ホリデーシーズンにおすすめ!アメリカ旅行先3選 のうちのひとつ、ノースカロライナ州の アッシュビル (Asheville) にある、ビルトモアエステート (Biltmore Estate) についてご紹介します。
気候もよく一年中いつ行っても楽しめる場所なんですが、特に12月のクリスマスの時期はクリスマスデコレーションにイルミネーションとホリデー気分にぴったりの場所です。アメリカ一の大豪邸のツアーに参加したり、ワイナリーで過ごしたり、美味しいレストランで南部料理を楽しんだり、素敵なクリスマスプレゼントを見つけたりと、楽しみ方は色々、丸一日遊べて、ゴージャスな雰囲気も味わえる素敵な場所です。この大豪邸ビルトモア・エステートには、実はニューヨークとちょっとした共通点もあるんですよ。
ビルトモア・ハウスは、ジョージ・ワシントン・ヴァンダービルト2世により、19世紀後半の高度経済成長期(Gilded Age)の1889~1895年に7年もの歳月をかけて建設されたというフランスルネッサンス形式の壮大なお屋敷です。ヴァンダービルト家と言えば、鉄道、海運と19世紀のアメリカ東部の交通の中心を担い鉄道王と呼ばれるコーネリアス・ヴァンダービルトから始まる一家。孫にあたるジョージ・ワシントン・ヴァンダービルト2世は、ビルトモアは夏の別荘として造り、普段はニューヨークに住んでいたようです。そして、パリをはじめヨーロッパを頻繁に訪れたという相当のヨーロッパ好きの方のようで、ビルトモアからはそんな雰囲気が伝わってきます。
お屋敷の敷地面積は16300平方メートルあり、お部屋の数は250!屋内にはプールやジム、ボウリング場、図書館、などなど個人の家とは思えない大豪邸です。
お部屋に飾られている美術品や家具も豪華な品揃え。19世紀にエレベーターや、館内電話といった当時の最新の技術を取り入れていたことはとても驚くべきことです。とにかく見に来た人々はみんなビックリの連続です。
一年間で一番混雑するのがやはりこのホリデーシーズンなのですが、この時期はツアーに参加するにもオンラインで時間指定のチケット予約が必須となります。ビルトモアは一日中楽しむことのできる場所なので朝一番のチケットから売り切れていきます。このビルトモアエステイトに到着した時、門からこの邸宅まで車でたくさん走りますので早めに到着しないといけません。この着いたばかりで門から家まで移動する間にこのビルトモアの規模のすごさを思い知らされます。そしていよいよ到着、邸宅前。邸宅内のツアーに参加する人はライオンに迎えられながら、豪華な入り口へ入っていきます。
ホリデーシーズン中、豪華なクリスマスツリーがお屋敷中にある様子が本当に素敵なのですが、屋内での写真撮影は禁止で、本当に残念。私は日中のツアーに参加しましたが、ツリーの飾られた豪華なお部屋が本当に美しいです。
ツアーには、ナイトツアーというのもあり、ライトアップされているとさらにロマンティックで素敵ですね。
このビルトモアは、Richard Morris Huntという有名な建築家によって作られました。ニューポートにあるヴァンダービルト家の豪邸、ブレーカーズも彼の建築です。また、ニューヨークのメトロポリタン美術館の正面も彼がデザインしたものです。言われてみると、ビルトモアと雰囲気が似ている部分もある気がします。
それから、ビルトモアの広大な庭園も有名な庭園建築家、Frederick Law Olmstedによってデザインされたものです。
ニューヨークのどこかで見たことあるような感じのところがあちらこちらに。
この雰囲気、セントラルパークに似ていませんか?
Frederick Law Olmstedは ニューヨークのセントラルパークやプロスペクトパークをデザインした庭園建築家なんです。
見学の前後は、こちらのレストランやおみやげ屋さんへ。
ビルトモアには迷うほど色々レストランがあるのですが、Stable Café というお店に入りました。変わった形の設計だと思いませんか?実はここ、馬小屋だったところをレストランに改築したそうで、言われてみれば窓側の席の形とか、馬小屋の跡をうまく残しながらセンスよくレストランにしていて素敵です。
フレッシュなシーザーサラダと、
酸味のきいたフレッシュなトマトスープ。
そして、メインは、 Stable Café サンプラー。アメリカ南部名物のバーベキューのサンプラーで、スパイスのかかったリブ、BBQプルドポーク、ロティセリーチキンの3種類がのっています。そして、コールスロー、コラードグリーン、ベーコン入りピントビーンズ、ホームメイドのスイートピクルスが添えられていて、種類が多いし、どれも美味しくてうれしいです。
ランチの後には、植物園をお散歩したりしてゆったりと過ごします。さすがビルトモアの植物園、みごとなポインセチアが園内に咲き乱れていて綺麗でした。
テーマパークのようにどこも綺麗に整備されていて、贅沢好きなオーナーだという印象を受けるかもしれませんが、贅沢三昧の暮らしをするつもりはなく、農業などを営んで、自給すると共に経済的に自立した、セルフサステイナブルを経営を目指していたそうです。今の時代にも通じるものがありますね。
ここは、敷地内にあるワイナリー。無料でワインのテイスティングができます。
大盛り上がりです。やはり気候のせいでしょうか、残念ながら質的にはそれほどのものではない感じでした。
おみやげ屋さんのセンスも素敵なんです。
ちょっと変わった目をひく雑貨が色々あるので見ているだけでも楽しいです。
放牧されている牛も。最近は、農場は閉鎖したようです。ホテルも敷地内で経営しているビルトモア。泊まりがけで遊ぶこともできるんです。
アパラチア山脈の一部ブルーリッジ山脈の美しい景色。
美しくライトアップされた夜のビルトモア・エステートのゲート。ディズニーランドのようです。
ビルトモア邸宅の建築や内装についてもっと興味がある方はこちらのビデオをどうぞ。
ビルトモアのチケットは、事前にホームページで購入しておくのがおすすめです。日にちと時間を選んで、割引価格でチケットを購入することができます。
ビルトモアエステート Biltmore Estate
1 Lodge St, Asheville, NC 28803 MAP
ビルトモア周辺 おすすめホテル
ビルトモア邸宅の敷地内に宿泊できるところがあります。
アッシュビルエリアで最も人気があるホテルと言ったらこちら The Inn on Biltmore Estate です。美しい建物と敷地、最高のサービスのおもてなしで、さすがビルトモア邸宅の素晴らしいお屋敷ホテルだと感じさせられます。
そして、2015年にできた新しいホテル Village Hotel on Biltmore Estate もエレガントな素敵なホテルです。
また ビルトモアから車で近い(10分以内)の所にある街の中心地にも綺麗でリーゾナブルなホテルがあります。ダウンタウンの新ホテル はなかなかおすすめだと思います。
アッシュビル旅行で訪れたいグルメの紹介はこちらです。
アメリカ旅行のおすすめの旅行先、アッシュビルを訪れたら、ぜひ、ビルトモアも立ち寄ってみてください。とても素敵なところです。