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ニューヨークタクシーで忘れ物をしたらどうなるの?最近のNYC Taxi事情

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昨年のことですが、ニューヨークに遊びに来た友人をJFK空港でピックアップし、スーツケースなど荷物が多かったのでNYC Taxiを利用したときのことです。ラッシュにはまり大混雑の中、かなり長い時間をかけて、ようやく到着。タクシーを降り、荷物を受け取り、無事到着と一息ついたのもつかの間、大変!なんとタクシーに手荷物を忘れてきてしまったことが発覚したのです。慌てる友人の様子に私まで慌ててしまい、とりあえず何が入っているのか分かりませんが、大急ぎ、猛ダッシュでタクシーを追いかけます、でも運悪くそのタクシーは信号にも引っ掛かってくれず、そのまま走り去って行ってしまいました。家に戻り落ち着いて確認した所、幸運にもパスポートや現金など貴重品は入っていなかったようだったので一安心。でも、忘れ物どうしましょう???

ここはニューヨーク、もうあきらめた方がいいのでしょうか。。。
星の数程あるイエローキャブ、どうやって探したらいいのかと困っていた時に役に立ったのが、JFK空港での乗車時に渡された黄色い紙です。その紙に書かれた4-6字のメダリオンIDと呼ばれる識別IDがあればタクシーを特定することができるんです。イエローキャブと呼ばれるNYC Taxiですが、正式名称は、Medallion Taxiといいます。NYC Taxi and Limousine Commission(TLC)が管理・発行するライセンスのメダルの名前に由来するそうです。TLCが運営するこんなツールを使うと直ぐに、連絡先が分かり、どんなルートでいつ乗車したのかを説明すれば、運転手を特定し、すぐ連絡してくれます。その後、直接運転手から連絡があり、後日無事荷物を届けてくれることに。以前レンタカーで忘れ物をした時は、直ぐに問い合わせたにも関わらず、届いてない、もうその車は出払っていて帰ってきてみないと分からないという対応、そして案の定その後なんの連絡もなく、再度確認しても忘れ物は見つかりませんでした。そんなこともあったので、今回も期待せずにいただけに素早い、親切な対応で感動してしまいました。ニューヨークのタクシーで忘れ物をしてもメダリオンIDさえ控えてあけば、無事戻ってくることもあります!

medallion(Wikipedia)

マンハッタンのイエローキャブ、Medallion Taxiの他に、黄緑色の車体のタクシーがありますが、それはBoro taxiという名前で、ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタテンアイランド、そしてマンハッタンのWestサイド110th streetより北側、Eastサイド96th streetより北側でお客さんをピックアップすることができるタクシーです。行き先は、どこでも大丈夫なのですが、お客さんをピックアップするエリアが決まっています。JFK空港もイエローキャブゾーンなのでピックアップできないようです。

そして最近、怒涛の勢いで存在感を増しているのがUberやLyft。イエローキャブドライバーに必須のメダリオンのライセンスは、TLCが完全に供給をコントロールしていて、2013年まではすごい勢いで価格は高騰していました。ところが、昨年来、そう、道端でつかまえられなくて困ることのないUberなどオンラインベースのスタートアップが勢力を増し、メダリオンの価格は急落しているようです。メダリオンライセンスを管理するTLCは正しく実勢価格をレポートしていない、というこんな記事もあり、実勢とTLCの発表を比較したこんなチャートもあるようです。

nyctaxib(AEI blog)

Uberなどにこのままお客さんを奪われてしまうのでしょうか。
実は行政側はNYC Taxiを援護するためにUberのように使い勝手のいいアプリ開発を考えているというニュースがあるんです。また直近では、コンプライアンスの問題で、TLCがUberのNYCの5つの拠点を営業停止にするといったニュースなどもあり、戦いが激化している様子が伺えます。
いずれにしても、消費者にとってはサービス向上につながることはありがたいことですね。

そして、もう一つ大きな流れになっているのは、行政におけるOpen Dataという流れです。以前からニューヨーク州には、The Freedom of Information Law(FOIL)という法律があり、あらゆるニューヨークの公共機関の持つ情報をリクエストすることができます。以前は、リクエストしても、時間がかかったり、電話帳のような膨大な書類やPDFでデータを渡されたりして、実際に使うのはとても困難だったようです。しかし、昨年、Chris Whongさんが、NYCにおけるタクシーの使用状況データをリクエストした所、デジタル形式で比較的簡単に手に入れることができたそうで、みんなが利用できるようにシェアしています。

そんなデータの分析から、NYCのタクシーで、Credit Card支払いに使われているソフトのチップ計算がおかしいことを発見したというこんな記事もありビックリ。
記事によると使われているソフトは2種類あり、片方のものはチップ計算時に、夕方以降に乗った場合にかかるサーチャージ料金も含めて計算するようで、一年間でトータル$5.2 millionも多くチャージしていたようです。目につかないと気付かないような間違えって意外と多いのかもしれません。結論でも述べられていましたが、旧来のFOILによる単発のリクエストベースによる開示ではなく、自発的なOpen Dataによる公表が望ましいのかもしれませんね。

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まだタクシーの利用状況データは公表されてはいませんが、NYCでは、例えばこんなに色々なデータがNYC OpenDataで公表されています。レストランの衛生検査の結果や、WIFIのホットスポット、地下鉄の入り口など、様々なデータがあります。また、公衆電話も、次々と無料のWIFIスポットに変換していくことが決定し、ますます便利になっていきます。
国レベルでも、OPEN GOVERNMENTというサイトを運営しているようで、時代はオープンな方向に変わりつつあるようです。

ニューヨークタクシーで忘れ物をしたらどうなるの?最近のNYC Taxi事情 was last modified: 9月 7th, 2016 by mikissh

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