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史上最高額で落札されたダヴィンチの名画サルバトール・ムンディ 中東のルーブルアブダビへ


(Louvre Abu Dhabi’s exterior © Louvre Abu Dhabi, Photography: Mohamed Somji)

先日、ニューヨークのクリスティーズで史上最高額となる $450m で落札されたレオナルド・ダヴィンチ作とされるサルバトール・ムンディ (Salvator Mundi) の絵画は、落札者が謎に包まれていましたが、いよいよその正体が明らかになって来ました。そして、史上最高額で落札されたばかりの絵画は、アブダビにオープンしたばかりの新美術館ルーブルアブダビ (Louvre Abu Dhabi) にて展示される模様です。

通常、巨額の落札者は、一つの勲章と言うことで、世界中で報道され、購入者の華々しいパブリシティともなるので、明らかにされることが多いですが、こちらの作品の落札者は匿名だったことで、資金の出所は、今、乗りに乗っているビットコインかも?など様々な憶測がありましたが、いよいよその正体が明らかになりつつあります。こちらがルーブルアブダビによるツイートです。

ところで、この名画サルバトール・ムンディは、ミュージアムによって落札されたのかと言うと実はそうではなく、ニューヨークタイムズによると、サウジアラビアの王子の一人が実際の落札者だそうです。特定のターゲット層に対する汚職取り締まりなど、最近のサウジアラビアの複雑な事情により名前は伏せられていたのかもしれません。最終的に、アブダビのミュージアムに飾られることとなり、一般公開されることで落ち着いたように見えます。

様々な報道がされていましたが、こちらのツイートによると、新美術館ルーブルアブダビのためにアブダビが購入したそうです。サウジアラビアの駐米大使館によると、名前の挙がったサウジアラビアの王子は、アブダビの代理人としてオークションに参加したとのことです。

ところで、「ルーブルアブダビ (Louvre Abu Dhabi)」は、アブダビとフランス政府による30年間のジョイントベンチャーで、一か月前程にアブダビにオープンしたばかりの新しい美術館 & 文明博物館です。ミュージアムの建設には、巨額の資金が投じられ、10年間程かけて完成した巨大プロジェクトで、海に面した美しい建物となっているようです。現在の所、ミュージアムのコレクションは、600点程で、300点程がフランスからやって来ているそうです。ルーブル (Louvre) という名前の使用料と、展示作品のローン、アドバイス料などで、アブダビからフランスに巨額な支払いが行われるそうです。

こちらの記事では、2019年秋に、フランスのルーブル美術館で計画されているダヴィンチ展に、サルバトール・ムンディ (Salvator Mundi) もやって来るかもしれない、というルーブル関係者のコメントがで紹介されていますが、フランスのルーブルとアブダビの関係を考えるとその可能性は高いかもしれません。

現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館ではミケランジェロ展が行われていますが、世界で最も有名な絵画とも言われる『モナリザ』などダヴィンチの作品を多く所有するフランスのルーブル美術館では、ダヴィンチ展を計画中のようで、ルネサンス時代のライバル同士のアーティスト対決が、現代においても世界で一二を争う美術館同士で行われているのは面白いですね。

現在ニューヨークで開催されている世界の53もの美術館から一堂に作品を集めたミケランジェロ展はこちらです。

メトロポリタン美術館でミケランジェロ特別展開催中!行列ができるルネサンス巨匠の貴重なコレクションが大集合

史上最高額で落札されたダヴィンチの名画サルバトール・ムンディ 中東のルーブルアブダビへ was last modified: 12月 8th, 2017 by mikissh