デスバレー国立公園の近くには、ゴールドラッシュの時代に造られた町で、現在ではゴーストタウンとなっているライオライト (Rhyolite) という場所があります。そんな寂しげな誰も住んでいないようなゴーストタウンですが、実はここに世にも奇妙なミュージアムがあります。大自然を背景に巨大な作品が並ぶゴールドウェルオープンミュージアム (Goldwell Open Air Museum) です。日が暮れると真っ暗になってしまいますが、基本的にはいつでも誰でも見に来ることができるオープンミュージアムです。
砂漠の広がる何もないような荒野に突然現れる小屋のような家と、その家を取り囲むように集まる不思議なアートの数々。
テーマは本当に色々ですが、シュールな感じの作品が多いです。折り鶴のような巨大なアートから、ゲームの世界から飛び出してきたような女性像など。
最も存在感があるのが、こちらの不気味な躍動感のあるアート。ベルギー出身のアーティスト、Charles Albert Szukalski さんの1984年の作品、The Last Supper です。もう夕日も沈み、辺りは暗くなってきてしまったのですが、このアートの前で楽しそうに写真撮影をする人たちがたくさんいました。
こちらも同じく、Charles Albert Szukalski さんの1984年の作品、The Ghost Rider です。
Charles Albert Szukalski さんは、2000年に亡くなられたそうですが、それを機に、Goldwell Open Air Museum が誕生し、その後、様々なアーティストの作品が加わっていっています。
この景色にあった作品も多く、なかなかよく考えられています。デスバレーを訪れたら、夕日の沈む美しい景色を背景にこのおもしろいアートを見てみてるのもおすすめです。
オープンエアミュージアムの雰囲気と背景がこちらで紹介されています。
何もない荒野に残された寂しげなゴーストタウンのライオライトですが、アートの力により、夕暮れ時にもかかわらず、意外とたくさんの人がやって来ていました。デスバレー国立公園を訪れたら、一緒に立ち寄ってみると面白いスポットです。
ゴールデン・オープンエア・ミュージアム
Goldwell Open Air Museum
1 Golden St, Beatty, NV 89003, USA 地図
デスバレー国立公園はこちらをどうぞ。
現在、ラスベガス近くの荒野では、こんなアートも見ることができます。