カナダで最大の都市、トロントのダウンタウンにある、ヤングダンダススクエアは、ニューヨークでいうところのタイムズスクエアのようないつもたくさんの人々が集まるにぎやかな雰囲気の場所です。アメリカの定番ファッションブランドや日本のユニクロなども入った巨大なショッピングモール、トロント・イートン・センター (Toronto Eaton Centre) などショッピングスポットが集まっていて、一年を通じて様々なイベントも開催されている、トロントで一番賑やかな広場となっています。トロントを訪れたのは、ちょうど一か月程前ですが、この広場では、パンアメリカンフード＆ミュージックフェスティバル (Pan American Food & Music Festival) が開催されていて大盛り上がりとなっていました。
ナイアガラからトロントへと向かう途中、トロントの西側、 Etobicoke というエリアで立ち寄った、美味しいイタリア系パン屋さん、サンレモベーカリー (Sanremo Bakery) の紹介です。トロントの中心からは少し離れた場所にありますが、ローカルの人たちが列をなすほどやってきていて大人気のお店でした。お店の中へ一歩入ってみると、美味しそうな甘い香りに包まれます。そして、お店の広さにびっくり。こんなに大きなパン屋さん、見たことないかも、という広さで、すごい数のパンが種類豊富に並んでいて、その光景はまるでパン工場のようです。パンやケーキ以外にドーナツも人気で、しかも、サンドイッチや、ハムやサラミなどを購入できるデリのスペースまであり、美味しそうなものがずらりと並ぶ、とても活気のあるパン屋さんです。
トロントでは、カナダ最大で、世界的にもかなり巨大な動物園である トロント動物園 (Toronto Zoo) へも行ってきました。トロントの郊外にあり、車で30分ほどかかりますが、夏休み中で、巨大な駐車場がいっぱいになるほど、たくさんの人たちが遊びにやってきていました。ニューヨークのブロンクス動物園よりもずっと広く、かなり見応えのある動物園です。
トロント動物園の特徴は、広々とした敷地に動物たちがゆったりと過ごしている快適な環境にあることです。一番人気となっているのは、何といってもジャイアントパンダで、2015年には赤ちゃんも誕生しました。
トロントから車で45分程行ったところにある自然豊かなのどかな場所に、カナディアンアートに特化したミュージアム、マックマイケルカナディアンアートコレクション (McMichael Canadian Art Collection) があります。今回の旅行では、今まであまり注目したことがなかったカナディアンアートを一つのテーマにしてみました。トロント美術館 (AGO) でもカナダの美しい自然をモチーフとしたカナダらしいアートが数多く展示されていましたが、この McMichael Canadian Art Collection でも Tom Thomson をはじめ、トロントを中心に活躍した7人のアーティスト集団、Group of Seven の作品が数多くコレクションされ、とても美しい縁溢れる美術館と言うことで、足を運んでみました。
トロントの喧騒とは打って変わって、自然の豊かな避暑地にやって来たかのような緑の濃い木々に囲まれた美しい道を通り、美術館へと向かいます。
