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アメリカサマータイム 夏時間が終わります!

年に2度の恒例行事、時計の針が移動する、サマータイム (デイライトセービング Daylight Saving Time (DST)) の終わりの日が近づいてきました。2020 年のサマータイムの終わりは、今週末、11月1日(日曜日)の深夜2時となります。午前2時 → 午前1時に、一時間戻す変更となります。




アメリカ サマータイム 期間 始まりと終わり

アメリカの「サマータイム」は、正式には「デイライトセービングタイム」(Daylight Saving Time)、略して「DST」と呼ばれています。

アメリカのサマータイムの期間 は、まだ冬の気配が残る、3月の第2日曜日から、秋真っ只中の11月の第1日曜日までの間となっています。
2020年のサマータイムは、3月8日(日曜日)から 11月1日(日曜日)までとなります。

サマータイムの終了 となる、秋の時間の切り替えは、フォールバック (Fall Back) と呼ばれ、時計を一時間戻すことになります。
サマータイムの始まり となる、春の時間変更は、スプリングフォーワード (Spring Forward) と言って、時計を一時間進めることになります。

2020年のサマータイムの終わりは、11月1日(日曜日)の深夜2時。午前2時 → 午前1時に、一時間戻す変更となります。

2021年のサマータイムの始まりは、3月14日(日曜日)の深夜2時。午前2時 → 午前3時に、一時間先に進む変更となります。

ニューヨークと日本の時差

夏時間、デイライトセービングタイム (Daylight Saving Time) 期間中は、ニューヨークと日本の時差は 13時間。
冬時間、標準時のスタンダードタイム (Standard Time) 期間中は、ニューヨークと日本の時差は 14時間となります。

ヨーロッパのサマータイム期間は、アメリカのサマータイムより少し期間が短く、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までが夏時間となります。ちなみに、ヨーロッパの夏時間は、2021年までとなり、それ以降は廃止されることになっています。

リアルタイムのニューヨークと東京の現在時刻日の出、日の入りの時間です↓

ニューヨーク 東京
🇺🇸(time.is New York) 🇯🇵(time.is Tokyo)





アメリカ国内の時差

アメリカは同じ国の中でも実は時差があります。
アメリカ本土は、タイムゾーンが4つに分かれているので、同じアメリカ国内でも時差があるのです。
ニューヨークやワシントンDCなど東海岸の 東部時間 (Eastern Time)、シカゴなど内陸部の 中部時間 (Central Time)、デンバーなどロッキー山脈エリアの 山岳部時間 (Mountain Time)、サンフランシスコやロサンゼルスなど西海岸の 太平洋時間 (Pacific Time) と4つに分かれており、それぞれ1時間づつ時差があります。


(timezonecheck.com)

実はこの他にもアメリカにはあと二つ特別なタイムゾーンがあります。
アラスカ州は、太平洋時間 (Pacific Time) からさらに1時間遅くなる、アラスカ時間 (Alaska Time)、ハワイ州は、アラスカからさらに1時間遅くなる、ハワイ時間 (Hawaii Time) があります。

アメリカ国内でもサマータイムがない地域もあります

サマータイム (Daylight Saving Time (DST)) は、日照時間が大きく変化する北のエリアでは日照時間に応じて時間を変更させることに意味がありますが、一年を通じて日照時間があまり変わらない南のエリアでは実はほとんど意味がないため、サマータイムを採用していないこともあります。
例えば、ハワイはアメリカですが、サマータイムはありません。夏時間のないハワイでは一年を通して日本との時差が19時間となります。

また、アリゾナ州も特別なエリアで、山岳部時間 (Mountain Time) のエリアに入っていますが、デイライトセービング (DST) のルールを採用していないため、サマータイムはありません。そのため実質上は、夏は デイライトセービング (DST) を採用するお隣のタイムゾーン 太平洋時間 (Pacific Time) と同じ時間帯となっています。

標準時とタイムゾーン

こちらが世界のタイムゾーンです。


(timezonecheck.com)

今では標準時とタイムゾーンの概念が世界で当たり前のこととなっていますが、過去を振り返ると、このように全地域で統一した標準時間を持つという概念ははじめから存在したものではなく、最初はそれぞれの町で好きなように独自の時間を設定していました。標準時間を作ろうという変化が最初に訪れたきっかけが、鉄道の発達です。地域間、都市間を結ぶ鉄道の発展に伴い、標準時やタイムゾーンというコンセプトが確立され発展していきました。

アメリカの鉄道会社では、1883年に標準時の利用をはじめたようですが、当時はなかなか社会に広まらず、1918年になり、ようやく標準時で統一するという法律が制定されることとなり、社会一般で認識されるようになったのです。

世界で一番最初に標準時という概念を確立したのは、産業革命を成し遂げ、鉄道などのインフラを一早く開発していたイギリスです。世界の標準時の基準となっているグリニッジタイムにその名残があります。
こちらのビデオでそんな背景がわかります。




デイライトセービングの始まり

サマータイム (デイライト セービング タイム Daylight Saving Time) のように、時間をずらすという考えの始まりは、実はあの歴史上の人物、アメリカ建国の父 (Founding Father’s) の一人、ベンジャミンフランクリン (Benjamin Franklin) の頃からありました。ベンジャミンフランクリンがパリに滞在していたころ “An Economical Project for Diminishing the Cost of Light” というエッセイにおいて、夏時間を採用して電気のコストを節約するアイディアを書いています。当時は半分ジョークだったようですが、その後、サマータイムは実際に使われ始めることとなります。

最初にサマータイムを採用したのは、1916年、第一次世界大戦頃のドイツとオーストリアでした。アメリカで初めてデイライトセービングが取り入れられることとなったのは1918年のことです。ところがこの時は人気がなく、サマータイムの制度はすぐに廃止になってしまいます。その後、第ニ次世界大戦中に一年中時間をシフトする “War Time” として、デイライトセービングが復活しましたが、戦後しばらくは混乱が続きます。

最終的にデイライトセービングが形になったのは Uniform Time Act of 1966 によります。セービングタイム制度を取り入れるかどうかの最終的な権限はそれぞれの州に託されることとなったため、現在でもサマータイムがある州とない州があるんですね。その後何度かデイライトセービングの開始日と終了日が変わりながら今に至っています。
ちなみに、このデイライトセービングは、実は、アメリカ以外にも、世界中で70か国以上が採用しているようです。

そんなデイライトセービング (DST) の歴史や現状、問題点について、こちらの映像をご覧ください。

ニューヨークも含めアメリカのほとんどの地域で、デイライトセービング(サマータイム)の 始まりは、3月の第2日曜日午前2時です。デイライトセービングの終わりは、11月の第1日曜日午前2時です。最近は携帯やパソコンなど自動でサマータイムに対応しているものが多いですが、手動の時計を持っている人は、サマータイムのスタート、終了する前日の夜、寝る前に時計の針を変更しておきましょう。

アメリカサマータイム 夏時間が終わります! was last modified: 10月 29th, 2020 by mikissh