアルカトラズ刑務所に到着するまでの間にも、歴史的な建造物が残されています。アルカトラズ島で一番古い建物、ガードハウス (Guardhouse) や、ミリタリーチャペル (Military Chapel) などあります。

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こちらは Post Exchange & Social Hall (Officers’ Club) の跡です。囚人の他、刑務所で働いていた人々とその家族も島内で暮らしていたそうで、そんなコミュニティーの憩いの場が、Social Hall だったようです。1969年からネイティブアメリカンのグループによる占拠事件 (Occupation of Alcatraz) が起こり、1970年に火事にあってしまいました。

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Military Morgue。

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Water Tower。

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アルカトラズ島のお土産

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アルカトラズらしいお土産グッズが遊び心いっぱいにかなりいっぱい揃っています。牢獄のカギとかもなかなか面白いお土産です。

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アルカトラズ刑務所の食堂で使われていた食器のレプリカがアルカトラズのお土産として人気です。カップやスプーン、または給食のトレイみたいなものまで販売されています。

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アルカトラズ島の歴史

アルカトラズ島は、1934年から1963年まで、アメリカ連邦政府の刑務所の中でも、最も警備の厳しい最高レベルの監獄であるアルカトラズ刑務所があった場所ですが、ネイティブアメリカンにより “Island of Evil Spirits” と呼ばれていた島で、何か畏怖を抱かせる存在だったようです。アルカトラズ島が、連邦政府の刑務所として使用される以前は、こんな歴史があります。

アルカトラズの監獄というと、映画などのイメージもあり、過酷な環境であるように思われがちですが、意外と囚人たちは悪くない待遇だったようです。アルカトラズの刑務所では、時々事件も起こりますが、囚人たちは毎日きっちりこんな生活をしていたそうです。

見どころいっぱいのサンフランシスコ情報は、こちらをどうぞ。

サンフランシスコ観光 おすすめ人気スポット徹底紹介!

アルカトラズ島 観光ガイド 2024 脱獄不可能なアルカトラズ監獄 徹底紹介! was last modified: 3月 26th, 2024 by mikissh