日本は、9月7日から、ワクチン接種者の帰国前事前検査が必要なくなるなど水際対策の緩和を進めていますが、いよいよ10月11日から、外国人の旅行制限を解除し、一日の入国者数の上限が廃止となり、アメリカをはじめ多くの国から査証なしで個人旅行ができるようになります。合わせて、日本国内旅行を推進する、全国旅行割をスタートさせることも発表されました。ここ数年、外国人が日本を訪れるのは、難しい状態が続いていましたが、ようやく正常に近い状態が戻って来ます。
ニューヨークでは、街中や観光スポットなどでも、マスク姿の人は、かなり減りつつあり、すっかりパンデミックが終わったかのような日常が戻って来ています。観光スポットでは、パンデミック以降、アメリカ国内の旅行者が多かったですが、最近では、すっかりヨーロッパをはじめ海外からの旅行者が激増しています。
アメリカでは、旅行制限もすっかりなくなり、そろそろ国外旅行に出かけようかなという人も多いと思いますが、いよいよ日本も、10月11日から、外国人の旅行制限が解除され、アメリカをはじめ多くの国々から査証なしで、自由旅行をすることが可能になります。
日本は、パンデミック以降、厳しい水際対策により、特に外国人による日本訪問は、長い間、困難な状態が続いていました。外国人による、親族・知人訪問、出張など訪問可能な例外はありましたが、査証取得のための特別な事務手続きが必要でした。また、6月からは旅行もできるようになりましたが、グループツアー参加の場合のみという制約があったりしたため、訪問を躊躇する人も多かったと思います。
9月7日からは、ワクチン接種完了者は、搭乗前の事前検査が不要になったり、水際対策の緩和が進められて来ました。
そんな中、国連会議でニューヨークを訪問中の岸田首相は、今日9月22日、水際対策をさらに緩和することを発表しました。10月11日からアメリカをはじめとした多くの国々からの外国人の査証なし訪問が復活し、個人旅行も可能となります。これまで、外国人の一日の入国者数の上限が定められていて、9月からは5万人が上限となっていましたが、10月11日からは完全に廃止されます。また、10月11日から、旅行やイベントを推進するため、国から補助金が出る全国旅行割とイベント割がはじまります。
詳細は、こちら です。
全国旅行割は、以前行われた、Go To トラベル 同様、国内旅行を推進する政策で、旅行代金が4割引（上限：5000円、交通付きツアーは、8000円）の割引がされる他、地域の飲食店やお土産屋さんなどで利用できるクーポン（平日: 3000円分、休日: 1000円分）が配布されます。イベント割は、コンサートやスポーツイベント、映画、遊園地、ミュージアムなどのチケット代が、2割引となります。どちらも、割引を受けるには、本人確認の他、ワクチン接種3回完了済みなどの条件が課されます。
家族に日本国籍を持っていない人がいる家庭や、個人、スモールビジネスなど、ここしばらく日本を訪れにくかった外国人もこれで訪問しやすくなります。YouTuber たちも、大挙して押し寄せて来るかもしれませんね。2019年レベルに回復するには、しばらく時間がかかると思いますが、今回の緩和で、海外からの旅行者は、かなり急増するのではないかと思います。
アメリカは、6月からフライト前の事前検査がなくなり、すでに緩和されているので、日本の旅行制限が緩和することで、みんなが本当に自由に旅行ができるようになります。
