ヨーロッパ旅行など、ヨーロッパ訪問時に、旅行ビザ ETIAS(エティアス)が必須になる、というニュースが今話題になっています。EUで導入が予定されている「ETIAS」(エティアス)は、正確には、旅行ビザではなく、ヨーロッパへの旅行時に必須となる、新しい旅行認証制度、欧州渡航情報認証制度です。これまで、ビザ免除国であった、日本国籍やアメリカ国籍を持つ人たちも全てが対象となる、いわゆる、アメリカの ESTA のヨーロッパ版で、導入後は、ヨーロッパ旅行前に ETIAS (European Travel Information and Authorization System 欧州渡航情報認証制度) を使用した事前登録、認証が必須となります。
ETIAS エティアス とは
ETIAS (European Travel Information and Authorization System ヨーロッパ旅行情報認証システム) は、EUで、セキュリティ向上のために導入されることが決定した、フランスやドイツなどEU諸国へ訪れる旅行者を対象とした、事前認証システムです。旅行者は、オンライン事前登録が必須となります。
ETIAS の読み方は「エティアス」です。
ETIAS の始まりは、2021年からと発表されています。いつから始まるかの正確な日付は発表されていませんが、2021年の年末頃からのスタートが予定されています。
ETIAS が必要な人は?
フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどEU諸国へ旅行で訪れる人で、EU以外の国籍の人全てが対象で、これまでビザ無しで訪問可能だった国々からの旅行者も対象となります。2021年以降ヨーロッパへ旅行で訪れるときは気を付けないといけません。
こちらで詳しく説明されていますが、
日本人の ETIAS 登録サイトは、 こちら。
アメリカ人の ETIAS 登録サイトは、こちら です。
ETIAS の手数料は、€7 です。
ETIAS 登録は、一度登録すると有効期間が3年間あり、その間は何度でも訪れることができます。
旅行前に登録する渡航認証許可システムを導入している国は色々ある?!
ヨーロッパが ETIAS(ヨーロッパ旅行情報認証システム)を導入するというニュースを聞いて、大ニュースになっていたアメリカですが、アメリカ人はもしかして気づいていない人も多いのかな?アメリカも国外からの旅行者に対して ESTA という認証システムを随分前から導入しています。日本人がアメリカに旅行に来るとき、みんなオンラインで登録をしていますよね?
ETIAS を旅行者ビザとアメリカでは表現されていたりするのですが、イメージ的には、 旅行者ビザと言っても、簡単なチェック機能であり、アメリカの ESTA(エスタ)、カナダの eTA(電子渡航認証)、オーストラリアの ETAS(イータス) と同様の制度となり、実はここ最近、世界の色々な国がセキュリティのために導入しているシステムなのです。
アメリカ、ニューヨークへ旅行で訪れる時は、ESTA が必要になります。ニューヨーク、アメリカ旅行時の注意点を、こちらで紹介しています。
ところで、世界各国のパスポートの旅行自由度をトラッキングしている Henley Passport Index によると、昨年、日本のパスポートが単独で世界1位となりました。これまでシンガポールと同時の世界1位でしたが、昨年10月から、試行期間として一年間、日本人はミャンマーにビザ無しで短期訪問が可能となったことにより、1位になったのです。
190ヵ国にビザ無しで入国することができる日本のパスポートは、現在、世界で最も利便性の高い、世界一最強のパスポートとなっています!