こちらは、ロックフェラーセンターの目の前にあるデパート、サックス・フィフス・アヴェニュー (Saks Fifth Avenue) です。ニューヨークの街をお散歩しているとどこもクリスマスのデコレーション、イルミネーションでキラキラと美しいのですが、この5番街沿いの49st周辺は中でも格別な華やかさを放っています。このデパートの目の前には天高くそびえたつロックフェラーセンターと美しい天使のライトアップと大きなクリスマスツリーのイルミネーション、そして、デパートの北側には有名なセントパトリック教会があります。サックス・フィフス・アヴェニューは上質な商品をセレクトしたセレブな高級百貨店です。このデパートのホリデーウィンドウは、ニューヨーカーも旅行者もみんなが毎年とても楽しみにしているもののひとつ。本当に豪華で可愛く、クリスマス気分も盛り上がるので、この季節は必ず立ち寄ってしまいます。

ショーウィンドウの前はいつも列になっています。左手にショーウィンドウ、右手にはロックフェラーセンターの天使とツリーが見え、キラキラした世界。

このゴージャスなショーウィンドウのデザインを請け負っているのは、Spaeth Design（スペースデザイン）という会社で、Saks Fifth Avenueに加えて、Lord&TaylorやBloomingdale’sなどの有名デパートのホリデーウィンドウを毎年手掛けています。今年はささらにTiffanyも加わったそうで、どれも夢あふれる素敵なディスプレイばかりです。
このウィンドウの飾りつけのデザインは実は思っている以上に長期のビッグプロジェクトなんだそうです。ホリデーシーズンが終わってすぐの1月から、もう次のシーズンのホリデーウィンドウの企画に入り、6月までにはアイディアを固め、作製にとりかかるそうです。

華麗でエレガントなきらめきのウィンドウ。でも行列ができるほど人気なのは、子供も喜ぶメルヘンチックなウィンドウなんです。

今年のテーマは、ニューヨークらしい背景に有名なグリム童話のシーンを再現したものです。記事トップの写真はシンデレラです。美しいシンデレラ、精巧に作られたガラスの靴、素敵な王子様に、かぼちゃの馬車、そして背景はまさにここ、サックスフィフスアベニューのデパート。本当によくできていて感動します。

続いてこちらは、赤ずきんちゃん、”Little Red Riding Hood”です。大きな目、大きな手、大きな口をしたおばあさん、どうしてそんなに大きいの？おばあさんが振り向くと、”Oh!My!!!”驚く赤ずきんちゃん。

こちらもグリム童話のひとつ、”Rumpelstiltskin”（ルンペルシュティルツキン）。ニューヨークの地下鉄、City Hall駅にいます。

こちらの美しい少女は、”Rapunzel”（髪長姫）、エンパイア・ステート・ビルディングにいます。2010年に上映されたディズニー映画、「塔の上のラプンツェル」で有名になった物語です。

Sleeping Beauty（眠れる森の美女）もうっとりします。右側にいる月は、実はとても表情豊か、ウィンクする演出が最高です。記事下につけたビデオにウィンクする月が登場します。

Snow White（白雪姫）です。タイムズスクエアで、りんごを売る魔女、それをもらおうとする白雪姫。

どれもこれもとてもメルヘンチックで素敵な世界が繰り広げられています。

サックスフィフスアヴェニュー　Saks Fifth Avenue
611 5th Ave, New York, NY 10022 MAP