アイダホポテトミュージアムでジャガイモの秘密に迫る

Idaho Potato Museum (1)

アメリカのポテトの大産地、アイダホ州のアイダホポテトミュージアム (Idaho Potato Museum) へ行ってきました!とても小さなかわいらしいお芋博物館なのですが、アイダホ州のポテトについて伝えるには十分な、期待以上に楽しめた場所となりました。ポテトについての学びも多かったのですが、それに加えて、ポテトミュージアムのお隣にある、アイダホポテトミュージアムカフェが美味しくて楽しめました。

Idaho Potato Museum

ワイオミング州の グランドティトン国立公園 を訪れた後、ソルトレイクシティに向かう途中、アイダホ州にも立ち寄ってみました。アイダホと言えば、まず思い出すのがジャガイモということで、アイダホフォールズ (Idaho Falls) で一泊した後、向かったのが、ブラックフット (Blackfoot) という町にあるアイダホポテト博物館です。
館内には、世界、そしてアイダホのジャガイモの歴史から、各種ジャガイモ関連製品の紹介、様々なキャラクターを用いたアイダホ州のジャガイモマーケティングまで色々な展示があります。

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ジャガイモの原産は、ペルーやボリビアなど南米のアンデス山脈とされていますが、大航海時代にヨーロッパ人に発見されることにより、ヨーロッパを経て、世界中に伝播した食べ物です。こちらは、ポテトが世界に伝播していった様子を表す世界地図で、北米にもヨーロッパを経由し、やって来ました。

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アイダホでは、19世紀中頃に、開拓者たちによって、ジャガイモの栽培が行われていたそうです。

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アイダホ州のアイダホポテト作りの生命線になっているのは、イエローストーンの噴火により形成された土壌とその中央を流れる川、スネークリバーです。このアイダホポテトミュージアムのある町、ブラックフットのあるアイダホ州の東部が最もジャガイモ作りが盛んなエリアとなっています。

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ポテトの生産者から私たち消費者へのメッセージとして、一見見かけが悪いジャガイモも、実は全然問題なく食べれるんだよ、という例を紹介してくれていました。ジャガイモを真っ二つに切ったときに、中に空洞があっても、それは腐っているわけではなく、普通に食べられるジャガイモなのだそうです。

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ポテトには色々な種類があって、それぞれ微妙に特徴があって違うということを学べます。確かに、アメリカに来てから、色々な種類のポテトを食べるようになりました。ラセットポテトや、レッドポテト、フィンガーリングポテトなどなど。アイダホでは、主にラセットポテトが生産されています。

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アイダホポテトにまつわる映像が見られる小さなスクリーンルームがあり、マクドナルドのポテトができるまでや、大きな機械を利用して非常に効率的に驚くほどの大量のジャガイモを収穫・出荷するアイダホポテトの農家の現場の様子など、面白い内容のものがありました。

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アメリカにはポテトのためのキッチングッズ、バーベキューグッズが色々あります。

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お馴染みプリングルスのポテトチップスもアイダホポテトの製品です。
このプリングルスの巨大ポテトチップスがギネスブック入りしたそうで、そんな巨大チップスも展示されていました。

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プリングルスだけでなく、日本でお馴染みの商品も、Idaho Potato Chips from Japan ということで、日本のアイダホポテトチップスの代表商品として展示されています。贅沢塩キャラメルのポテトチップスが展示されていましたが、初めて見た商品かも。日本は本当に色々な味があってお菓子が楽しいですよね。

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アイダホでの、ポテト農業の歴史、

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そして、収穫後、出荷までの過程なども紹介されています。

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大きな機械で一気にジャガイモを収穫する、なんとも効率的でパワフルな農業の映像に驚きました。しかも、お芋の収穫と同時に、わざとジャガイモを落としてきて、収穫と種まきを同時にする効率化された農業の様子もすごいのです。

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トラクターなども展示されています。

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ミュージアムのギフトショップでは、色々なジャガイモグッズが置かれています。

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アイダホポテトのキャラクターくん。

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アイダホポテトミュージアムに隣接している、アイダホポテトミュージアムカフェは、ミュージアム見学後の定番コース。ここでホクホクのアイダホポテトのオーブン焼きと、アイダホポテトアイスクリームを頂きました。ポテトのオーブン焼きは、ポテトの生産地のお芋ということで、巨大でビックリしちゃいました。そこにバターをのせて、トロトロととろけてくるバターと一緒に頂くポテトはさすがの美味しさ!
その他、メニューには、フライドポテトや、ポテトスープなど、ポテトメニューがいっぱいあります。お店のお兄さんおすすめのポテトのアイスクリームを頼んでみましたが、濃厚だけど甘さ控えめで美味しいお芋アイスでした。
アイダホポテトミュージアムは、美味しいポテトも味わえる楽しいミュージアムでした。

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アイダホポテトミュージアムに来たら、外の記念撮影スポットで写真撮影を忘れずに。

Idaho Potato Museum

1時間程で見て回ることができる小さなミュージアムで、ソルトレイクシティからイエローストーン、グランドティトンへ向かう途中に、休憩がてら立ち寄ってみるのにおすすめです。

アイダホポテトミュージアム Idaho Potato Museum
130 NW Main St, Blackfoot, ID 83221 地図

アイダホポテトミュージアムから車で5分ほどの近くで開催されていた、東部アイダホ州のお祭りイベント、Eastern Idaho State Fair に立ち寄ってみました。ローカルの人たちがかなり来ていて、とてもにぎわうイベントでした。アイダホ州ブラックフットは短い滞在時間だったのですが、楽しい時間を過ごすことができました。

Eastern Idaho State Fair

アイダホポテトミュージアムに立ち寄った旅の全行程はこちらで紹介しています。

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アイダホポテトミュージアムでジャガイモの秘密に迫る was last modified: 8月 15th, 2020 by mikissh