ニューヨークでジュラシックパーク体験!ブロンクス動物園で恐竜サファリ Bronx Zoo Dinosaur Safari

ニューヨークの人気動物園、ブロンクス動物園 (Bronx Zoo) では、今、恐竜サファリ(ダイナソーサファリ Dinosaur Safari)が大人気です。森の中を歩きながら、ティラノサウルス (T-Rex) など色々な恐竜に出会うことができます。トレイルには、なんと52頭もの実物大の恐竜 (dinosaur) や 翼竜 (pterosaur) が登場し、まるで本物のように動いたり、鳴き声を上げたりしています。ジュラシックパークの映画の世界に入り込んでしまったような気分になる、とても面白い恐竜サファリです。

ブロンクス動物園 (Bronx zoo) は、ニューヨーク最大、アメリカでもトップレベルの大きさを誇り、一日では見切れないほど見どころの多い巨大な動物園です。駐車場も広く、車ではもちろん、地下鉄など公共交通機関でも訪れやすい、緑豊かなブロンクスパークにあります。動物園に隣接して、ニューヨーク植物園もあり、園内をブロンクスリバーが流れています。

そんな広大なブロンクス動物園の一角に、様々な種類の恐竜や翼竜たちと出会うことができる 恐竜サファリ (Dinosaur safari) が期間限定(4月中旬から10月末まで)で開催されています。恐竜の専門家で、映画ジュラシックパークのアドバイザーも務め、現在では、Dino Don Inc の創業者として、ロボットの恐竜作りを手掛けている Don Lessem がパートナーとなり作り出された、ダイナソーサファリは、まるで本物の恐竜の世界のようです。

ダイナソーサファリは、2019年にも開催されましたが、その後は行われておらず、今年2022年は、3年振りの開催となりました。恐竜の数は、以前40体だったものが52体へと増え、パワーアップして復活しています。2019年は、シャトルバスでの見学でしたが、今年2022年は、歩いて自分のペースで見学することができるようになっています。
入口には、ティラノサウルス (T-Rex) が顔を出してお出迎えです。

森の中のトレイル沿いには、様々な種類の実物大の巨大な恐竜、翼竜がいて、動いたり、鳴き声を上げたりしていて、思わず見入ってしまいます。野鳥たちもそんな賑やかな森の恐竜たちの声に呼応して、歌を歌っています。

砂場のように見えるこちら。実は、リアルな恐竜の展示に加えて、化石発掘の模擬体験までできるようになっています。

トレイル沿いには、首長竜をはじめ様々な恐竜が登場し、翼竜が空を飛んでいたりと、ジュラシックパークや続編のジュラシックワールドのような、まるで映画の中のような恐竜の世界が広がっています。子供たちはもちろん、恐竜好きの人も楽しめる内容です。

恐竜は、今から2億5千万年前頃から6千5百万年前の中生代と呼ばれる時代に、地球上で繁栄していましたが、6600万年前頃に、小惑星や彗星の衝突、噴火など外部要因に起因する大きな環境変化により、突然その多くが絶滅してしまいました。そんな遥か昔の世界を体感しながら学べるようになっています。ちなみに、恐竜の時代の初期は、地球上の大陸の形状も現在とは大きく異なっていましたが、6千6百年前には、現在に近い形になっています。こちら では、そんな大陸の変遷が紹介されています。ニューヨークは、かつては大陸のど真中にある山岳部で、北米大陸は、アフリカ大陸の北西部と接していたようです。

恐竜 (dinosaur) だけでなく、かつて北米に生息したとされる最大級の翼竜とされる、ケツァルコアトルス (quetzalcoatlus) など、巨大な翼竜 (pterosaur) も登場します。巨大な翼竜と言えば、例えば、こちらのニュースにあるように、先日、アルゼンチンで、南米最大の翼竜、死のドラゴンを意味する、タナトスドラコン・アマル(Thanatosdrakon amar)と名付けられた新種が発見され話題になっています。

恐竜といえば、かつては、爬虫類という印象が強かったですが、近年の研究によると、爬虫類と鳥類の間のような存在だったようで、羽が生えていたり、恒温動物だったものもいるようです。先日、Nature に発表されたばかりの、多くの恐竜は恒温動物だったとする研究結果は、こちらで紹介されています。

草食のステゴサウルス (Stegosaurus) と 肉食のアロサウルス (Allosaurus) など比較的よく知られている恐竜から珍しいものまで様々な種類が登場します。

こちらの首が長い巨大な恐竜は、かつて中国大陸で最大級の大きさだったとされる、マメンチサウルス (Mamenchisaurus)。

角、トサカのような頭の突起が印象的な恐竜、パラサウロロフス (Parasaurolophus)。こちらは、北米大陸に生息していました。

マダガスカルに生息したとされる肉食恐竜、マジュンガサウルス (Majungasaurus) の狩りのシーン。

最も有名な恐竜、ティラノサウルス (T-Rex) も登場します。2体のティラノサウルスの争いがはじまりそうなシーンです。

ニューヨークのアメリカ自然史博物館で以前、ティラノサウルスの特別展が開催され、とても人気がありました。鳥を彷彿とさせる羽毛で覆われた T-Rex が紹介され話題になりました。

アメリカ自然史博物館 ティラノサウルス 恐竜特別展 驚きの最新の恐竜学が面白い!

最後のエリアは、親子や赤ちゃんなど恐竜のファミリーのシーンが描かれています。ペンタケラトプス (Pentaceratops) の親子。北米に生息した、ペンタケラトプスは、角とフリルがあり、トリケラトプスに似ていますが、より豪華なフリルを持っています。

卵の殻を破り恐竜の赤ちゃんが登場するシーンなどもあります。まるで鳥の巣のような感じです。

こちらのテノントサウルス (Tenontosaurus) も家族で賑やかです。テノントサウルスは、北米に生息した草食の恐竜です。

どの恐竜も本物のように動いて面白いですが、特に最後の Utahraptor と Gastonia の2体は、とても滑らかな芸術的な動きで感動です。

ジュラシックパークを出ると、フクロウやコンドルなどがいる猛禽類のセクションに出ます。動物園で、かつて地球上で繁栄していた恐竜たちの世界を体験できる面白い展示で、子供たちはもちろん、恐竜好きにもおすすめです。

ブロンクス動物園の恐竜サファリ (Bronx Zoo Dinosaur Safari) は、こんな迫力のジェラシックパークの世界です。

恐竜といえば、ジュラシックパークの続編シリーズ、ジュラシックパークの最新作、Jurassic World: Dominion – ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 (予告編) がもうすぐ公開されます。映画を見てから訪れるとさらに気分が盛り上がるかもしれません。

ブロンクス動物園では、2022年6月17日に、Brew at the Zoo と題された、大人のみの夜のイベントが開催されます。ドリンクを飲みながら、ダイナソーサファリに参加したり、動物たちを見て回ったりできるので、そんなイベントに参加してみるのも面白いと思います。

ブロンクス動物園は、以前、珍しい 冬の雪景色の様子 を紹介したことがありますが、一日で見切れない程の見どころいっぱいのブロンクス動物園の全体像は、改めて紹介したいと思います。

ブロンクス動物園 Bronx Zoo
2300 Southern Blvd, Bronx, NY 10460 地図

恐竜や動物、自然科学好きの人には、ニューヨークのアメリカ自然史博物館もおすすめです。

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ニューヨークでジュラシックパーク体験!ブロンクス動物園で恐竜サファリ Bronx Zoo Dinosaur Safari was last modified: 6月 4th, 2022 by mikissh