夏日和のとても暑い週末の一日、ブルックリン、ダンボで行われている「ダンボアートフェスティバル」(Dumbo Arts Festival 2014) へ行ってきました。このイベントは、ブルックリンで草の根的に15年以上も前に始まったイベントです。今年は9/26 金曜日から週末にかけて行われ、多くの作品がブルックリンブリッジ、マンハッタンブリッジの下のダンボのストリート、スタジオ、公園などあらゆる場所で展示されていました。
川沿いにあるカラフルなガラスの家がひときわ目立っていて素敵でした。カラフルなガラスを通して見ると、ブルックリンのいつもの景色が違う色に見えるんです。オレンジのガラスを通すとトップの写真のように、赤や緑のガラスを通すと、下の写真のような景色になります。
この家、夜も幻想的ですよ。
あちらもこちらもどこを見てもアートがいっぱい。
こちらは、Love sees through everything…
大きなスケッチブック型アートにはみんながコメントを書き込む。
Imagenaryのトラックでは、目隠しをして、スタッフにトラックの中にひきずりこまれます。時々すごい勢いでトラックが揺れたりするのですが、中で何が起こっているのかは中に入った人しかわからない。しばらくして、目隠しをしたまま出てきた参加者は人によっては及び腰で怖がりながら出てくる人もいて、中で何が起こっているのか想像を掻き立てられます。
日本のアニメからきているコスプレもアートの一種ですよね。最近、日本以外でもコスプレファンすごく多いようです。
The World we want live is…
あなたの住みたい世界は何ですか?たくさんの人が積極的にチョークを持って書いていました。
愛のある世界、うそのない世界、などなど色々ありました。
マクドナルドのない世界、なんて書いている人もいましたよ。
昨今のアートはみんなが参加して成り立つ、参加型アートが主流なんですね。みんな子供のように楽しそうに参加している様子が本当に印象的でした。
洗濯物? と一瞬思ってしまうこちらもアートなんですよ。誰でもアートを創造することができるんです。何でもありなんですから。後ろの廃墟のようなブリックのビルにあたる光も美しくアートのよう。
こちらの女性はセルフィーで、携帯で自分の写真を撮っています。そう、とても不思議な光景。
こんな格好をしているので、一瞬、カメラを向けてはいけないのかな、と思ったのですが、そんなことはなく、実は彼女もアートのひとつだったんです。
しかも今時の参加型アート。女性限定なのかもしれませんが、黒いベールを貸してくれ、彼女のように身につけさせてくれるので、自分でベールを身に着けた自分の姿を撮るのです。セルフィーのアート。その発想に驚かされます。
こちらはアイロンプロジェクト。ブルックリンの会社なんでしょう。夕方に訪れた時には、鉄製ロボットができあがってました。もしかしたらその出来上がりの行程を見ることができたのかもしれません。
アウトドアのアートだけでなく、室内でもあちらこちらでアート展が行われていました。こちらのスペースでは魔法使いのアートを壁に描いているところでした。絵描きはまだ現在進行中なのです。
2階では参加型アートとして、びっくりするくらい大きな鉛筆を持って円を描いています。
室内アートでたくさんの人が訪れていたのはこちらの綺麗な光アート。
そして、視覚アートの前ではみんなポーズをとって写真撮影していました。アートはただ見るものというよりは自分たちもそこで何かをしてそのアートを楽しむもの。やはり楽しみ方が参加型なんです。
ブルックリンのダンボはブルックリンブリッジがとても綺麗に見えるので普段から訪れる人は多いのですが、このイベント中はとてもたくさんの人たちが遊びに来ていて本当に活気がありました。
川辺には恐竜アート。
ダンボの名物、メリーゴーランドも大人気。
素敵なカップルがウェディングの写真を撮っているのを見かけました。
ブルックリンブリッジの前のパークはくつろいで過ごす人も多いし、ウェディングで訪れる人もいます。
ニューヨーカーも観光客もみんなが大好きな人気スポットなのです。
イベントがなくても景色がとても美しく、いい場所なのでおすすめめですよ。
今本当におしゃれでクールな人気スポット満載のブルックリン、アートな一日を過ごしてみてください。