今台湾にいます！台湾旅行者が必ず訪れる人気観光スポット、中国歴代王朝の至宝が展示される台湾の誇るミュージアム、国立故宮博物院へやって来ました！ところが、ショックなことに、なんとこの博物館一の人気を誇る、清朝時代のヒスイの彫刻、翠玉白菜がいなかったのです。実は、翠玉白菜は、現在遠征中で、台北では来春まで見ることができません。
翠玉白菜は、今月からスタートし、来春2019年4月24日まで開催されている台湾花博、台中フローラ世界博覧会にて展示中です！今回、花博へも行ってきました！
中国の様々な王朝の歴代皇帝が所有した歴史的な美術品が集まり、世界的にも有名な台湾の誇るミュージアムが、国立故宮博物院 (National Palace Museum) です。故宮博物院は、日中びっくりするくらいたくさんのグループツアーがやってきていて、かなり混雑しているので、少し時間をずらして訪れるのがおすすめです。この日は、早朝オープンしてすぐの時間帯にやってきました。
国立故宮博物院は、物凄い数のコレクションの中から、定期的に入れ替えがされ、3フロアに渡り展示しています。中でも、食の国、台湾らしい最も人気の作品が、清朝時代の白菜と豚の角煮の作品です。早速、向かったのが、3階の南北故宮の至宝を集めた国宝薈萃と題された展示室 (302) です。
豚の角煮像、肉形石はありましたが、翠玉白菜は、見当たりません！
2018年11月3日から2019年4月24日までの間、この翠玉白菜の展示が行われているのが、先日はじまったばかりの自然との共生をテーマとした花と緑の博覧会、台中フローラ世界博覧会 (2018 Taichung World Flora Exposition) です。
この万博では、国立故宮博物院の翠玉白菜の他、美しいオーキッドショーや自然を生かした建築など色々と見どころがある面白いイベントとなっています。会場となっているのは、台中周辺の3つのエリア、后里馬場森林会場 (Houli Horse Ranch & Forest Expo Site)、外埔会場 (Waipu Expo Site)、豊原葫蘆墩公園 (Fengyuan Huludun Park) です。
翠玉白菜が展示される故宮花蝶館があるメイン会場、后里馬場森林会場 (Houli Horse Ranch & Forest Expo Site) へやって来ました！台湾の新幹線、台灣高鐵の台中駅 (Taichung) から台鉄の新烏日駅 (Xinwuri) にて乗り換え、30分程北上し后里車站 (Houli Station) で下車。そこから歩いて会場に向かうのでわりと訪れやすい場所にあります。世界中の行った先で、いつもグーグルマップを頼りにしていますが、台湾のグーグルマップは、いまいち正確ではない部分もある感じなので注意が必要です。
后里馬場森林会場 (Houli Horse Ranch & Forest Expo Site) は、徒歩圏にある后里馬場と后里森林公園の二つの会場から構成されています。翠玉白菜が展示されているのは、このうち后里馬場にある故宮花蝶館です。翠玉白菜ともう一つミニ白菜委の翠玉小白菜の2作品が展示されています。
美しい白菜の色合いのヒスイの白菜に、キリギリスとイナゴがとまっている姿が、とても精巧に彫られています。肉形石と共に故宮博物館の3大至宝の一つで、2014年に来日し、東京の国立博物館などで展示されたこともある作品です。
この日は、日帰りだったため、見学時間は半日程でしたが、后里馬場森林会場内の二つの会場を一通り巡ることができました。中でも、一番の見どころが、后里馬場にあるラン展が行われている Blossom Pavilion です。
こちらは、日本の作品。世界各国の工夫を凝らした展示も楽しかったです。
全体的には、テクノロジーを利用した美しいビジュアルアート、自然を生かしたミニマル建築などが印象に残った楽しい博覧会で、旅行者も時間が取れれば、足を伸ばしてみるのもおすすめです。通常は、夜7時までですが、金曜、土曜は、夜9時までオープンしています。
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