ニューヨークでは手軽に美味しいグルメを楽しめるフードホールがすっかり人気となっている今日この頃で、その数も激増中で、フードトラックと共に今ではすっかりニューヨークの街に定着する存在となっています。そんな中、先月、新しい北欧をテーマにしたグルメスポット、グレート・ノーザン・フードホール (Great Norther Food Hall) がオープンしました。
実はこの新しいフードホールは、世界のベストレストランにも選ばれた、あのデンマークの超有名レストラン「Noma ノマ」の共同創業者、クラウス・メイヤー (Claus Meyer) さんによるもので、普段あまりお目にかかることの少ない北欧の美しいグルメを集めたフードホールとなっています。
グランドセントラルターミナル内のヴァンダービルトホールにできたこの Great Northern Food Hall は、食べ物はもちろん、会場の雰囲気もすべてモダンでおしゃれな北欧風です。
世界のベストレストランにも選ばれたデンマーク・コペンハーゲンの有名レストラン NOMA の共同創業者である、Claus Meyer さんは、新しい北欧スタイル料理の先駆けの人でもあります。
通常、ニューヨークのグルメマーケットは出店したい店を募り、それぞれの場所を貸し出すという形を取りますが、この Great Norther Food Hall の特徴はコンセプト、メニューなど全てClaus Meyer さんがトータルでプロデュースしていることです。
Claus Meyer さんはフードビジネス以外にも The Melting Pot Foundation という財団を運営し、デンマークの刑務所などで料理を教えるというような活動をしています。こちらの記事で紹介されていますが、ニューヨークでも、ブルックリンの Brownsville に NPO のレストランと料理学校を立ち上げようとしているようです。
このレストランと料理学校は ローカルの人たちの食への意識を高めるためだそうですが、シェフの人材発掘、育成も兼ねているのでしょう。シェフを目指すローカルの若者にその場所で取れる新鮮な野菜や食材を使って料理することを教え、レストランではそんなシェフたちのつくる料理を安く提供するというようなコンセプトとなるようです。
北欧らしいベリーたっぷりの彩り鮮やかな美味しそうなケーキが並んでいます♡
Claus Meyer さんが、グランドセントラルターミナル内のマーケットにあるMurrays Cheeseや Farm to Table で、新鮮な食材を手に入れ、デンマーク風オープンフェースサンドイッチを作って紹介してくれています。
こちらのフードホール以外に、実はグランドセントラル内にもうひとつ Claus Meyer さんによるハイエンドレストラン、Agern ができています。ニューヨーク周辺の食材を使い、北欧料理を提供するというコンセプトのレストランです。何かスペシャルな機会があれば試してみたいレストランですね。
Great Northern Food Hall
the Vanderbilt Hall in Grand Central Terminal
89 E 42nd St, New York, NY 10017 MAP
Monday – Friday 7 AM – 8 PM
Saturday – Sunday 8 AM – 7 PM
グランドセントラルターミナルは、ニューヨークの見どころのひとつです。グルメ、ショッピング、見どころはこちら。
