ニューヨーク ブロードウェイミュージカル『シカゴ (Chicago)』は、NYの人気ロングランミュージカルで、日本からの旅行者にも大変人気があります。2012年、2017年、2019年に米倉涼子さんがNYのブロードウェイミュージカル『シカゴ』の舞台に登場し、主演ロキシー・ハートを演じ話題になりました。
ニューヨークのブロードウェイミュージカルのロングラン作品はほぼ見ていますが、そんな中でも『シカゴ』は、映画で見ても、ミュージカルの舞台で見ても楽しめた印象的な作品のひとつです。
ブロードウェイミュージカル シカゴ は、オペラ座の怪人 の次にロングランの、数あるブロードウェイミュージカルの中でも、とてもアメリカらしい雰囲気を楽しめるおすすめの名作です。
とてもアメリカらしいパンチのきいた臨場感ある舞台で、ユーモア溢れる作品となっています。ミュージカル シカゴのブロードウェイでの初演は、なんと1975年。その後、1996年に再びブロードウェイに登場してから現在まで続くロングランのブロードウェイの代表作の一つです。
オーケストラが舞台の上にいるおもしろい構成となっています。
観客席の後ろにある音響。ブロードウェイの中では、シカゴの劇場は、とてもこじんまりとした小さな劇場です。
ミュージカル シカゴのあらすじは、要約すると、女性の殺人犯たちがいかにして世間の注目を浴びて、鮮やかに無罪を勝ち取ることができるか？それをドラマティックにおもしろおかしく演じる物語です。
時代は1920年代、マフィアが勢力を奮っていた禁酒法時代のシカゴが舞台です。
ちょっと悪な凄腕弁護士さんの力によって、殺人犯の女性たちは、あの手この手で話題作りをし、世間の注目を集め、無罪を勝ち取ります。
人のいい夫をだましたり、妊娠しているふりをして無罪を勝ち取ったりと、なんとも鮮やかな女性たち。
セクシーでかっこいい役者さんが勢揃いのミュージカルです。
シカゴの魅力の一つは主演のロキシー・ハートを様々な女優が演じることです。米倉涼子さんが抜擢されたり、メキシコ人女優の Bianca Marroquín さんがロキシーを演じたりと世界的な女優さんも活躍しています。
シカゴの劇場のギフトショップでは、TシャツやCDなど、思い出に買い求める人もたくさんいます。
ショーが始まる前、または休憩時間にはこちらでドリンクを購入。席の方にも売り子さんが回ってきたりします。
シカゴの劇場は小さいので、全般的に舞台が近いです。
劇場の中央にはシャンデリア。割と小さな劇場なので、席はあまりこだわらなくてもいいかもしれません。
『シカゴ』の物語の舞台となった時代、1920年から1933年までのアメリカでは、今となっては信じられませんが、お酒造りが禁止されていました。所得税の制度が導入されたことにより、アルコール税の必要性が薄れていく中、モラルの向上と犯罪の減少とともに、生活の質の向上を目指して禁酒法ができました。結果的には、シカゴのアル・カポネなどが有名ですが、シカゴやニューヨークなど大都市でマフィアが勢力を奮い、犯罪が増え、アルコールの消費が増えるという予期しなかった副作用が明白になり、大恐慌で税収減に困った政府の新たな税収の必要性などもあり、最終的に禁酒法は廃止されることになりました。
シカゴ ミュージカル CHICAGO
アンバサダー劇場 Ambassador Theatre
219 W 49th St, New York, NY 10019 MAP
シカゴ ミュージカル公演のチケット料金や、公演曜日、公演時間など、時期により変わります。詳しくは Chicago Musical のページをどうぞ。
ミュージカルの上演時間は、休憩時間20分を含め、2時間35分間のショーとなります。
ニューヨークのブロードウェイのチケットは、総じて他の街に比べてとても高いですが、ディスカウントチケットサイト を上手に利用してお得に訪れることができます。
楽しいニューヨーク旅行を♡
