桜が満開の京都滞在時、夜に訪れてみたのは、大人気の夜桜スポット、祇園の八坂神社と円山公園です。すっかり春の訪れを祝う、桜祭りのような様相で、八坂神社と円山公園周辺は、人で溢れかえり、大賑わいとなっていました。円山公園は、700本近い桜がある桜の名所で、中でも有名なのが、祇園の夜桜という愛称でも知られる巨大な枝垂桜です。桜の時期は、ライトアップされ、枝垂桜も幻想的に輝き、美しい夜桜が楽しめるスポットとしてとても賑わいます。お店屋さんは、赤絨毯が美しい花見スポットを用意し、日本らしい絵になる光景が広がります。
京都には、お寺や神社など桜が美しくライトアップされる夜桜スポットが色々ありますが、桜の下で宴会をしたり、歩きながら屋台のグルメをほおばったりできる、気軽に訪れることができる人気のお花見スポットが、祇園にある円山公園で、桜の季節は、大盛り上がりになります。
円山公園は、祇園の象徴となっている美しい朱色の西楼門でよく知られる八坂神社の裏手にあります。桜の季節には、八坂神社から円山公園へと人の流れができ、たくさんの人が向かっていきます。
通り沿いには、お祭りの時のように屋台がズラリと並び、賑やかで楽しい雰囲気になります。
八坂神社の本殿は、国宝となっている他、西桜門、そしてこちらの提灯がズラリと飾られた舞殿など多くの建物が重要文化財となっています。
舞殿を通り過ぎると円山公園に入り、屋台が並んでいる他、桜の木の下で宴会ができるエリアもあり、さらに賑やかになります。
数軒お店屋さんがあり、色合い鮮やかな赤い絨毯の座敷で、桜に囲まれて食事をすることができます。
満開の桜に囲まれ、まるで絵に描いたような理想的なお花見の光景で、思わず多くの人が写真撮影したり、見とれたりしています。
お花見宴会場からさらに進んで行くと、祇園の夜桜という名前でも知られる、円山公園で、最も有名な豪華な祇園しだれ桜があります。円山公園の枝垂桜は、一重白彼岸枝垂桜初代と呼ばれる品種で、初代のしだれ桜は、1949年に、樹齢200年程で枯れてしまったそうなのですが、現在の桜は、1928年に初代から種子を取り、育てられ、1949年に植えられたもので、もう5年程すると樹齢100年に達します。
しだれ桜の近くには、ひょうたん池や橋があり、趣がある景色が広がっています。
ニューヨークのトリビュートインライトを彷彿とさせるこちらの青い光線は、清水寺のライトアップです。
円山公園は、1886年にオープンした京都市内で最も古い公園で、国の名勝に指定されています。桜の季節は、特に人気となりますが、風光明媚な公園で、一年中楽しめます。周囲は、八坂神社の他、知恩院などいくつかのお寺に囲まれているので、一緒に訪れてみるのもおすすめです。
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