ニューヨーク・マンハッタンの西側を流れている大河、ハドソン川は、水源をたどると、ニューヨークのずっとずっと北側、アップステートニューヨーク北部の Adirondack Mountains から続いているとても長い川です。行くときに通った、キングストンという町からさらに南の方に位置するので、ニューヨークシティからより近い場所にある、ハドソン川のウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン州立歴史公園 (Walkway Over the Hudson) という歩行者専用の橋があり、キャッツキルズ旅行の帰り道に立ち寄ってみました。ウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン州立歴史公園は、実は、世界最長の歩行者専用橋なんです。
ウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソンの橋は、東側が Poughkeepsie、西側が Highland という二つの対岸の町を結んでおり、ローカルの人たちにも人気の場所です。橋の全長は2㎞程ととても長く、ランニングやウォーキング、サイクリングなどでたくさんの人たちが訪れていました。
ニューヨーク周辺のブルックリンブリッジやワシントンブリッジなどと違い、ウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン (Walkway Over the Hudson) は、完全に一般車は禁止となっていて、歩行者、自転車専用の橋であるため、広々として、本当に気持ちよく通れます。
キャッツキルの中でも南部に位置するので、まだ紅葉には少し早そうでしたが、紅葉の季節はさらに綺麗な景色が見られそうな予感がしました。
ウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン (Walkway Over the Hudson) の橋自体は、もともとは列車用の橋として1889年に造られたかなり古い橋だそうです。1979年に国家歴史登録財 (National Register of Historic Places) に指定され、その後、修復工事を経て2009年に歩行者専用として生まれ変わりました。橋の周囲の Walkway Over the Hudson State Historic Park の一部として、このウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン (Walkway Over the Hudson) は、世界最長の歩行者専用橋として、一般に開放されました。そんな歴史はこちらのビデオで紹介されています。
北側を見るとどこまでも続く大きなハドソン川の流れと、周りを包み込む緑豊かな景色が見られます。
この橋を建設した時の写真とストーリーや、ハドソン川でこんな巨大な魚が獲れたよ、というようなちょっとした橋に関するエピソードが所々に記されています。
橋を渡り切ると、反対側には、普通に町があります。
地図で見ると、このようになっています。
ドローンからの景色はこんな感じで、本当に気持ちのいい橋です。
天気のいい日は、美しいハドソンリバーの絶景を楽しめますが、これからの2-3週間は素晴らしい紅葉も楽しめるのではないかと思います。
ウォークウェイ・オーバー・ザ・ハドソン州立歴史公園 Walkway over the Hudson
Parker Ave, Poughkeepsie, NY 12601 MAP
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