“Manhattan’s Oldest Chocolate House” と呼ばれる、ニューヨークきっての老舗のチョコレートショップ、ライラックチョコレート (Li Lac Chocolate) のご紹介です。ゴージャスさや派手さはないのですが、その分親しみやすいチョコレートショップとして、チョコレートが大好きなニューヨーカーにとっては欠かせないお店になっています。グランドセントラルステーションのマーケット内にも店舗があり、小さなスペースにチョコレートが山盛りに飾られています。
このお店の名前は、ライラックチョコレート (Li Lac Chocolates)、1923年創業のお店で本店はグリニッジビレッジにあります。いい材料を使い、昔からの製法で手づくりしているチョコレートは、甘過ぎずとってもおいしいです。実は、このチョコレート屋さんの工場がブルックリンにあるので、つねに新鮮なチョコレートが手に入るというのも美味しさのポイントかもしれません。この量り売りのチョコレートショップの雰囲気が何だかイタリアとかヨーロッパの下町にあるチョコレート屋さんのようで、まさにローカルに愛されるお店なのです。
フランスでチョコレート作りの修行をしてきたギリシア人、ジョージ・デメミトリオス (George Demetrious) さんが、ニューヨークに移住しお店を開いたのが始まりです。この1920年代のグリニッジビレッジはアーティストや新しいビジネスを始める人たちが集まる場所だったようで、現在のショップの場所からそう遠くない所、120 Christopher Street に当初はお店を構えていたそうです。
目移りしちゃうほどたくさん種類が並んでいるのですが、私は大体そういう時は、お店の人におすすめを聞いてみるか、常連さんの買うものを観察しならって買ってみたりします。今のところその方法で失敗したことはありません。こういうローカル御用達のお店であればあるほど、やっぱりそのお店のことをよく知り尽くしているのは常連さんです。量り売りなので、色々な種類を少しづつ買ってみました。カラフルな Non-Pareilsという名前のチョコレートは、自分で選んだら普通には選ばなかったものですが、常連さんにとても人気があってよく売れていたので買ってみたら正解でした。マーブルチョコ系でなかなかおいしく、しかも見た目がかわいいのでおみやげにもいいかも。オレンジピールや、チョコレートがけプリッツェル、ヘーゼルナッツトリフ、ピーカンやカシューナッツのチョコレートなど、色々買ってもお値段は良心的。ダークチョコレートなどもありますし、甘さも控えめでおいしい、うれしいお店なのです。
ライラックチョコレートの紹介ビデオです。昔ながらの方法で丁寧に作られている様子がわかります。
ニューヨーク中に店舗がいくつもあり、便利な場所が多いので買いやすいです。
チェルシーマーケット や、ハドソンヤード、グランドセントラル駅 など、ライラックチョコレートのお店が入っています。
もっとディープに知りたい人はブルックリンの工場へ訪れてみることをおすすめします。ファクトリーはショールームになっていて、ガラス越しにチョコレートの製造行程の見学をしたり、試食したりもできます。
▶️ ライラック・チョコレートのチョコレート工場へ行ってきました!
Li Lac Chocolates
ライラックチョコレート Li Lac Chocolates
ウエストビレッジ
75 Greenwich Avenue New York, NY 10014 地図
Bleecker Street
162 Bleecker Street New York, NY 10012 地図
チェルシーマーケット Chelsea Market
75 9th Avenue (at 15th Street)
New York, NY 10011 MAP
グランドセントラル駅 Grand Central Market
43rd Street & Lexington Avenue
New York, NY 10017 MAP
ハドソンヤード Hudson Yards
500 W. 33rd Street (at 10th Ave.)
4th Floor New York, NY 10001 地図
ブルックリン ファクトリー Brooklyn Factory インダストリーシティ
68 35th Street (between 2nd & 3rd Avenue)
Brooklyn, NY 11232 MAP
→ ライラックチョコレートのチョコレート工場
ハロウィンやイースター、バレンタインシーズンは特に盛り上がりをみせますが、ニューヨークは美味しいチョコレートショップの選択肢がいっぱいで、チョコレート好きにとっては1年中楽しい街です。