アメリカ恒例の年に2度の人工的に時計の針を動かす日がやってきます。明日、正確に言うと今夜の深夜2時で夏時間 (Daylight Saving Time) が終了となり、2時→1時へ、時間が1時間遅くなります。
この夏時間の終わりの時間変更では、始まりのときの変更とは違い、うっかり時間を間違えても1時間早く行動してしまうだけなので遅刻するような事態にはならず、むしろ1時間得した気分になれる日です。そうはいっても、フライトがあったり大切なスケジュールがある人は時間変更に注意しましょう。

秋の冬時間への変更は “Fall Back” と呼ばれ、一時間長く睡眠を取ることができる日となります。日本との時差は夏時間の13時間から14時間となります。歴史的にはメリットがあったようですが、今となっては、個人的にはどちらかに統一し、わざわざ変更を加える必要はない気がしますが、一度決められたことは、それで世の中全体が動いてしまっているので、それに変更を加えるのはとても大変なことです。

DST に関する大袈裟なこんなコメディーの予告編も作られていますが、気持ちは分かりますね。

次に夏時間がやってくるのは、2017年3月12日の深夜2時となります。

こちらで Daylight Saving Time (DST) に関する歴史、問題点、アメリカの不思議な単位制度についても紹介しています。

アメリカでは要注意！サマータイムと単位システム