ロウアーイーストサイドに、ニューヨーク、アメリカの成り立ちの歴史に欠かすことのできない移民の歴史を伝えていく博物館として、テネメント・ミュージアム (Tenement Museum) という一風変わったミュージアムがあります。移民の歴史というと難しいイメージがあるかもしれませんが、ギフトショップは、その名前からは想像できないような、かわいい商品や、ツウなニューヨークグッズの揃った、なかなかいいセレクションのギフトショップです。テネメントツアーの参加申し込みもこの場所からなので、待ち時間などに見て楽しむ人もいて、なかなか人気のお店になっています。店内は、おしゃれなアメリカン雑貨がいっぱいです。
このテネメントミュージアムでは、昔ニューヨークに渡ってきた移民たちがどんな生活をし、どんな苦労を乗り越えてきたのか、また、その移民たちが多く集まっていたロウアーイーストサイドのエリアに、移民たちが始めたビジネスが今も残っている様子などを学ぶことができます。テネメントミュージアムは普通のミュージアムとは異なり、常設展を自分達で見て回る形ではなく、ツアーに入り、ガイドさんの説明を聞きながら周ります。メインは、こちら、97 Orchard Street にある歴史的なお部屋を見学するツアーです。
この辺りは、ニューヨークにやってきた多くの移民たちが一番最初に生活を始めた場所だったようで、当時、世界で最も人々が密集して住んでいた場所だったそうです。このエリア一帯の多くのアパートは、複数の世帯が住むことができるテネメントの構造で、相当ひどい居住環境だったようですが、今では、大部分は現在の法律に則って水道などの設備を整えたりして改築済みになっている建物ばかりです。ところが、97 Orchard Street の建物だけは、昔のまま保存されていたようで、現在ミュージアムとして利用されています。
1時間程のツアーですが、見て周る場所はコンパクトで、古い小さなアパートの中をさくっと見る感じです。メインは、ガイドさんのお話で、ニューヨークの移民の歴史に興味がある人におすすめです。
ツアーはこんなコンセプトで行われているそうです。
テネメントミュージアムのツアーに参加しない人でも、ロウアーイーストサイドを通りかかったら、テネメントミュージアムのギフトショップに立寄ってみるのもおすすめです。
ニューヨーカーの雑誌の表紙をモチーフをしたステーショナリーや、
かわいいニューヨークのイラスト入りノートや文具なども色々あります。
デザインがかわいいのはうれしいのですが、日本と違ってアメリカのステーショナリーや雑貨は意外とお値段します。
エコバッグも種類豊富。
ニューヨークの写真集の本も色々揃っています。
ニューヨークのロウアーイーストサイドの食文化を伝えるのに欠かせない、ユダヤの食のレシピ本なども揃っています。合わせて、ニューヨークの有名シェフや有名店のレシピ本なども取り揃え色々です。
ニューヨークですごく有名な、ニューヨーカーの写真集、「Humans of New York」や、以前、少し こちら で紹介したバンクシー (Banksy) さんのグラフィティの本など、なかなかのセレクションで、見ているだけでも楽しめます。バンクシーさんといえば、最近では、イギリスに、ディズニーランドをパロディー化した Dismaland をオープンしたと話題になっているアーティストです。
ちょっとした模型作りが好きな人に喜ばれそうなグッズもあります。ワンワールドトレードセンターや、エンパイアステートビル、クライスラービルなどのニューヨークの有名ビルのミニチュアも。
ニューヨークをテーマにした人気のある子供向けの本も色々取り揃えられています。
自由の女神のクッキー型抜きや、エンパイアやクライスラービルのワインボトルストッパー、ミニチュアのイエローキャブ、ニューヨークの著名なスポットが立体カードになったものや、かわいいニューヨークイラストのカード、など思わず欲しくなってしまうものが色々あります。
ミュージアムのギフトショップで、なかなかここまでいいセレクションのかわいい雑貨屋さん風のギフトショップはないかも。意外な場所に意外なおすすめのお店です。
テネメント・ミュージアム(テネメント博物館)
Tenement Museum
103 Orchard St New York, NY 10002 MAP