1963年に起こったジョン・F・ケネディー大統領の暗殺事件に関する、今まで未公開にされてきたCIAやFBIなどアメリカ政府機関による全ての機密文書がいよいよ2017年10月26日に公開期限を迎えます。これを唯一阻止できるのが現職の大統領であるトランプ大統領であり、その動向が注目されていましたが、トランプ大統領のツイートによると、予定通り公開されることになりそうです。
1992年10月26日に制定された法律 (JFK Records Act) によると、その制定から25年以内、2017年10月26日までに全ての機密文書が公開されることとされています。
そんな期限直前を向かえ、トランプ大統領がこちらのツイートで、この件に関する意志を表示しています。新しい情報がなければ、と少しヘッジしていますが、公開されることになりそうです。
Subject to the receipt of further information, I will be allowing, as President, the long blocked and classified JFK FILES to be opened.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 21, 2017
こちらでも紹介しましたが、JFK暗殺の事件には、様々な不可解なミステリーが残されています。時間が経過しすぎていることもあり、今回公開される新たな文書により、事件の全貌が明らかになるとは思えませんが、事件に関する詳しい政府の捜査状況なども公開されるので、もしかして都合の悪い部分もあるかもしれません。それでも世の中に真実がオープンにされることは歓迎だと思います。研究者をはじめ心待ちにしている人も多く、新たな事実も見つかるかもしれません。
いよいよ、10月26日にJFK文書が公開されます。
The long anticipated release of the #JFKFiles will take place tomorrow. So interesting!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 25, 2017
10月26日の夜、とうとう残りのケネディー大統領暗殺事件関連の極秘文書のうち2891件が公開されましたが、ぎりぎりの段階で、残りの300件程は、国、関係者を危険に晒す可能性があるとして、再レビューするため、さらに半年間、2018年4月26日まで延長されることになりました。ドラマのように期待を高めては、引っ張るという演出なのか、単に、事前にコーディネートできていない、する気がないのか、判断のつきかねる現大統領らしい結末でした。
National Archives Releases #JFK Assassination Records Online: https://t.co/8nR7gE3p8j, release: https://t.co/GpGoBGWW07
— US National Archives (@USNatArchives) October 26, 2017
公開された文書からは、例えば、こちらの Washington Post の記事などで、色々と新情報が報告されています。