NY現地旅行会社に聞いてみました!日本人に人気のブロードウェイミュージカルは?人気ランキングと選び方

Times Square

ニューヨークを訪れたら一度は見てみたいのが本場のブロードウェイミュージカルです。ニューヨークでは、ブロードウェイ、オフブロードウェイと本当に色々なタイプのたくさんのミュージカルが上演されています。先週からは、ディズニーの『フローズン(アナと雪の女王)』の本公演もスタートしましたが、毎年新しいミュージカルが次々とスタートしています。よく聞かれるのが、どのブロードウェイミュージカルがおすすめ?という質問です。各人の趣味にもよるので、本当に難しい質問なのですが、正直どれもそれぞれに素晴らしい作品で、どれを見ても後悔しない楽しめるものばかりです。今回、機会がありビッグアップルパスを扱っているニューヨークの現地旅行会社(NEWYORKing)さんに、日本人に人気のブロードウェイミュージカルを教えて頂いたので、ミュージカルを選ぶときの一つの参考になるよう紹介したいと思います。

日本人に人気のミュージカル トップ 9👑

さっそくですが、日本人に人気のミュージカル トップ 9 を発表します!
👑1 アラジン / Aladdin
👑2 ライオンキング / The Lion King
👑3 オペラ座の怪人 / The Phantom of the Opera
👑4 アナと雪の女王 / Frozen
👑5 シカゴ / Chicago
👑6 ブルーマン / Blue Man Group
👑7 ウィキッド / Wicked
👑8 ブック・オブ・モルモン / The Book of Mormon
👑9 スリープ・ノー・モア / Sleep no more

アナと雪の女王 (Frozen) はまだスタートして数週間のため、これからもっと上位になるのでは?と思っていますが、結果はやはりディズニーのミュージカルが人気が高く、1位アラジン、2位ライオンキングでした!

ブロードウェイミュージカルの英語の難易度・年齢制限

日本から来る多くの旅行者が、ブロードウェイミュージカルを選ぶときに気にすることのトップは何だと思いますか?
ストーリーはもちろんなのですが、それ以外で最も気になるポイントが、実はミュージカルの英語の難易度です。英語が簡単そうな、わかりやすそうなものの方がいいな、って思わずうなずいちゃった人いますよね?

そこで、ブロードウェイミュージカルを選ぶときの参考になるよう、この人気の9つのブロードウェイミュージカルの大体の英語の難易度と、どのような層に人気があるのかを紹介します。

順位👑 ミュージカル 英語の難易度 客層 年齢制限
1 アラジン
Aladdin
★☆☆ カップル・ファミリー
全ての人向け
6歳以上推奨
2 ライオンキング
The Lion King
★☆☆ カップル・ファミリー
全ての人向け
6歳以上推奨
3 オペラ座の怪人
The Phantom of the Opera
★★☆ カップル・大人向け 4歳未満不可
4 アナと雪の女王
Frozen
★☆☆ カップル・ファミリー
全ての人向け
8歳以上推奨
5 シカゴ
Chicago
★★☆ 大人向け 4歳未満不可
6 ブルーマン
Blue Man
☆☆☆ 全ての人向け 3歳未満不可
7 ウィキッド
Wicked
★★☆ 大人向け 5歳未満不可
8 ブック・オブ・モルモン
The Book of Mormon
★★★ 大人向け 4歳未満不可
9 スリープ・ノー・モア
Sleep no more
☆☆☆ 大人向け
一人旅・女子旅・学生に人気
16歳未満不可

『ブルーマン』と『スリープノーモア』は、英語なしです。つまりセリフがないので、英語難易度ゼロ!英語が苦手な人も安心して見に行くことができるので人気があります。

人気ブロードウェイミュージカルのストーリー紹介

ミュージカルを選ぶときに最も大切になってくるのは、やはりどんなお話なのか?です。見どころと合わせてストーリーを簡単に紹介します。

1. アラジン

Aladdin (1)

ディスニーのブロードウェイミュージカルである『アラジン (Aladdin)』は、舞台、衣装、音楽、すべてがディズニーらしい夢のある楽しいミュージカルです。
映画『アラジン』を原作としたミュージカルで、子供から大人まで誰でも楽しめるおすすめのミュージカルです。
舞台は砂漠に囲まれた都 アグラバーです。主人公のアラジンはアグラバーの下町に住む貧しい少年でした。アグラバー王国には、宮殿の暮らしを窮屈に感じている王女様、ジャスミンが住んでいます。ある日ジャスミンは、宮殿を抜け出し平民を装い、外の世界、下町へと遊びに行きます。そこで運命的に出会ったのがアラジンです。
そんな矢先、アラジンは徴兵に捉えられてしまい絶体絶命。ジャファーに助けられますが、ジャファーの狙いは、アラジンを使って魔法のランプを手に入れることでした。ジャファーの思惑とは裏腹に、ひょんなことからアラジンが魔法のランプのご主人様になってしまいます。そこで登場するのが魔法のランプの精、ジーニーです。楽しい歌と踊りと笑いが絶えない最高のキャラクター、ジーニーとアラジンの物語の始まりです。アラジンの願いは?王子様になること?!ジャスミン王女に恋したアラジンの恋は叶うのでしょうか?「ホールニューワールド」の美しい曲が心に残る、夢の世界を見せてくれるショーです。ドキドキワクワクの展開が見逃せないおすすめのショーです。

▶️  アラジン ブロードウェイミュージカルへ NYの大人気ブロードウェイショー

2. ライオンキング

Lion King (1)

ディスニーのブロードウェイミュージカルである『ライオンキング (The Lion King)』は、ディズニーらしい明るい舞台にノリのいい音楽の楽しいミュージカルです。ミュージカル『ライオンキング』は、1997年からニューヨークのブロードウェイで公開されており、トニー賞のベストミュージカル賞をはじめ、数々の賞を受賞してきた人気の作品です。
『ライオンキング』のアニメ作品を見たことがある人も多いかもしれません。ライオンキングのミュージカルを観に来る前に、映画を見てくるとより理解しやすくなります。
ストーリーの舞台は、アフリカの広大なサバンナです。そこに生きるライオンの子供シンバの成長の物語です。父は動物王国の王様、ムファサです。叔父のスカーの陰謀により死んでしまいます。シンバは一人王国を出、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァの二匹に出会い救われます。ライオンキングのお馴染みの音楽「ハクナ・マタタ」、「心配しないで!なんとかなるさ」を繰り返しながら、楽しく、そして立派に成長していきます。
そんなシンバも大人になり、動物王国の平和のために、父の仇であるスカーと対決することになります。シンバと動物王国はどうなっていくのか?笑いあり、感動あり、迫力のミュージカルです。

▶️  ライオンキング ブロードウェイミュージカルへ NYで大人気の楽しいおすすめのショー!

3. オペラ座の怪人

『オペラ座の怪人 (The Phantom of the Opera)』は、豪華なヨーロッパ風の舞台と衣装、そして迫力のオーケストラの音楽も楽しめる、最も長く続いているブロードウェイミュージカルです。1988年にトニー賞を7部門も受賞した作品で、一度は見てみたい名作です。『オペラ座の怪人 (The Phantom of the Opera)』は、映画にもなっているので、ミュージカル鑑賞前に見ておくと、より楽しめると思います。
舞台は、19世紀後半のパリのオペラ座です。オペラ座の地下には、オペラ座の怪人、ファントムが住んでいます。そんな彼が美しい歌声を持つ、クリスティーヌに恋い焦がれます。オペラ座の舞台で、ある日、主役のプリマドンナのリハーサル中に事件が起き、プリマドンナが降板する事態となってしまいます。
そこで、急遽プリマドンナの代役として抜擢されたのが、オペラ座の怪人が恋するクリスティーヌです。素晴らしい歌声を披露し、大成功の舞台となりました。クリスティーヌの歌がこんなにも素晴らしいのには実は秘密がありました。それは「音楽の天使」に歌を習っていたのです。オペラ座の怪人に地下に連れて来られてしまったクリスティーヌ、そこで彼女は「音楽の天使」がオペラ座の怪人だったことを知ります。そして、怪人の素顔も見てしまい、彼の秘めた思いも知ってしまいます。
クリスティーヌは、幼馴染のラウスと恋人同士でした。オペラ座の怪人とこの二人の恋の行方はこれからどうなるのか?迫力の音楽とともに舞台に引き込まれてしまうミュージカルです。

▶️  オペラ座の怪人 ブロードウェイミュージカルへ 感動の迫力ある舞台

4. フローズン(アナと雪の女王)

Frozen

ディズニーのブロードウェイミュージカル、『フローズン(アナと雪の女王)』は、先月からプレビューがスタートし、つい先週から本公演がスタートしたばかりの2018年の超最新作です。舞台に、衣装に、音楽に、ディズニーのアナ雪の世界を楽しめる人気作品となっています。「Let It Go ~、Let It Go ~」の歌で有名なディズニー映画『アナと雪の女王』は、ディズニーのアニメーションで最高の歴代興行収入作となりました。この映画の大人気作のブロードウェイミュージカルということで、オープン前から大変な話題作となっていました。
雪と氷を作り出す力を持つエルサとその妹アナ、そして可愛い雪だるまのオラフの冒険と姉妹愛の感動のストーリーで、ディズニーミュージカルの中で今一番の注目作品となっています。

▶️  アナ雪のブロードウェイミュージカル『フローズン』へ行ってきました!

5. シカゴ

Chicago Broadway Musical (2)

『シカゴ (Chicago)』は、登場人物たちのダンスと舞台を楽しむカッコいいアメリカらしい大人のミュージカルです。こちらの作品もブロードウェイのロングラン作品の一つで、トニー賞を6部門受賞した名作となっています。
舞台は1920年代、禁酒法時代の、ジャズ全盛期のシカゴです。裏切りにあい殺人事件を犯してしまった女性たちが集まる女性刑務所の物語です。刑務所の看守である貫禄あるママと敏腕弁護士に助けられ、女性たちがマスコミの力を使い、注目を浴び、悲劇のヒロインとして一世を風靡し、無罪を勝ち取るという、面白いストーリーです。
『シカゴ』は、米倉涼子さんや、NHKドラマ「マッサン」に出演していた、シャーロット・ケイト・フォックスさんが主役のロキシーを演じたことでも、日本でも話題になった作品で日本人の旅行者にとても人気がある作品です。

▶️  ブロードウェイ ミュージカル『シカゴ』へ NYブロードウェイのカッコいい人気ロングラン作品

6. ブルーマン

Blue_Man

『ブルーマン (Blue Man)』は、ニューヨークのオフブロードウェイミュージカルで一番人気がある作品です。舞台に登場する青い顔のブルーマンたちのコメディータッチのパフォーマンスは、セリフが一切なく、そのコミカルな動きで笑わせてくれるショーです。人気の秘密は、笑いの渦に巻き込んでくれる面白さもありますが、やはりそれに加えて、英語のセリフがないパフォーマンスショーで、英語が得意でない人も見るだけで楽しむことができるというのも人気の秘訣となっています。
ブルーマンの始まりは、1987年。3人組でブルーマン・グループを結成し、ニューヨークの路上でストリート・パフォーマンスを始めたのがきっかけとなり、大ブレイクしました。実は日本にも上陸し公演されていますが、本場ニューヨークのショーの方が迫力があると言われています。
世界的に大活躍しているブルーマンのオフブロードウェイショーは、ブロードウェイとはまた違った雰囲気の魅力のあるショーです。

7. ウィキッド

Wicked

『ウィキッド (Wicked)』は、日本でもお馴染みのあの童話『オズの魔法使い』の隠されたもう一つの物語で、2013年からブロードウェイで公演されているディズニーのミュージカルのひとつです。他のディズニーの作品などと比べると、少し英語力が必要です。
『オズの魔法使い』のドロシーがオズの国に迷い込む少し前のお話です。動物たちが人間たちと同じ言葉を話し、共存し暮らしていた平和なオズの国に異変が起きました。動物たちが言葉を話せなくなってきていたのです。
緑色の肌をした不思議な魔力を秘めた内気な女の子、エルファバ、と、ブロンドの髪の明るい性格の人気者の女の子、グリンダが、ひょんなことから大学の寮で同室のルームメイトになりました。見た目も性格も正反対の二人は対立することもありましたが、お互いを理解し、少しづつ仲良くなっていきました。そんなある日、エルファバの元へオズの魔法使いから招待状が届きます。グリンダと一緒に二人はオズの魔法使いが住むエメラルドの都を訪れ、とても感動するのですが、とんでもない事実に気づいてしまいます。動物たちの言葉を奪っていた正体は、オズの魔法使い?!二人は動物たちを助ける決意をしますが、オズの魔法使いの陰謀でエルファバが悪者になってしまうのです。二人の友情はどうなっていくのか?オズの国の平和は取り戻せるのか?行方が気になりのめり込んでしまう物語です。

8. ブックオブモルモン

TheBookofMormon

2011年にスタートした『ブックオブモルモン (The Book of Mormon)』は、ニューヨークタイムズにより今世紀最高のミュージカルと評されたことのある名作で、2011年にトニー賞9部門を獲得しました。モルモン教がテーマとなった面白可笑しいコメディ作品となっています。そのため、英語が理解できた方が楽しめます。
2人の若いモルモン教の宣教師が、ウガンダでモルモン教の布教活動をするストーリーです。送られた宣教師の一人は、強い信仰心を持つ優等生の宣教師、プライス。パートナーとして選ばれて行ったのは、真逆の劣等生的存在の宣教師、カンニングハムでした。
二人は、初めての土地、ウガンダで色々な大変な目に合います。暴力、病気、食糧不足が蔓延するウガンダ。でも、ウガンダの人たちは「ハッサ・ディーガ・イーボア!」といつでも歌って二人を励ますのです。それがどんな意味なのか知ってびっくり、「ファック・ユー・ガッド!」?!この地で布教の任務を果たすことが本当にできるのか、笑いいっぱい、ハラハラするストーリーです。

9. スリープノーモア

Sleep No More (4)

『スリープノーモア (Sleep no more)』は、オフブロードウェイのひとつで、セリフが一切なく、役者さんたちのパフォーマンスを見て楽しむショーなので、英語が苦手な人でも楽しめます。
ただし、このスリープノーモアは、ただのショーではありません。お客さん全員が、ショーの開始前に “見えざる者 (Anonimous)” になるために、真っ白のマスクをかぶります。通常のミュージカルのように席はありません。架空のホテル、McKittrick Hotel の建物が会場となり、このホテルのいくつかのフロアを自由に動き回りながら楽しむ体験型のショーとなっています。広い会場内に神出鬼没に登場し、ダンスをしたり演じたりする俳優さんたちを見つけては、追いかけて鑑賞するという、前代未聞のショーとなっています。
ストーリーのベースは、シェイクスピアの『マクベス』と、ヒッチコック監督の映画『レベッカ』です。ストーリーを理解して楽しむというよりは、そのショーの空間にいる時間を楽しむ感じです。
このショーは、中に入ったら一緒に来たお友達ともみんなバラバラになります。ショーの最後には不思議とみんなが同じ場所に集まるので最後には会えますが、ショーの時間中は、みんなが一人で楽しむというショーです。

▶️  スリープノーモア 話題のハラハラドキドキ体験型ショー!チェルシーのマッキトリックホテルの大人気オフブロードウェイショー

ブロードウェイミュージカルチケットのお値段ってなんでそんなに違うの?

ブロードウェイミュージカルのチケットは、劇場や、公式ウェブサイトなどでも販売していますが、なぜか格安チケットというのもあり、買う場所によって値段が違うのを不思議に思ったことはありませんか?
その理由を聞いてみたのですが、ちょっとなるほど!と思えるお話でした。

まず普通にミュージカルの劇場の窓口や公式サイト (Ticket Master など) へ行ってチケットを購入する場合は定価となりますが、自分の好きな座席をピンポイントで指定することができます。座席の種類、列、座席番号まではっきりと前もって選ぶことができるので、ミュージカル通の人は自分の好きなベストシートを選びたいので必ず定価のチケットを購入しますよね。

座席にこだわりがある場合は、公式サイトなど座席指定ができる場所でのチケット購入がおすすめですが、それ以外のところから購入した場合はどうなるの?というと、実は座席の種類までしか選べません。具体的に何列目のどこの席というところまで選ぶことができません。

旅行会社で手配されるミュージカルのチケットは、定価より安くなっていることがありますが、それは、上記でいう、座席の種類までしか選べない座席指定なしのチケットだからです。したがって、列や座席番号は事前にはわかりません。劇場が席を指定するので、座席の選択はできません。その代わり劇場側から旅行会社に安くチケットが提供され、旅行会社で安くチケットを購入することができる仕組みになっています。

ブロードウェイチケットのお値段って本当驚くほどバラバラに違います。全部一律にしてくれたらこんなに迷わなくていいのに、なんて思いますが、せっかくリーズナブルなチケットがあるならば、状況に応じて臨機応変に選びたいところです。

今回ビックアップルパスの旅行会社 (NEWYORKing) さんに伺ったのですが、色々と旅行会社の方でも、劇場との契約がそれぞれ違いがあるそうで、旅行会社が劇場からチケットを購入する際も、各旅行会社ごとにチケット購入時の手数料契約が違うのだそうです。特に日系の旅行会社となると、日本人旅行者に人気の繁忙期のシーズンのチケットはちょっと割高になったりするなど、値段の変動があるようです。お客さんが日本人だけではないニューヨークの現地旅行会社だと、日本人が多く来るシーズンなどといった要因は関係がないようで、値段変動も少ないので安定して安い価格で買うことができるのだそうです。タイムズスクエアの近くの現地旅行会社 ビックアップルパスの旅行会社(NEWYORKing)さん のミュージカルチケットのお値段は、こちらで確認できます。

旅行会社の方のお話はなかなか興味深かったですが、今まで謎だったブロードウェイミュージカルのチケット価格の違いも何となく理解できた気がします。個人的には、ショーによっては直接公式サイトからピンポイントで好きな座席を選んで購入することもありますが、通常、リーゾナブルなチケットがあれば、座席の種類のみの指定で購入することが多いです。

ニューヨークのブロードウェイミュージカルのチケット購入時の参考にして下さい。

NY現地旅行会社に聞いてみました!日本人に人気のブロードウェイミュージカルは?人気ランキングと選び方 was last modified: 1月 5th, 2020 by mikissh