グッゲンハイム美術館 見えるか見えないかの瀬戸際 フィギュアアートの面白い特別展 Going Dark!

螺旋状のギャラリーで知られるニューヨークのスタイリッシュなミュージアム、グッゲンハイム美術館では、現在、姿が見えるか見えないかの狭間のアート作品をテーマとした特別展、Going Dark: The Contemporary Figure at the Edge of Visibility が開催されています。Going Dark と題された特別展で、真っ白なギャラリーに暗い影のあるスタイリッシュなフィギュア作品がずらりと並んでいますが、姿がはっきりとは見えないという現代アートらしい面白い展示になっています。スマホが使用できないように、鍵付きの入れ物に入れられてしまう特別展示スペースがあったりと面白い実験的な試みもある、面白い企画が開催されています。

グッゲンハイム美術館は、アッパーイーストサイドで一際目立つ、フランク・ロイド・ライトがデザインした建物に入った、抽象アートのコレクションで知られるミュージアムです。名物の螺旋のギャラリーでは、様々なテーマの特別展が期間限定で開催されています。
現在開催されているのは、Going Dark: The Contemporary Figure at the Edge of Visibility と題された特別展です。姿が見えるか見えないかの瀬戸際の人物が登場する、というちょっと面白いテーマの抽象的アート作品が集まっています。
螺旋のギャラリーの入口付近にあるアートは、違う惑星の宇宙人に出会ってしまったような、怪し気な緑色の不思議な空間になっていて、注目を集めていました。

古典西洋美術の時代は、肖像画やモニュメントなど特定の人物だとアピールするために作られた作品が多かったのですが、現代アートでは、作品に不特定の人を存在させることで、人々の注目を集めると共に、独特の雰囲気を持たせる作品も多く見られるようになっています。
後ろ向きで、フードを被っていて全く顔は見えませんが、ほぼ同じ構図の作品を色を変えながらずらりと並べることで、思わず注目してしまう存在になっています。

作品はまわりの壁紙にも工夫が凝らされています。迷彩柄の壁紙に囲まれた迷彩模様の作品。

髪の毛のような羽のような、誰だかわからないのに思わず見入ってしまう存在感のある作品。

絵や像の他、映像作品もあります。作品にマッチした可愛い壁紙が使用されることにより、より作品の個性が表現されています。

数多くの同じ構図の色違いの作品を並べることにより、独特の存在感を放ちます。こんな感じの面白い作品がたくさん展示されています。

今回のグッゲンハイム美術館の特別展では、ちょっと珍しい、スパイミュージアムのようなギャラリーもありました。
スクリーンには、リアルタイムで今現在の館内にいる人々のモーションディテクション(動体検知)の様子が表示されます。まさに、見えるか見えないかの瀬戸際というテーマ通りの展示で、不思議な光景が広がっています。
このギャラリーは特別で、入場前には、スマホを鍵付きの入れ物の中に入れなければいけないルールになっています。そのためスマホが使えなくなってしまうので、入るなら、最後に訪れるのがおすすめです。こんな風に袋の中にスマホを入れてロックしてしまいます。

鍵のかかった袋は、帰る前に出口近くのスタッフが開けてくれます。

Going Dark: The Contemporary Figure at the Edge of Visibility は、4月7日まで開催されています。現代アートや遊び心のある展示に興味がある人におすすめです。

グッゲンハイム美術館の常設展では、ピカソやゴッホ、マティス、ドガなど、有名アーティストたちの作品も数多く見られます。
グッゲンハイム美術館の行き方や見どころは、こちらです。

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春のニューヨークはたくさんの旅行者が訪れ賑わっています。
ニューヨークのディスカウントチケット も色々出ています。

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グッゲンハイム美術館 見えるか見えないかの瀬戸際 フィギュアアートの面白い特別展 Going Dark! was last modified: 3月 31st, 2024 by mikissh